コペン(ダイハツ) モデルチェンジ情報
コペンは、ダイハツ工業が製造販売する軽自動車の2人乗りオープンカーです。軽の市販車では世界初となる、電動開閉式ルーフのアクティブトップを備えていることが特徴。
初代のL880K型は2002年に発売され、2012年に販売終了。2代目のLA400K型は2014年に発売され、現在にいたります。
ちなみにコペンという名称の由来は、軽のオープンカー(K-OPEN)から来ています。
モデルチェンジの歴史・略年表
2002年 | 初代発売 |
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2014年 | フルモデルチェンジ 2代目発売 |
初代(L880K型・2002〜2012年) 解説
外観
キャビンフォワードとティアドロップシェイプシルエットと呼ばれる低重心なボディデザインに、大径15インチホイールが組み合わされています。
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
3395mm | 1475mm | 1245mm |
インテリア/装備
安全機能として、デュアルエアバッグ、衝撃感知安全システム、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルト、EBD&ブレーキアシスト付ABSを装着しています。
室内長 | 室内幅 | 室内高 |
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890mm | 1250mm | 1040mm |
走行性能/燃費性能
エンジンは660cc、64馬力/11.2kgmの直列4気筒ICターボ付DOHCで前輪を駆動。高出力ながら「優-低排出ガス車」認定を獲得しています。
最高出力は47kW、最大トルクは110Nm、燃費性能は18.0km/Lとなっています。
マイナーチェンジ(前/後の変化について)
初代コペンにおいては、マイナーチェンジは行われませんでした。
特別仕様車
・ファーストアニバーサリーエディション(2003年)
アクティブトップをベースに本皮製スポーツシート(タン)、専用ドアトリム、オプションであるMOMO製ウッド&レザーステアリングホイールを装備した特別仕様車です。
・セカンドアニバーサリーエディション(2004年)
アクティブトップをベースにレカロシート(赤/黒)、専用ドアトリム、モモ製本革ステアリングホイール(赤/黒)に加え、メーカーオプションであったGパックの一部のプロジェクター式ディスチャージヘッドランプを装備した特別仕様車です。
・アルティメットエディション(2006年)
アクティブトップをベースに、アルカンターラレカロシート(オレンジ/黒)、専用ドアトリム、モモ製本革ステアリングホイール(オレンジ)、さらにビルシュタイン製ショックアブソーバー、BBSの15インチ鋳造アルミホイール(シルバー)、メーカーオプションであったスポーツパックの一部であったリヤパフォーマンスブレースを装備した特別仕様車です。
・アルティメットエディションIIメモリアル(2007年)
ダイハツ100周年を記念し、発売された特別仕様車です。
「アルティメットエディション」からアルカンターラレカロシートおよびMOMO製本革ステアリングホイール、専用ドアトリムにキャメルが加わり、色の選択が可能となりました。また、ブラックメッキフロントグリル、クリアクリスタル リアコンビランプなどを装備しています。
・アルティメットレザーエディション(2009年)
アルティメットエディションIIをベースに、本革製スポーツシート(ブラック/アイボリー)、BBS製15インチアルミホイール(ガンメタ)、モモ製ステアリングホイール(ブラックシート選択時は本革、アイボリーシート選択時はウッド&レザー)などを装備した特別仕様車です。
・アルティメットエディションS(2010年)
アクティブトップをベースに、アルカンターラレカロシート(キャメル)と本革製スポーツシート(ブラック)のシート選択、モモ製本革ステアリングホイールとMOMO製ウッド&レザーステアリングのステアリングホイール選択ができるようになったほか、ビルシュタイン製ショックアブソーバー、BBSの15インチ鋳造アルミホイール(ガンメタ)、ブラックメッキフロントグリル、クリアクリスタル リアコンビランプなどを装備した特別仕様車です。
・10thアニバーサリーエディション(2012年)
アクティブトップをベースに、10thアニバーサリーロゴとシリアルナンバー付のアルミスカッフプレートカバーや「アルティメットエディションS」に装備されているブラックメッキフロントグリルや本革製スポーツシート(ブラック<レッドステッチ>)、BBS製15インチアルミホイール(シルバー)、メッキインナードアハンドル、メッキパーキングブレーキレバーボタンを装備した特別仕様車です。
各グレードについて
・アクティブトップ
ルーフ形状が油圧機構を採用した電動開閉式で簡単操作としたグレードです。
・ディタッチャブルトップ
ルーフ形状が軽量・着脱式の樹脂製を採用し、スポーツ性能を重視するグレードです。
初代コペンのグレード一覧・カタログ
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2002〜2012年式のダイハツ コペンの中古車一覧
2代目(LA400K型・2014年〜) 解説
外観
2代目コペンは、基本骨格を覆う外板と内装パーツを購入後に変更できる設計としたことがポイントです。
その特徴を活かして、当初から「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」という3タイプのボディを設定しました。
ボディカラーは「ローブ」「エクスプレイ」に8色、「セロ」が9色の設定となっています。
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
3395mm | 1475mm | 1280mm |
インテリア/装備
全車インパネ・トリム基調色は全車ブラックに統一され、それぞれの色を基調とした「ベージュインテリアパック」「ブラックインテリアパック」「レッドインテリアパック」を無償のメーカーオプションとして選択することができます。
メーターは全車自発光式3眼メーターとなっていますが、「ローブ」はブラックリングとシルバーヘアライン加飾を、「エクスプレイ」はシルバーリングとレッドグラフィック盤面を、「セロ」はシルバーリングとブラック盤面をそれぞれ採用。
インパネガーニッシュもスタイル・グレードで異なり、「ローブ」はセンタークラスターと同じカーボン調を、「エクスプレイ」と「セロ」はシルバーをそれぞれ採用し、「セロ」はインパネガーニッシュの範囲を運転席まで広げています。
室内長 | 室内幅 | 室内高 |
---|---|---|
910mm | 1250mm | 1040mm |
走行性能/燃費性能
エンジンは、初代のJB-DET型からDVVTを採用したKF型(KF-VET型)に変更となり、最大トルクがスペックダウンしたものの、低排出ガス性能を高めたため「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得しました。
最高出力は47kW、最大トルクは92Nm、燃費性能は25.2km/Lです。
マイナーチェンジ(前/後の変化について)
2021年10月現在、マイナーチェンジは行われていません。
特別仕様車
・コペン クーペ
2019年に200台限定で販売されたクーペモデルです。東京オートサロン2016に出展したコンセプトカーを商品化し たもので、「コペン セロ」をベースにCFRP製のハードルーフを装着していました。
・20周年記念特別仕様車(COPEN 20th Anniversary Edition)
「セロ」をベースにコペンの上質さを際立たせる特別装備として、本革製のスポーツシートを採用したほか、専用 MOMO製本革巻きステアリング、本革巻きシフトノブ、自発光式3眼メーター、専用アイボリーインパネガーニッシュ(20周年エンブレム付)、BBS製鍛造16インチアルミホイール、メッキアウターハンドル、専用スカッフプレート、フロントスーパーLSD(5MT車のみ)などが装備されて、限定1000台で販売されました。
各グレードについて
・ローブ
64馬力/9.4kgmの直列3気筒12バルブDOHC ICターボ付を搭載し、前輪を駆動するグレードです。
・エクスプレイ
骨格、足回りなどはローブと同一にしながら、「タフ&アグレッシブ」をコンセプトにしたダイナミックな外観デザインを採用したグレードです。
・セロ
足回りなどを同一にしながら、「親しみやすさと躍動感の融合」をコンセプトにした流れる雫のような一体感ある外観デザインを採用したグレードです。
・GR SPORT
スポーティでありながら気持ちよく走れる上質なスポーツカーとして、2019年に新たに追加されたグレードです。
ボディ剛性の向上、空力パーツの採用、よりしなやかに動くサスペンションを採用することで、設置感のあるフラットな乗り心地と走行性能を高めています。また、デザインも水平基調の構成をより強調し、一体感があるスポーツカーらしい「ワイド&ロー」を表現しています。
2代目コペンのグレード一覧・カタログ
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