コペン(ダイハツ) モデルチェンジ情報

コペンは、ダイハツ工業が製造販売する軽自動車の2人乗りオープンカーです。軽の市販車では世界初となる、電動開閉式ルーフのアクティブトップを備えていることが特徴。
初代のL880K型は2002年に発売され、2012年に販売終了。2代目のLA400K型は2014年に発売され、現在にいたります。
ちなみにコペンという名称の由来は、軽のオープンカー(K-OPEN)から来ています。
ライバル車との比較
軽自動車規格の2人乗りオープンカーという、ユニークな車種であるダイハツ・コペンの唯一のライバル車としては、ホンダ S660があげられます。
ホンダ S660

ボディサイズは、室内空間はダイハツ コペンのほうが広くなっています。
走行性能はホンダ S660のほうがトルクは若干大きくなっていますが、燃費性能はダイハツ コペンのほうが優れています。
オープンカーという特殊な車種ですので、買う決め手はデザインという方が多いでしょうが、スペック的には全般にダイハツ コペンのほうが優れていると言えるでしょう。
なお、ホンダ S660は2022年3月をもって製造・販売を終了。現在は中古車のみで購入可能となっています。
ダイハツ・コペン | ホンダ・S660 | |
---|---|---|
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1280mm | 3395×1475×1180mm |
室内長×室内幅×室内高 | 910×1250×1040mm | 895×1215×1020mm |
最高出力 | 47kW | 47kW |
最大トルク | 92Nm | 104Nm |
燃費性能 | 25.2km/L | 24.2km/L |
今後のフルモデルチェンジ予定

2023年のジャパンモビリティショーで発表された「ビジョン コペン」は、全長×全幅×全高 3,835mm×1,695mm×1,265mm ホイールベース2,415mmのボディに、カーボンニュートラル燃料を使った排気量1,300ccのエンジンが搭載されています。
初代コペンを彷彿させるスタイルと、電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を継承しながら、FRレイアウトとした小型のオープンスポーツカーが、コペンの後継車と目されています。
まとめ

「ACTIVE TOP COMPACT OPEN」をコンセプトに、持つ悦びと操る楽しさを感じられる二人乗りパーソナルユースモデルとして開発されたダイハツ コペン。
軽自動車にまず求められるのは燃費、低価格、そして使い勝手の良さという時代にありながら、軽でも走りを楽しみたい、オープンカー独特の爽快なドライブを楽しみたいというニーズを汲んだ、軽自動車の2人乗りオープンカーという、非常にユニークなクルマです。
個性的なクルマではありますが、軽自動車へのメインなニーズにこたえたクルマとはいいがたく、販売台数は会社目標を達成できておらず、決して万人受けするとは言えません。
しかし、オンリーワン的な存在のクルマ、ニッチなニーズにこたえるクルマとして、小さくてもきらりと光る車と言えるでしょう。