この春、新社会人におすすめの車5選

この春、社会人になって通勤にクルマが必要になるという人は多いのではないでしょうか?
すでにクルマを所有しているという方は少数派。きっと多くの方が、はじめて自分の愛車を手に入れるということだと思います。
そんな新社会人の方にぜひ試してほしいクルマの選び方や、新社会人におすすめのクルマ5選を紹介します。
- Chapter
- かしこい社会人は経済的なクルマを選ぶ?
- 親戚のおじさん、出身学校・入った会社の先輩に相談しよう
- 新社会人にオススメするクルマ5選
- ほかにも新社会人におすすめの魅力的なモデルはたくさんあります
かしこい社会人は経済的なクルマを選ぶ?

経済的といってもいろんな考え方がありますね。
普段のアシですから、ランニングコストは安いに越したことは無いでしょう。燃費がいい、税金が安い、駐車場代が安いなどなど。日々の積み重ねが1年間で見ると案外おおきな差になっていたりして…
ただ、その”経済性”の測り方に関して 「そのクルマが投資として妥当かどうか」ということも頭の片隅に入れたいものです。
多くの新社会人は、限られた資金でクルマを買いますよね。確かに若者らしいクルマで、経済性の高いクルマ。一般論で言えばそういうクルマに乗っている若者のほうが、大人からは好もしくみえるかもしれません。
しかし自分のなけなしのお金で買うわけですから、どうしても心惹かれる1台が出てきたときには、まわりの目も気にせず、その1台に向かっていくことも必要だと思います。
たとえば、オールドミニや日産 スカイライン(R32)など、いわゆるヤングタイマーに分類される、ちょっと古いモデル。
購入のハードルは高いものの、所有したときの満足度の部分での費用対効果でみれば、経済的という見方もできなくなはないのです。
ただ、周囲の諸先輩方への感謝尊敬の念も忘れず、そういう方とのコミュニケーションの中で選んでみるというのも大切かもしれません。
自分の欲しいクルマを買うというのは「反骨のための反骨」を貫きなさい、ということではないのであしからず。最終的にハッピーになれるクルマを選べるといいですね。
親戚のおじさん、出身学校・入った会社の先輩に相談しよう

最近感じるのがクルマは移動手段ということにとどまらず、コミュニケーションツールだということです。
クルマがなかったときには、ちょっと行きにくかったところにいけるようになるばかりでなく、そのクルマがあったことで、いろんな人に出会ったり、疎遠になっていた人と再会したり、クルマは確実にコミュニケーションを促してくれます。
ですから、ぜひ「クルマ買おうと思っているんですけど」と誰かに相談してみてはいかがでしょうか。会社の先輩や同窓会で会った先輩、親戚のおじさんでもいいと思います。
少なからず一人や二人はクルマが好きな人いるでしょう。きっとよろこんで相談にのってくれるはずです。
クルマを通して、人間関係が深まり、その方のワイルドな面、面倒見のいい面、共通の趣味なんかがわかったり。
ありきたりのコンパクトカーでも、相談して買うのと、さくっと自分で買ってくるのでは違います。
普段のアシかもしれませんが、そのクルマが人間関係の輪の中心になることもあります。どんな車種に乗るか以上に、どんなふうにクルマを買ったかで人生が豊かになるかもしれません。
新社会人にオススメするクルマ5選
スズキ クロスビー

5人が乗れるワゴンの広さとSUVの走破性を兼ね備えた新しいジャンルのクルマとして2017年にデビューしたスズキ クロスビー。
同社の人気トールワゴンであるソリオ/ソリオバンディットと共通のプラットフォームに、1.0L直噴ターボにISG(モーター付き発電機)を組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載。
駆動方式は、2WDと4WDが用意され、燃費(WLTCモード)は前者が18.2km/L、後者は17km/Lと経済的にもすぐれた面を持っています。
また衝突軽減ブレーキの「デュアルセンサーブレーキサポート」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報システム、先行車発進お知らせ機能、後退時ブレーキアシストシステムなど、ひと通りの安全性能を備えています。
スズキ スペーシア ギア

スズキ スペーシアギアは、2017年に発売された2代目スペーシアの派生モデルとして登場しました。現在は、2023年デビューの新型が販売されていますが、ここでは中古で手ごろな先代スペーシアギアについて解説します。
軽自動車のなかでも人気のスーパーハイトワゴン「スペーシア」をベースにするスペーシアギアは、SUV風味のデザインがポイントです。
室内のシートを倒してフラットにすれば、大人も横になれるスペースが現れるので車内泊も可能。これからクルマを手に入れて、日本中アチコチ見てまわりたいというニーズにも応えてくれます。
パワートレインは、660ccの自然吸気とターボにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドで、駆動方式は2WDと4WDを選ぶことができます。
トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー/スバル レックス

トヨタ最小のSUVとなるライズは、ダイハツ ロッキー/スバル レックスとの兄弟車です。ダイハツが生産を行い、ライズ、レックスはそのOEMになります。
2019年7月のデビューで、ボディは4m以下の全長と1.7m以下の全幅で、5ナンバーサイズに収まるコンパクトさ。
パワートレインは、当初1.0Lの直列3気筒DOHCターボのみでしたが、2021年の改良で2WD(FF)車のみ1.2L直列3気筒自然吸気にスイッチ。同時にシリーズ式ハイブリッドの「e-SMART HYBRID」がラインナップに加わりました。
リアシートは6:4分割可倒式なので、スノーボードなど長尺物を積んで3人でスキー、なんて遊びができるのもライズの魅力です。
マツダ MAZDA2

2019年のマイナーチェンジで、車名をマツダ デミオ(4代目:DJ系)からMAZDA2に変更したコンパクトカーです。
パワートレインは、国内のこのクラスでは珍しい1.5Lクリーンディーゼルと、1.5L直列4気筒ガソリンの2種類で、ガソリンエンジン車には数少ないMT(マニュアルトランスミッション)モデルもラインナップされています。
またマツダの最新鋭車両統合制御技術であるG‐ベクタリングコントロール(GVC Plus)を搭載し、さまざまなシーンで思いのままクルマを操る楽しさを味わうことが可能です。
室内は、マツダの人車一体の思想を基本としたもので、ドライバーの自然な操作を可能にするコクピットに、乗員に心地よくフィットするシート、便利な収納スペースなど、コンパクトながら十分な機能性を備えています。
ホンダ ヴェゼル(RU系)

2013年の発売以来、コンパクトSUVの市場を牽引してきたホンダ ヴェゼル。現在は2代目のRV系が販売されていますが、中古で狙うなら初代のRU系がおすすめです。
パワートレインは、1.5L直列4気筒ガソリンとハイブリッド(SPORT HYBRID i-DCD)、さらに2019年に1.5Lガソリンターボが追加されました。
美しいクーペシルエットながら、ルーフの傾斜をなだらかにすることで、後席でも窮屈さを感じさせないパッケージと、全長4,295mm×全幅1,770mm×全高1,605mmという取り回しやすいサイズ感で人気となりました。
安全装備は、2016年の改良で安全運転支援システムのHonda SENSINGを採用。販売価格は少々高くなりますが、購入時は2016年以降のHonda SENSING搭載車を選びましょう。
ほかにも新社会人におすすめの魅力的なモデルはたくさんあります

極めてまじめに作られた世界戦略車スズキ スイフトは、国産車ですが輸入車コンパクトカーをも凌ぐパッケージと性能が魅力。
また2024年に販売を終了したスズキ イグニスは、リッターあたり20km/L近い燃費(WLTCモード)と、4.7mという軽自動車並みの小回り性能は、はじめての愛車にはもってこいです。
輸入車なら、フォルクスワーゲン ポロをチェックしてください。国産車と同様に乗れますがステアリングの剛性感などはドイツ車そのもの。週末のドライブが楽しくなること請け合いです。
またワンタッチでルーフの開閉が可能なダイハツ コペンは、日々の生活に変革をもたらす可能性を持っています。屋根が開く1台がある幸せ。初めての愛車だからこそぜひ選んで欲しい1台です。