はじめてのスポーツカーに最適なのはどっち?トヨタ 86とGR86のおすすめを解説します
SUVやミニバン、軽スーパーハイトワゴンなどが売れ筋を占める現在、初めてのクルマ選びにおいてもこうした背の高いモデルを選ぶ方も多いでしょう。
いっぽうで、一部ではあるものの、スポーツカーやスポーティモデルのMTを選ぶ若い層もいるようです。
そこで今回は、トヨタ 86とGR86。新旧2台を比べて、初めてスポーツカーを買うという方に向けて、おすすめのグレードを解説します。
トヨタのFRスポーツカー、86とGR86の違いは?
2012年4月発売の初代トヨタ 86、2021年10月発売の2代目GR86ともに、スバルと共同開発されたスポーツモデルです。
ボディサイズは、トヨタ 86が全長4,240mm×全幅1,775×全高1,300mm、ホイールベースは2,570mm。
対するGR86は、全長4,265mm×全幅1,775mm×全高1,310mm。ホイールベースは2,575mmです。
FRスポーツカー用のプラットフォームは、トヨタ 86/スバル BRZのために開発されたもので、GR86では構造用接着剤とインナーフレームの採用などによりボディ剛性を向上させるとともに、重量配分など大きく進化しています。
またデザイン面でもGR86は空力性能を見直し、インテリアの質感向上もGR86に乗り込むとひと目で分かります。
両モデル最大の違いはエンジンで、トヨタ 86は、最高出力152kW(207PS)/最大トルク212Nmを発揮するFA20型2.0L水平対向4気筒。
GR86は、排気量を拡大したFA24型2.4L水平対向4気筒で、最高出力173kW(235PS)/最大トルク250Nmを発生。排気量アップとともに出力も大きく引き上げられたパワートレインは、とくに中低速域のトルク感向上が著しく、スポーツ走行でなくてもグイグイと力強く加速していきます。
トランスミッションは、6MTと6ATを設定するのは同じですが、GR86の6MTはシフトリンケージの剛性向上やシフトゲートの節度感を改善することで、ダイレクト感とスムーズさを抱かせるシフトフィールに改善。クラッチダンパーも見直され、クラッチミートもより自然になっています。
ATもGR86は、2~6速の全域ロックアップ制御により、エンジンのトルクをよりダイレクトに駆動系へ伝えることが可能になったほか、SPORTモードやMポジション、パドルシフト、車両挙動を検知した変速制御などによりダイレクトなスポーツ走行を引き出しやすくなっています。
中古車でトヨタ 86またはGR86を選ぶならおすすめは?
初めてのクルマ選びの場合、予算にも限りがあるケースも多いでしょう。なので、まず探してみたいのは、トヨタ86の後期型(2017年式以降)です。
おすすめグレードは「GT」または、「GT“Limited”」。エアコンなどの快適装備も無視できませんから「GT」以上が最適です。乗り出し価格は、200万〜260万円くらいがボリュームゾーンになっています。
2代目のGR86は、当然ながら動力性能を含めた走りの進化を感じさせてくれます。
おすすめグレードは「SZ」で、FA24型エンジンと高剛性ボディを「RZ」よりも安く手に入れることができます。
「SZ」は、17インチ+標準タイヤの組み合わせですが、FRらしい走りは十分に楽しめます。タイヤ代と交換費用(17インチと18インチで変わる)が安いなどのメリットも期待できます。
予算が許すなら、2代目のGR86をおすすめしたい
2026年9月現在の中古車市場を比べると、流通量はトヨタ 86は800台以上で、平均価格(相場)は160万〜180万円。GR86は600台前後で、平均価格は330万〜340万円で推移しています。
初代のトヨタ 86から2代目のGR86に乗り替えると、よりスポーツカーの純度が高まった印象を受けます。
予算が許すなら、2023年9月に改良を受けたGR86のC型がおすすめ。「アイサイト」にくわえて、MTにもACCが搭載されています。
スポーツカーといってもつねにスポーツ走行をするワケではありませんから、高速道路を使ったロングドライブで疲れを軽減させてくれるACC搭載は大きな魅力です。

































