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子育て中でも使えるSUV、スバル フォレスターの魅力とは?メリット、デメリットと、その他のおすすめSUVを解説

スバル フォレスター

子育て中ファミリーにピッタリの車と言えば、誰もが”ミニバン”をあげると思います。けれど、なかには「いかにも"ファミリーカー"というミニバン以外から選びたい」という方もいるでしょう。

特に最近はSUVブームということもあって、小さなお子さん連れであっても好みのデザイン・快適な走りが楽しめるSUVを選ぶパパママも増えているようです。

今回は、そんなSUVのなかから編集部の家族が実際に使っているスバル フォレスターの魅力や特徴を紹介。あわせて、おすすめのSUVを4台ピックアップしました。

Chapter
スバル フォレスターが「子育てでも使える」ポイント
子育て世代にとってデメリットとなるのはどんな点?
フォレスター以外のおすすめSUV
フォレスターがおすすめなのはこんなファミリー

スバル フォレスターが「子育てでも使える」ポイント

スバル フォレスター 5代目

子育て中の利便性を考えるなら、やはりミニバンは機能も充実しており、多くのファミリーに使いやすい車となっているのは確かです。

とはいえ「子育て世帯だからミニバンを買うべき」ということはなく、せっかくマイカーを購入するなら気に入った車を買いたいもの。

デザインや走行性能、安全性などを重視するのであれば、SUVをファミリーカー候補としても問題ありません。

もちろん、できるだけみんなが納得する一台を選ぶのも大切。

おもに運転するのは誰か、またパパとママでは視点が異なり重視したい機能が違うこともありますので、それぞれの車の特徴や機能性を見比べて選びましょう。

まずは、フォレスターをファミリーカーとして選ぼうか検討している方に向け、5代目(SK系)フォレスターを中心に、その特徴や魅力、子育て中に使えるポイントなどをいくつか紹介します。

SUVのなかでも室内空間が広く、チャイルドシートを乗せても圧迫感が少ない

スバル フォレスター 5代目

5人乗りSUVのなかで見ると、現行型の5代目フォレスターは比較的広めの室内空間を持っています。

これは、5代目に進化した際、スバルグローバルプラットフォームを採用したことでホイールベース長が拡大(先代比+30mm)したため。

前後席ともに左右席間や肩まわり、足元などに十分なゆとりを確保しているので、ドライバーが快適な姿勢で運転できるだけでなく、乗員もゆったりとくつろいでドライブを楽しむことができます。

スバル フォレスター 5代目 インテリア

特に小さなお子さんがいる家庭であれば、後席にチャイルドシートを並べて設置することもあるでしょう。

そんなときフォレスターのリアドアは、十分な開口幅と高さとともに、ドアの開く角度も90度近く取られて、チャイルドシートの積み下ろしも容易にしています。

ちなみにチャイルドシートの設置できる数は、スバル純正なら3脚、ISOFIXチャイルドシートは2脚となっています。

1台を片側に設置し、隣に大人が乗る場合でも、後席の足元や左右にはゆとりがあるので圧迫感は皆無です

チャイルドシートを2台置く場合は、流石に真ん中にもう1人乗るといった使い方は難しいですが、子どもの持ち物などちょっとした荷物くらいなら置けるスペースがありますし、中央と左右どちらかであれば空いた席に大人が座ることも可能です。

また前後席間のカップルディスタンスもしっかり確保されており、子どもが小さいうちは前席シートの背面を蹴る心配も少なくなっています。

室内長はグレードによって異なり、TouringとX-BREAKが2,140mmAdvanceとSPORTは2,130mm。室内幅はいずれも1,545mmです。

そこまで大きなサイズ差ではありませんが、グレードの価格帯なども考慮すると、子育て世帯でも購入しやすいTouringまたはX-BREAKがおすすめの選択肢と言えそうです。

荷室の広さも十分

スバル フォレスター 5代目 荷室

荷室(ラゲッジルーム)の広さ荷物の積み込みやすさもファミリーカー選びにおいては気になるポイントです。

フォレスターの荷室容量は509Lで、SPORT、XT-EDITION、STI Sport、STI Sport Black Interior Selectionではさらに容量が増え、520Lもの積載量を誇ります。

特に小さな子どもがいる家庭の場合は、ベビーカーを積むことも多いでしょう。

フォレスターの荷室高は884mm、最大幅は1,300mmとなっており、ベビーカーは横にすれば楽々入る広さです。

また荷室開口部下部の幅は1,258mmと大開口で、5人乗車時でも908mmの奥行きがあるため、ベビーカーを積みながら別の荷物もたっぷり積み込める余裕があります。

週末のお買い物やお出かけの際に荷物が増えても安心ですね。

スバル フォレスター 5代目 荷室

さらに、荷室フロアはフラットな床面となっているため、いざというときはおむつ替えスペースとして使うことも可能

ワンタッチでリアドアの開閉ができるパワーリヤゲート(リヤゲートロックスイッチ付)を全車に標準装備しているのも嬉しいポイント。

子どもを抱っこしながらや、荷物を持ちながらでも簡単に開け閉めが可能です。

またX-BREAKの場合は専用装備として、撥水ファブリック/合成皮革シート(シルバーステッチ)撥水カーゴフロアボードを装備しているので、汚れが付きにくく、汚れても簡単に拭きとることができるのでおすすめです。

安全機能はもちろん、運転のしやすさや走行安定性が◎

スバル フォレスター 5代目 安全装備

最近の車は、各社が用意する先進安全装備が搭載されていることが多く、フォレスターでもスバルの予防安全機能「アイサイト」を装備しています。

おもな機能は、万がいちの事故回避を支援するプリクラッシュブレーキ、後退時ブレーキアシスト、AT誤発進抑制制御、AT誤後進抑制制御や、快適な運転をサポートするツーリングアシスト、全車速追従機能付クルーズコントロール、定速クルーズコントロール、車線逸脱抑制/警報など。

このあたりはSUVに限らずミニバンでも搭載されているものが多く、ファミリーカーを選ぶならぜひ安全機能の充実を条件にしたいところです。

スバル フォレスター 5代目

SUVであるフォレスターならではのメリットを挙げるならば、運転のしやすさ走りの快適さ基本安全性能の高さなどがあります。

フォレスターは車高が高く、運転席に座った時の視線が高く、周辺を見渡しやすい視界になっています。

また最小回転半径も5.4mと小回りが効きやすいので、運転が苦手な方でも距離感が掴みやすく運転しやすいのが特徴です。

水平対向エンジンにフルタイムAWDを組み合わせたシンメトリカルAWDの走行中の安定性は抜群

ドライバーが快適な走りを楽しめるのはもちろん、乗員も揺れが少なく快適に過ごすことができます。特に子どもは車酔いしやすいことも多いため、揺れが少なくドライブ中も快適な車であることは大切です。

さらに乗員保護エアバックや歩行者保護エアバックをはじめとした安全性能は、2018年度の自動車アセスメント(JNCAP)において「衝突安全性能評価ファイブスター賞」と「衝突安全性能評価大賞」を受賞するなど、万がいちの衝突に強いのも魅力と言えます。

子育て世代にとってデメリットとなるのはどんな点?

車内 チャイルドシート

もちろん、車選びの際にはメリットだけでなくデメリットも確認したうえで検討する必要があります。

ここからは、フォレスターをはじめとしたSUVが子育てに向いていないとされる点、デメリットなどを紹介していきます。

メリット・デメリットを知ったうえで、どのポイントを重視してファミリーカーを選ぶのかを検討しましょう。

スライドドアがない

スバル フォレスター 4代目

SUVが子育てに向いていないと言われる理由は、おもに「スライドドアが搭載されていない」ことに集約されます。

スライドドアは、狭い駐車場などでも簡単・安心して開け閉めができること、低床化されているため小さな子どもも乗り降りしやすいこと、開口部が広いので自分で乗り降りできない子どもの乗降などにも使いやすいこと、など多くのメリットがあります。

そのため「子どもを乗せる車」であればスライドドアは必須とも言われるほど、子育て世帯には人気が高い装備となっています。

いっぽうでスライドドア搭載車は価格が高く、車重も重くなるため燃費が悪くなりやすいなど、経済的な面においてはデメリットも。

ファミリーカーを毎日の通勤などにも利用するという場合は、経済性を重視してスライドドア無しの車を選ぶのもアリと言えます。

ミニバンに比べるとやはり車内の広さは狭い

一般的なミニバンは3列シートを備えており、どの席に座っても広々としたゆとりある室内空間を持つものがほとんど。

フォレスターは、5人乗りSUVのなかでは広めの室内空間を持つとは言え、ミニバンと比べるとその広さの差は歴然です。

乗車人数は5人乗りの車で十分であっても、週末に5人以上で乗ることがあったり、車内移動のしやすさなどを優先するのであれば、ミニバンを選択するのが無難かもしれません。

ただミニバンは室内空間が広いぶん、空調が効くまでにも時間がかかり、燃費にも影響がある点は注意が必要。

特に1人で乗る時間が多い場合には、無駄に燃費が悪くなってしまう場合もありますので、用途と維持費のバランスを見てピッタリの車を選びましょう。

燃費が良いとは言えない

スバル フォレスター

ミニバンと比べて車体サイズは小さく、乗車人数も少ないフォレスターですが、SUVのなかでも燃費が良いほうとは言えません

理由は、スバル独自の水平対向エンジンとフルタイム4WDにあります。

2.0L 直噴エンジンと電動モーターを組み合わせた「e-BOXER」を搭載するTouring、X-BREAK、Advanceの燃費は、WLTCモードで14.0km/L

1.8L 直噴ターボエンジンを搭載するSPORTは、WLTCモード燃費が13.6km/Lという性能です。

カタログ燃費がこの数値なので、実際にはもう少し燃費が下がると考えると、ミニバンと大差ない実燃費になることも考えられます。

燃費性能にもこだわって車選びをするのであれば、他に燃費が良いSUVがあるため、そちらも検討するのがおすすめ。

ボディサイズや室内空間は変わりますが、WLTCモード燃費が30.8 km/Lというトヨタ ヤリスクロス(FF)などがあります。

フォレスター以外のおすすめSUV

日産 エクストレイル(T32)

日産 エクストレイル 3代目

日産のミドルクラスSUVの代名詞でもあるエクストレイル。初代から、「タフギア」のイメージもあり内装などにも大きくこだわっています。

先代エクストレイル(T32)にも当たり前のように継承されて、泥や水がついたアウトドアギアやグッズを気楽に積み込める工夫がしてあったりするのも大きな特徴です。

シートやフロアには防水加工が施され、遊んだ後のウエットスーツやスキーウェアなどを着たまま乗車することも可能。あわせてフロアには、水などがついても滑りにくい素材を使うなど、お子さんを安心して乗せることができます。

またラゲッジの防水ラゲッジボード(ガソリン車)は、濡れているスノーボードやスキーウェア、ウェットスーツもそのまま積むことができますし、砂や泥で汚れた釣具やキャンプ用品などを積み込んでも後の掃除が簡単です。

リモコンオートバックドアは、リモコンや運転席のスイッチで開閉できるほか、お子さんをだっこするなど両手のふさがった状態でも、リアバンパー下側に足先を入れるとバックドアが自動的に開閉できるなど、子育て世代に優しい装備が満載です。

パワートレインは、2.0Lガソリンエンジンと2.0Lハイブリッドが販売されていましたが、中古車の多くはガソリンエンジン車です。

マツダ CX-5 フィールドジャーニー

マツダ CX-5 2代目 2021改良

マツダ CX-5は、人気のミドルクラスSUVです。その基本は、都市型のクロスオーバーですが、2021年にアウトドアにも使いやすい細かな変更がなされた「フィールドジャーニー」が追加されました。

2.0Lのガソリンと、2.2Lクリーンディーゼルモデルのフルタイム4WD車にのみ用意される「フィールドジャーニー」は、走行モードを切り替えることができるMi-Drive(マツダ・インテリジェント・ドライブセレクト)にオフロードモードを用意

タイヤは、一般的なサマータイヤではなく冬場も使える17インチのオールシーズンタイヤが標準になります。

室内の荷室は、表面に不織布、裏面に樹脂素材を使ったフレキシブルラゲッジボードを装備。ボード下のサブトランクボックスも防水加工になっているなど、“家族や仲間と、都会から自由に行き来して日常生活もアウトドアライフも楽しみたいあなたへ”というメッセージを具現化した特別仕様車です。

エクステリアはフロントまわりを小変更。室内は、表皮に高級感のある合成皮革のグランリュクスを使用したシートに、シートステッチやパイピング、エアコンベゼルにライムグーリンのアクセントを施して、特別感を演出しています。

スズキ クロスビー

スズキ クロスビー 初代

スズキ クロスビーは、ハイトワゴンとSUVをあわせたクロスオーバーモデルです。

武骨さの中に可愛らしさも感じられるエクステリアに、ISG(モーター機能付き発電機)を付きのマイルドハイブリッド1.0L直噴ターボを搭載。駆動方式は、2WDのFFと4WDが選べます。

室内は、撥水加工シートをHYBRID MZとHYBRID MVに標準装着。ラゲッジは、後席背面とフロアを防汚タイプとし、汚れを取りやすくしています。

またラゲッジ下には、取り外して水洗いのできる「ラゲッジアンダーボックス」が用意されています。

濡れたり、汚れたものを放り込める便利なラゲッジアンダーボックスは、ちょっとの汚れやキズなどを気にせず、ガシガシ使うことができます。

トヨタ RAV4

トヨタ RAV4 5代目

トヨタ RAV4は、ハリアーと共通のプラットフォームを使うクロスオーバーSUVです。

クーペデザインで都会的な雰囲気をまとったハリアーに対し、スクエアに近いデザインに樹脂パーツでアクセントをつけたエクステリアで、アウトドアやオフロードなどラフな使い方が想定されて作られたモデルです。

室内のシートに防汚や防水加工はないものの、ラゲッジのデッキボードはフロアマット面と樹脂面を表裏に備えるリバーシブル構造。転がりやすいものや、お子さんが汚した洋服や濡れたタオルやシューズなど、載せるものによって使い分けることができるスグレモノです。

またデッキボードは、上下2段にセットできるようになっていて、上段にセットして後席を倒せば、ほぼフラットな床面で長尺物の積載に便利。

約55mm低くなる下段は、背の高い荷物や、リアゲートを開けたときにこぼれ出やすい荷物を積み込む際に重宝します。

ラゲッジの広さはリアシートを使用した状態で580L。奥行きはリアシートを使った状態で1,015mm、リアシートを倒せば1,880mmの長尺物も積載できます。

さらにリアゲートはハンズフリーパワーバックドアとなっており、両手がふさがっていてもリアバンパー下に足を出し入れするだけで開閉ができます。

フォレスターがおすすめなのはこんなファミリー

家族 夫婦 子ども

5人乗りSUVをファミリーカーとして選ぶのであれば、まずは3〜4人家族であることが条件となります。

5人乗りが可能な車とはいえ、後列真んなかの座席は窮屈なので、一時的に乗車する場合のみの使用にとどまります。

またチャイルドシートを設置する場合も、2脚を設置すると5人目の乗車は難しいでしょう。

ただしフォレスターは同サイズのSUVのなかでも広めの室内空間を確保しているので、室内のゆとり・荷室の広さを重視するにおすすめです。

とはいえ、どんな車も一長一短があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較したうえで、重視したい機能を備えた1台を選びましょう

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

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