マツダ ロードスター(ND系)にかかる維持費は?費用内訳を解説!

マツダ ロードスターは、スポーティな外観と手ごろな価格で人気の車種ですが、維持費はどの程度かかるのでしょうか?
また中古車で購入する場合、注意すべき点はあるのでしょうか?
この記事では、マツダ ロードスターの維持費について詳しく解説します。維持費を抑えるためのおすすめの方法も紹介します。
- Chapter
- マツダ ロードスターはどんな車?
- マツダ ロードスターにかかる維持費を詳しく解説!
- マツダ ロードスターの中古車の維持費はどのくらい?新車と比べると?
- 中古車でロードスターを選ぶならどのグレードがおすすめ?
マツダ ロードスターはどんな車?

マツダ ロードスターは、世界中の愛好家に支持されている日本を代表するオープンカーです。
初代のユーノス ロードスター(NA系)が登場したのは1989年のことで、現在は2015年にデビューした4代目(ND系)が販売されています。
4代目ロードスターの特徴は、マツダの「魂動(こどう)-Soul of Motion」デザインとスカイアクティブテクノロジー(SKYACTIV TECHNOLOGY)を全面採用したことで、人馬一体を実現していることです。
エンジンは、最高出力97kW(132PS)/7,000rom、最大トルク152Nm(15.5kgm)/4,500rpmを発生する1.5LのNA(自然吸気)のみで、トランスミッションには6速MTまたは6速ATを組み合わせ、燃費性能は、ATで17.2km/Lとなっています。
また先進安全装備は、車線変更時に側方や後方から接近する車両の存在を知らせる「ブラインドスポットモニター」をはじめ、「車線逸脱警報システム」「アダプティブフロントライティングシステム」「リアクロストラフィックアラート」などのほか、2018年6月の商品改良以降モデルには、衝突被害軽減ブレーキの「アドバンストスマートシティブレーキサポート」が標準装備されました。
マツダ ロードスターにかかる維持費を詳しく解説!

1.税金

■自動車税(種別割)
自動車税は、車の排気量に応じてかけられる税金です。マツダ ロードスターは、排気量1.5Lなので3万500円です。
車両の環境性能によって軽減措置が用意されていますが、ロードスターはエコカー減税の対象外となっています。
また新車登録から13年以上が経過した車に対しては、自動車税(種別割)が約15%増税となります。
■自動車重量税
自動車重量税は、車の重量に応じてかけられる税金です。新車登録時に3年分の税金をまとめて支払うほか、2年ごとの車検時にも2年分をまとめて払います。
マツダ ロードスターの車両重量は、990kg〜1,060kgで、Sグレードの特別仕様車(MT車)のみ車両重量税は1年あたり8,200円、それ以外のモデルは1万2300円になります。
2.車検代

マツダ ロードスターの車検には、おもに法定費用と車検基本料がかかります。
■法定費用
法定費用には、以下の費用が含まれます。
自動車重量税:自動車の車両重量に応じて課税される税金
自賠責保険料:自動車保険の一種で、車を所有 運転する人が加入する義務がある保険
印紙代(検査手数料):車検証や自賠責保険証などの発行に必要な印紙代
これらの費用は、国や自治体に納める必要があり、車検業者によって異なることはありません。
自賠責保険料は、どの保険会社で契約しても同じです。
検査手数料は、1,600円〜1,800円で、持ち込み検査の場合は2,300円が必要です。
■車検基本料
車検基本料には、点検費用、整備費用、代行手数料などが含まれます。業者ごとに価格設定が異なるため、維持費を安く抑えたいなら見積もりをとって比較したうえで業者を選ぶのがおすすめです。
傾向としては、ディーラーがやや高めで、ガソリンスタンドや車検専門店、カー用品店などであれば比較的安く車検を受けられる場合が多いようです。
3.ガソリン代

現在販売されているマツダ ロードスターには、SKYACTIV-G 1.5エンジンが搭載されています。
燃費性能は、WLTCモードでAT車が17.2km/L、MT車が16.8km/L となっています。
AT車で、年間1万㎞を走行するとした場合、必要な燃料の量は約581リッターで、1リッターあたりガソリン価格を160円で計算すると年間9万2,960円となります。
4.自動車保険料
自動車保険には、全運転者に加入が義務づけられている「自賠責保険」と、任意で好みの補償を選び加入する「任意保険」の2種類があります。
■自賠責保険
自賠責保険は、車を運転する全ての人に加入が義務付けられている保険であり、万がいちの事故で被害者に対して賠償するものです。
自賠責保険料は、37ヶ月契約の場合2万4,190円、24ヶ月では1万7650円となります。
■任意保険
任意保険は、自賠責保険だけではカバーできない損害に対する保険であり、補償内容や運転者の条件 年齢 人数、車種などによって保険料は変動します。
費用を抑える方法としては、まずは自動車保険会社や保険商品を比較し、適切な保険商品を選ぶやり方がありますが、保証内容はそれなりに変わってきますので注意が必要です。
5.メンテナンス代

ロードスターの定期メンテナンスには、エンジンオイル交換、オイルフィルター交換をはじめ、ブレーキフルード交換、エアコンフィルター交換、ブレーキ、ベルト類やタイヤのチェックなどさまざまな項目があります。
メンテナンスを定期的に行うことで車両の状態を維持し、安全なドライブを実現できます。
オーナー自身でメンテナンスできる項目は、自身で行い、その他をディーラーや専門工場に任せるようにすると費用を抑えることができます。
6.駐車場代
持ち家の場合はあまり必要ありませんが、賃貸物件に住んでいる方や駐車場がない都市部などでは、駐車場代もかかってきます。
価格設定は地域ごとに大きく異なるため、周辺の駐車場の料金を確認した上で維持費の計算をしてみましょう。
マツダ ロードスターの中古車の維持費はどのくらい?新車と比べると?
基本的には、購入するのが新車でも中古車でもかかる維持費は変わりません。
ただし、中古車は劣化が進んでいる場合があるため、修理代やメンテナンス費用が余分にかかる可能性があります。
また登録年数が13年を超えると自動車税が高くなってしまいます。ロードスターは歴史が長い車なだけに、旧型を探す場合はこのあたりにも注意しましょう。
なお、自動車保険や駐車場代などの維持費は「車によって」ではなく「人によって」変化するものなので、しっかりと見積もりを確認し、比較することが重要です。
中古車でロードスターを選ぶならどのグレードがおすすめ?

マツダ ロードスターは、エンジンや車体の軽量化が図られているため、比較的維持費を抑えやすくなっています。
Sスペシャルパッケージ以外は、ほぼ同じスペックなので掛かる費用は同じ。燃費を優先するならAT車がおすすめです。
なお、中古車のマツダ ロードスターを選ぶ場合は、走行距離や車両の状態に注意することが重要です。