セレナ中古車の最新相場と狙い目モデル9選!選び方も紹介

中古車価格の相場に影響を及ぼす点として、一般的に知られている年式・走行距離のほか、部品交換なども挙げられます。
今回はセレナ中古車の最新相場・狙い目モデルなどをまとめて詳しく解説します。
セレナは2022年頃にフルモデルチェンジされると噂されており、モデルチェンジ後の相場も注視することが重要です。
- Chapter
- セレナはどんな車?
- セレナ中古車の狙い目モデル9選
- 相場価格と年式からみた狙い目モデル
- 年式と走行距離からみた狙い目モデル
- カラー別の狙い目モデル
- 中古車のセレナを選ぶ時のポイント3つ
- 手頃な相場価格でセレナの中古車を見つけよう
セレナはどんな車?

5ナンバーミニバンの先駆け的存在として、モデルチェンジを繰り返しながら、ファミリー用の自動車として長年親しまれている車がセレナです。
1991年にバネットコーチの後継モデルとして誕生した初代セレナ(C23型)は、商用車の居住性や積載性を乗用車に活かすという当時のトレンドと異なる発想によって生まれました。
2代目(C24型)からは、FFプラットフォームになり、シートアレンジの自由度が増しました。
現在販売されているのは6代目(C28型)で、パワートレインにはガソリンとハイブリッドのe-POWERを用意。プロパイロット2.0(一部グレードに搭載)と、第2世代のe-POWERシステムが先進的な走りをもtらします。
出典:NISSAN OWNERS' MAGAZINE | 冒険するミニバン | NEW SERENA 2016 [HERITAGE]
初代セレナ(C23型)

初代セレナ(C23型)は、商用バンではなくファミリー向けのミニバンとして登場しました。
バネットコーチという車種のフルモデルチェンジ型で、当初は「バネットセレナ」という名で売り出されました。
初代セレナは当時の日産のスローガンでもあった「901運動」のもと、スライドドアパワーウインドウ、操縦安定性を高めるマルチリンクサスペンションの導入など当時の最新技術の多くが投入されたものとなりました。
2代目セレナ(C24型)

2代目セレナ(C24型)は、駆動方式を変更してフロアの高さを低くとどめることで機能性・乗降性・居住性を向上させました。
2代目セレナは8人まで乗車可能ですが、乗降性と居住性を高めるため、駆動方式を変更してフロアの高さを低くしたほか、両側スライドドアを採用しました。
また、ヘッドライトも大型化し、より押し出し感の増したフロントデザインとなりました。
3代目セレナ(C25型)

3代目セレナ(C25型)は、現在の人気の基盤を築いたモデルです。
プラットフォームの刷新にともない、ホイールベースが延長。室内スペースも拡大し、多彩なシートアレンジによって楽に乗り降りできるようにしたほか、シートをたためば自転車4台まで積むことができる広々とした空間を確保しています。
4代目セレナ(C26型)

4代目セレナ(C26型)は、室内空間の拡大による更なる居住性の改善と燃費向上を実現したと言われております。
4代目セレナは3代目よりも室内長が拡大し、3列目シート使用時でもベビーカーなどを横置きで積載できるスペースを確保。
エンジンは新型の直噴2.0Lエンジンに変更され、低燃費を実現しました。
5代目セレナ(C27型)

5代目セレナ(C27型)は、ゆとりある空間と新たな機能を付与しました。
2016年登場の5代目セレナは、室内長の延長によって、1列目から3列目シートまでスペースを拡大しました。
新たな技術として足を動かすだけで開閉可能な「ハンズフリーオートスライドドア」、リアガラスの部分のみでも開け閉めできる「デュアルバックドア」、長時間運転や高速道路の渋滞時の運転操作支援システムである「プロパイロット」などを搭載しています。
6代目セレナ(C28型)

2022年にデビューした6代目セレナ(C28型)は、5代目で評判の良かった装備や内容をそのままに、各部をアップデートしました。
なかでも新開発の専用1.4Lエンジンを搭載したハイブリッドシステムのe-POWERは、燃費を改善するとともに、エンジンノイズを低減。さらにパワフルでスムーズな加速を実現しています。
いっぽう先代まで用意されていたマイルドハイブリッドのS-HYBRIDは廃止されています。
また最上級グレードのLUXION(ルクシオン)には、先進運転支援システムの「プロパイロット2.0」を搭載。ロングドライブ時のドライバーの疲労を大幅に軽減するとともに、「プロパイロット パーキングメモリー」が駐車を助けます。
セレナ中古車の狙い目モデル9選
中古車の価格は新車とは異なり、それぞれの自動車の年式、グレード、走行距離、コンディション、ボディカラーや装備品など、多くの要素が絡み合って中古車相場が形成されます。
多くの考慮すべき要素の中から、車選びドットコムに掲載されている日産・セレナの中古車相場をもとにセレナの中古車をお得に購入できる「狙い目」を絞り込んで紹介していきます。
相場価格と年式からみた狙い目モデル

中古車の年式で多いのが、5年落ちまたは4年落ちの5代目です。
一般的に5年落ち前後であれば、中古車としてはまだまだ問題なく走れる、良コンディションのものが多いため人気があると言われています。
まずは相場価格と年式からみたモデル3選を紹介します。(※上記画像は2021年7月30日時点の情報)
2019年式は200万円台から
新車で購入された車が中古車市場に出回るのは、1度目の車検を迎える3年後からと言われており、比較的年式も新しいため、6代目に関しては高値で販売されています。
そのためセレナを安く購入するには、3年落ち(2021年式)以前 の5代目を狙うことが妥当です。
2022年のモデルチェンジによって新型に乗り換えたユーザーも多く、多数の中古車が市場に流れます。
2020年式は230万円台から
状態の良いセレナは中古車でも高値安定傾向です。
2019年8月にマイナーチェンジが行われており、エクステリアが変わったほか、安全装備も充実したことで。それ以降は中古車でも人気の年式になっています。
車検の時期となるため手放す人も多くいますが、性能は新車に引けを取りません。
セレナは人気車であるため、中古車でも高値になりやすいですが、少しでも状態の良い車を探している場合は3年落ちまたは4年落ちのマイナーチェンジモデルを狙いましょう。
2023年式は新車と変わらない価格設定
2022年にフルモデルチェンジを受けたセレナですが、半導体不足などによって新型はほとんどが2023年以降の登録になっています。
そのため、中古車で流通しているのは低走行車が多く、価格も新車に近い設定になっています。
年式と走行距離からみた狙い目モデル

走行距離が平均よりも少し短めの車を選ぶこともおすすめです。ここからは、年式×走行距離からみた狙い目モデルを3つ紹介していきます。(※上記画像は2024年10月20日時点の情報)
車の走行距離の目安は、普通車で8,000~1万km/年が相場と言われています。
例えば3年落ちの普通車であれば、走行距離は3万kmが目安となりますが、3万km以下の走行距離であれば、より長く走ることができるため中古車の価格の相場は高くなります。
なお、走行距離の長い車に注意がいきがちですが、極端に走行距離が少ない車は、メンテナンス不良のケースなどが想定されるため購入の際には注意が必要です。
2019年式かつ走行距離3〜4万km
2024年10月現在、2019年式セレナは5年落ちですから、走行距離3~4万kmの車であれば、平均よりも走行距離が少ない車と言えるでしょう。
しかし上述したように、極端に走行距離が少ない車には注意が必要です。購入の際には、「なぜ走行距離が少ないのか」という理由を必ず確認しましょう。
2022年式かつ走行距離1万km未満
2023年式セレナは、2024年現在において、機能的にはほぼ新車同様と考えられます。
また走行距離1万km未満であれば平均よりも少ない距離となるため、性能・走行距離の両方とも申しぶんのない中古車だと考えられます。
2023年式かつ走行距離5000km未満
2023年式でかつ5000km未満の個体は、中古車と言えども、ほぼ新車同様に近い状態と考えられます。
セレナは人気車のため中古車であっても高価格で販売されている可能性は高いですが、次の車検までの期間や故障時のメーカー保証の期間が十分に残っている場合もあります。
カラー別の狙い目モデル
ボディカラーによっては新車の購入時に追加料金が求められたり、売却する際の査定額が変わることがあります。
一般的には白(パール)、黒を基準として、シルバーが少し安め、黄色や赤などの個性的な色はさらに安くなる傾向があるようです。
ここではボディカラー別の狙い目を分析します。
人気のブリリアントホワイトパール

一般的に人気の高い白(パール)ですが、セレナでも同様のようです。
このボディカラーは有償色となります。無難な色は多くの人に支持されることから、中古車売買の際に有利に働くケースが多いと考えられます。
質感の良いダイヤモンドブラック

黒のボディカラーのセレナは、重厚な質感の印象を与えるため、高級感を求めるユーザーに人気のカラーです。
こちらのボディカラーは有償色となりますが、人気のある色のため、下取りの際は有利に働くと考えられます。
おしゃれで希少なワイン

ミニバンとしては珍しい赤いボディカラーの設定となります。
深みと趣のある「マルーンレッド」は有償色です。個性的な色である一方、人によって好みは分かれるところです。売買する際の価格には影響を及ぼす可能性があります。
中古車のセレナを選ぶ時のポイント3つ

中古車を購入する際は、年式や走行距離だけでなく、距離が伸びている個体はエンジンや足まわりの部品にも注意が必要です。
ファンベルトやタイミングチェーンテンショナー、エンジンまわりのブッシュ類など、交換時期を確かめてみましょう。
低価格を狙うことも大切ですが、相場よりも極端に低価格の場合は、車体の性能に不備がないかを確認することが肝心です。
エンジンから異音がないかを確認する
セレナのエンジンは、初期のC23型を除いてタイミングチェーンです。
タイミングベルトと異なり切れてしまうことはありませんが、チェーンの張りを自動車で調整するテンショナーに不具合が発生すると、ガラガラという異音が発生します。
ブッシュ類が交換されているかを確認する
ブッシュは、エンジンマウントやサスペンションアームの可動部に付いているゴム製のパーツを指し、路面から伝わる振動を緩和する働きがあります。
走行中はブッシュが振動を吸収していますが、劣化してゴムにヒビ割れが入ってしまうことがあるため定期的に交換したほうが良いとされています。
ディーラーで交換する場合の費用の相場は10~20万円程度のようです。また、走行距離10万kmが交換の目安となります。
タイミングチェーンが採用されているかを確認する
手頃な相場価格でセレナの中古車を見つけよう

ミニバン市場は競合車種が多いですが、安定した人気を誇るのが日産セレナです。
手頃価格のセレナの中古車を見つけるポイントは、年式・走行距離・ボディカラー・タイミングベルトの交換の有無等です。
セレナの中古車は流通台数が多いことが特徴です。豊富な登録台数の中から、最新の相場価格をチェックしましょう。