中古でダイハツ タフトを買うならこのグレードがオススメ!

トールワゴンとSUVのクロスオーバーとして成功したスズキ ハスラーをターゲットに据えたようなダイハツ タフト。
1974年に投入された初代タフトは、スズキ ジムニーの人気を受けて発売された小型のオフローダーでした。
かつての車名を復活させて再登板した現行タフトは、日常使いからアウトドアユースまで気軽に使いこなせる軽クロスオーバーという位置づけになっています。
日常ユースからキャンプまで気軽に使いこなせる軽クロスオーバー

ダイハツ最新のクルマ作りであり、プラットフォームでもあるDNGAを使ったタフトは、“Tough&Almighty Fun Tool”をキャッチコピーに、日常使いからアウトドアレジャーまで、幅広いシーンで使えることを謳った軽クロスオーバーモデルです。
とはいえ、本格的なオフロード性能を特徴とするスズキ ジムニーがターゲットではなく、トールワゴンとSUVを融合させたハスラーを意識しているのは間違いないでしょう。
2020年6月に発売されたタフトは、2015年9月から2020年1月まで販売されたキャスト アクティバの実質的な後継モデル。
キャストは、スタイルのみ現在も販売されているいっぽうで、アクティバやスポーツは想定よりも売れなかったのか、クロスオーバーモデルはタフトにバトンが受け継がれています。
四角いボディとガラスルーフで開放感のある室内

2ボックススタイルの外観は、165/65R15という大径タイヤ、スクエアで力強い前後フェンダーがSUVテイストを醸し出しています。
車内には、ガラスルーフであるスカイフィールトップを用意し、開放感の高さを抱かせます。
シートアレンジでは、リヤシートを倒すと荷室と完全にフラットになるなど車中泊などにも対応できそう。
フレキシブルボードを用意する荷室も特徴的。ボードを最上段に設置して、後席の背もたれを前倒しにすれば、フラットで広い荷室が現れるほか、ボードを下段に設置すれば、背の高い荷物を積載できますし、ボードは後席後方に設置することも可能です。
またアウトドアなどでの使用に配慮し、シートバックとフレキシブルボード表面を樹脂製とすることで、濡れたり汚れたりしても掃除しやすくなっています。
日常使いならFFのターボなしでも十分

タフトは、全車190mmという高めの最低地上高に、ぬかるみなど滑りやすい路面での走破性や脱出性を高める「グリップサポート制御」が盛り込まれるなど、一般的な軽ワゴンの4WDモデルよりも高い悪路走破性が与えられています。
とはいえ、本格的なオフローダーではなく、生活四駆の域は出ません。アウトドアや降雪地域などでの日常ユースにちょうどいい4WDといえます。
発売時の価格は135万円3000円〜173万2500円。
2022年9月に特別仕様車の「ダーククロム ベンチャー」を設定。
2023年1月には、半導体などの部品不足による納期の長期化の解決策としてアイドリングストップレス仕様(eco IDLE非装着車)が追加されています。
中古車で人気のグレードは?

2023年6月で登場から3年になるタフトは、すでに中古車市場でも多くの物件が流通していますが、新車の納期長期化の影響が出ています。
ドレスアップやカスタマイズ済みのコンプリートカーが高値になっているのはもちろん、未使用車などでプレミアが付いているケースもあります。
いっぽうで、FF(2WD)で走行距離を重ねた個体では、100万円前後を付けている物件もあり、非降雪地域であればFFで十分ですから狙い目です。
街乗り中心で1人か2人までしか乗らないのならNAモデルでも不足はなく、4人乗車で高速道路や山道も頻繁に使うのならターボを指名したいところ。
「Gターボ」には、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープなどが用意され、高速道路での運転をサポートしてくれます。
グレード別で見ると、前席シートヒーターやルーフレールなどが標準化される「G」が人気になっています。