中古でトヨタ・CH-Rを買うならこの車種がオススメ!

トヨタの新世代プラットフォーム(アーキテクチャ)である、「TNGA」第2弾としてリリースされたのが、C-HRです。
トヨタとしては、かなり思い切ったエクステリアデザインを採用し、ドレスアップ、チューニングのベースモデルとしても絶大な支持を集めています。
登場から約5年半が経っているのと、人気SUVということで物件数も多くなっています。
デザインコンシャスなCセグメント級SUV

現行プリウスに続き「TNGA(Toyota New Global Architecture)」第2弾として登場したトヨタ・C-HR。
日本発売は、2016年12月で、コンセプトカーをそのまま市販化したようなダイナミックなエクステリアをまとい、最新のプラットフォームらしい質の高い走りを備えていました。
筆者はプレス向け試乗会で、エクステリアデザインを担当したデザイナーに話を聞く機会があり、後方視界も含めた視界とデザインの両立について伺ったことがあります。
トヨタ社内の基準をもちろん満たしながらも、ギリギリまで攻めたデザインであることを確認できました。

なお、リヤシートの狭さを指摘する声もありますが、後席のシートサイズ自体はCセグメント級SUVとしては当時の平均に達している印象で、後席の着座位置(床面から座面先端までのヒール段差)が低く、閉塞感を抱かせます。
一方で、前席座面下への足入れ性も確保されていて、身長171cmの筆者が座るには実用になる足元空間を備えています。
とはいえ、身長180cmの乗員が4人座るような使い方にはあまり向かず、子ども2人がいるファミリーユースには対応できる、といった居住性といえそうです。

後席の広さが指摘される一方で、デザインコンシャスなエクステリアは一定の評価を得て、デビューから2年連続(2017年、2018年)でSUV販売台数ナンバー1に輝きます。
中古車市場でも「モデリスタ」ブランドのドレスアップ仕様(コンプリートカー)などが目立ちます。好みのブランドで、程度が良ければこうしたコンプリートカーを狙う手もあります。
試乗可能であれば、足まわり(乗り心地)やハンドリングのチェックもできればしたいところです。
人気は2WDのみのハイブリッドガソリンターボなら4WDも選択できる

また、登場時は、1.2Lガソリンターボと1.8Lハイブリッドが設定されていました。
なお、現在までハイブリッドは2WDのみで、4WDは未設定。街乗り中心であれば前者でも動力性能的には大きな不満は出ないはず。
人気なのは、燃費はもちろん、静粛性にも優れた後者です。
2018年5月に受けた一部改良では、1.2Lガソリンターボ仕様に2WD車が追加されています。
2019年10月にはマイナーチェンジを受け、「GR SPORT」や1.2Lターボ仕様に、6速MT仕様が追加されています。
MTはもちろん、「GR SPORT」も物件数は少なめですが、カタログモデルのスポーティな仕様も差別化を図りたい人にオススメです。

さらに、2020年8月の一部改良では先進安全装備をアップデート。
夜間の歩行者、昼間の自転車に対応したほか、交差点右折時に直進してくる対向車、右左折時に対向方向から横断してくる歩行者にも対応する最新版の衝突被害軽減ブレーキ、車線中央を維持するアダプティブクルーズコントロールなどが用意されています。
2020年8月の一部改良後モデルは、登場から2年ほどしか経っておらず、中古車市場でも高値安定しています。
物件数もそれほど多くはありませんが、安全性を最重要視する方にオススメです。

C-HRは、ハイブリッドの4WD(E-For)が設定されていません。
そのため、降雪地域などで4WDが必須の場合は、1.2Lガソリンターボ仕様から選択することになります。
2WDで十分であれば、WLTCモード燃費が25.0~25.8km/Lに達するハイブリッドの省燃費性能が目を惹きます。
先進安全装備の「トヨタ・セーフティ・センス」は全車標準で、「G」、「G-T」以上に本革巻ステアリングホイール、上級ファブリック/本革シートなど質感を高める装備が用意されています。