日産・4代目セレナ(C26型)の前期・後期モデルの違いとは?人気の理由もあわせて紹介

日産セレナC26型(4代目・2010〜2016年)は、マイナーチェンジを挟んで前期モデルと後期モデルに分けられます。
この2つのモデルは、内外装や安全装置、ボディカラー、燃費などが刷新されて生まれ変わっています。
この記事では、前期型・後期型それぞれの違いやこだわり別のおすすめモデルを詳しく紹介します。
4代目セレナ(C26型)の前期、後期モデルの違いは何?

4代目セレナ(C26型)は、2010年から2016年にかけて販売されたモデルです。中でも販売当初のタイプを前期、2013年のマイナーチェンジ後のモデルを後期と呼んでいます。
後期モデルとなって前期と変わったポイントは、フロントやリアデザインを刷新し、シャープな見た目に変更した点。
またボディカラーも追加され、前期モデルの6色から後期モデルでは全9色となりました。
その他、安全装置での「エマージェンシーブレーキ」や「LDW(車線逸脱警報)」も後期モデルより新たに追加となっています。
4代目セレナ(C26型)がファミリー層に長く愛される理由
4代目セレナ(C26型)は今でも人気のモデルの一つで、中古車の需要も高い車です。ファミリー層に長く愛される理由はどこにあるのでしょうか。
ここからは、他のミニバン車に比べて4代目セレナがファミリー層に愛される様々な理由や特長をご紹介します。
1:お洒落なデザイン性

4代目セレナの先進性を備えたデザインと親しみを感じるフォルムが、発売当初はファミリー層を中心に人気となりました。
スマートなフロント部分や使いやすさとデザインに優れたリア、乗り心地を重視したアルミホイール、家族の希望に応えるツートンのカラーなどが長く愛されている理由でしょう。
2:機能性が高いインパネ周り

室内のインパネ周りは、見やすさと使い勝手が高い評判を受けています。
最近ではカーナビはほとんどの車に装備され、なくてはならない存在です。
4代目セレナでは10インチの大画面で高品質のプレミアムカーナビを装備。そのため、地図なども細かいところまで見やすい構造となっています。
また、手元スイッチにより「オーディオ」や「TV」などの操作が簡単にでき、後席専用モニターの操作もこのスイッチで操作が可能です。
3:広々とした車内

セレナは、室内空間の広さや視界が良く運転のしやすさが人気です。
室内の長さと幅ではミニバンの中でも随一の広さを誇り、どのシートでもゆったりくつろげます。
また、すべての窓が大きく視界が広いため運転しやすいことが特徴です。2列目のシートをスライドさせることで、脚を伸ばしリビングのようにくつろげ、ドライブ中も快適に過ごすことができます。
4:シートアレンジが様々可能

セレナは、3列シートをベースに多彩なシートアレンジが可能な設計となっています。
シートアレンジは自由に組み合わせることも可能で、「3列ゆったりモード」や「6人旅モード」、「3列目用テーブルモード」、「2列スーパーリラックスモード」など多彩なモードにより、くつろぎの空間を提供してくれることでしょう。
5:燃費を抑えるアイドリングストップ

車の停止時に、エンジンを一時的に停止する機能が装備されています。
アイドリングストップは燃費を抑えるための機能で、運転者が操作せずにエンジンが停止することから非常に便利な機能となっています。
6:誰でも運転しやすい

4代目セレナには運転をアシストする機能が搭載されており、誰もが運転しやすいことから人気を集めました。
走行中の車線や車間距離を保って、運転者の負担を軽減するアシスト機能が搭載されており、特に高速道路ではラクな運転ができるでしょう。
また、後方の視界映像をルームミラーに映し出すインテリジェントルームミラーが採用され後方視界が改善されています。
7:車庫入れしやすい小回りの良さ

小回りが良くて車庫入れがしやすいことも人気の一つです。
最小回転半径が小さめなことから、小回りが良い設計となっています。また、メーカーオプションの「インテリジェントアラウンドモニター」を装備すると、上空から見下ろした映像がモニターに映し出されるため、車庫入れもさらに簡単になるでしょう。
他の機能で、バック時の警報アラーム(RCTA)も実装しており、視界が悪い場所での後方をサポートする嬉しい機能となっています。
8:便利なスイッチパネル

集中したスイッチパネルは、操作がしやすく便利な機能となっています。スタイリッシュなデザインや操作しやすい手触りになっており、新しい感覚で使えるでしょう。
また、ステアリングに装備されているため、運転に支障をきたすことなく操作が可能となります。ステアリングスイッチには、オーディオやクルーズコントロールなどの操作を手元で実施できて便利な機能です。
9:遠出を楽にしてくれるクルーズコントロール

先行車との車間距離を保ってくれるクルーズコントロール機能は便利でしょう。
遠出する場合、特に高速道路での移動時に有効な機能となります。
前の車との車間距離を一定に保ってくれるため、運転が非常にラクになり疲れも和らぐでしょう。
また、長時間運転時の居眠りによる追突防止対策にも有効な機能です。
10:電動オープンスライドドアで乗り降りが楽

両手に荷物を持ったままでも安心な、電動オープンスライドドアが乗り降りをラクにします。
一般的な電動オープンドアでも便利な機能ですが、セレナに搭載された新しいオープンドア機能は、ドアの取っ手を触らずにスライドドアの下に足元を入れるだけで自動オープンとなり、荷物も持った場合などの手操作が不要となるため、特に人気となっています。
足をドアの下にかざすだけで、閉めたり明けたりできる画期的なスライドドアです。安全にも十分に配慮されたセンサー方式で、下部のセンサーで常時監視しておりキーを持っている人だけに反応する仕組みになっています。
11:3列シートは跳ね上げが簡単

3列目のシートは荷物モードやベビーケアモードとしての利用が可能で、両脇の2つのシートを簡単に跳ね上げられるため便利です。
家族のスタイルに合わせて自由に変えられる点が、ファミリーを中心に人気となりました。
荷物が多い場合には、2列目までの快適空間を確保して3列目シートを跳ね上げて、荷物モードにするとキャンプなど家族全員の荷物も余裕で積めて、積み下ろしまで簡単にできるでしょう。
12:収納ポケットが大きい
収納ポケットの数も多く、容量も大きいため便利な装備となっています。
収納ポケットは、各ドアやシートバックに装備されており、容量も大きいためいろいろな物を収納でき便利に使えます。
運転席、助手席のトレイをはじめシートバックポケット(運転席、助手席)など数多くの収納が確保されています。
13:燃費が良くて財布に優しい

車が重いミニバンタイプの中でも、燃費が良く家計に優しいのも人気の一つです。
セレナは、ハイブリッドシステムを装備しているため、燃費が大きく向上していることから、ファミリー層には嬉しいミニバンです。
市街地や郊外、高速モードでの燃費は、このクラスのミニバンでも上位クラスで、経済的に優れたモデルです。
14:家族皆で乗れる大きさ

ミニバン上位クラスの室内の長さと幅により、大人数での利用にも十分なスペースを確保しているため、家族全員でドライブを楽しめる室内空間の広さが特徴です。
1列目から3列まで、ゆっくり座れるシートは、くつろぎの空間でしょう。
2列目シートは、ロングスライドが可能で、脚を伸ばしてリビングにいるようにくつろぐことが可能です。
3列目シートは、スライド機能により足元空間の広さを実現しています。
また、厚みのあるシートクッションにより快適な空間が提供されます。
15:視界が広々している
窓が大きく視界が広いことで、車内がとても過ごしやすい空間となっています。
全方位で視界が広いため、圧迫感がなく開放的で運転しやすく、搭乗する家族全員にとっても気持ちよい空間となるでしょう。
視界が広いため、前方や後方、側方の安全確保が十分に可能で、長時間の運転もストレスなくできるでしょう。
16:立って乗れるほどの室内の広さ

室内空間の広さと天井が高いため、立ったまま乗れるほどの快適さを誇ります。室内が広くシートアレンジが多彩で、スライドを縦横自由にすることが可能となっており、乗り降りがスムーズにできます。
7人乗りや8人乗りのシートタイプが選択可能なため、家族構成によりどちらかに決めましょう。
17:たっぷり荷物の入る荷室
ミニバン上位クラスの広さを誇るラゲッジスペースにより、たくさんの荷物を収納できます。
ファミリー層にとって特に注目したいのがラゲッジスペースの広さ。家族での旅行や移動には、たくさんの荷物が必要となり、荷物がたっぷり収納できるスペースがあることは必要な条件となっています。
3列目のシートを収納すると、より大きなスペースが確保できるため便利です。
また、広さや深さが十分あるラゲッジスペースも大容量の収納を確保しています。
中古車を買うなら、4代目セレナ(C26型)もぜひ検討してみよう!

今回、日産・4代目セレナ(C26型)の前期と後期の違いや人気の理由について紹介しました。
現行型の5代目セレナにモデルチェンジされてからしばらく経ち、4代目セレナは中古車価格もかなりこなれてきています。
後期型であれば装備が充実したモデルもあり、狙い目の車両が見つかるかもしれません。
この記事を参考に、ぜひ4代目セレナ中古車の購入も検討してみてください。