スカイラインの上位に位置する高級セダン、日産 フーガを徹底解説

日産 フーガは、伝統的な高級車の枠を超え、抜群の走行性能と快適性、質感の高いインテリアをもつ高級スポーティセダンです。
40年以上の歴史を持つセドリックおよびグロリアの後継車として、2004年に発売されました。
日本国内ではフーガという名称ですが、海外では日産の高級車ブランド、インフィニティからMシリーズ(後にQ70)として販売されていました。
ライバル車との比較
フーガのライバル車としてあげられるのは、同じ高級スポーティセダンのトヨタ クラウン アスリートです。
そこで、日産 フーガと14代目クラウン アスリートのスペックを比較してみます。
トヨタ クラウン アスリート

価格帯は、トヨタ クラウンアスリートのほうがエントリーグレード・上級グレードともに安くなっています。
ボディサイズはほぼ同じですが、日産 フーガのほうが大きいです。
エンジン性能は、出力、燃費性能ともクラウンアスリートのほうが優れています。
全体的に見ると、スペックに関してはほぼ同じ。高級車なので内装やデザインといった要素で選択することが多いでしょうが、全般的にhは、クラウンアスリートのほうが優れている点が多いと言えるでしょう。
日産 フーガ | トヨタ クラウンアスリート | |
---|---|---|
新車価格帯 | 416.8~621.1万円 | 396.3~618.3万円 |
全長×全幅×全高 | 4980×1845×1500mm | 4895×1800×1450mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2090×1535×1215mm | 1975×1510×1190mm |
最高出力 | 165Kw | 173Kw |
最大トルク | 258Nm | 350Nm |
燃費性能 | 11.2Km/L | 13.4Km/L |
日産の名車スカイラインと双璧をなす高級セダン

日産 フーガは、セダンの本質的な魅力である「走・美・快」の最高峰を追求し、高級セダンとしては日産の名車スカイラインと双璧をなすクルマです。
しかし、高級車セグメントはセダンよりもミニバンに人気が集まるようになり、特に国内においてはセダンは存在感が薄れつつあります。
そこで、フーガも日産というよりも、エンブレムをインフィニティのものをつけて、インフィニティブランドを押し出すようになりました。トヨタが高級セダンをトヨタ車ではなく、レクサスブランドでの販売を強化しているのと同様の動きと言えます。