カローラクロスだけじゃない!コンパクトで使いやすい中古SUV!! プロがおすすめするライバルとは

ヤリスクロスとハリアー/RAV4の間を埋めるモデルとして、2021年に発売されたトヨタ カローラクロス。
大人5人での移動も許容できる室内の広さと、上位モデルに迫る装備、ハイブリッドによる経済性の高さなどから人気になりました。
くわえて新車の納期遅れなども手伝って、中古車は高値安定傾向です。そこでここでは、カローラクロスのライバルに焦点を当てて、お買い得なモデルを探ってみます。
CセグメントSUVの人気モデルであるトヨタ カローラクロスの人気は高く、年式が古かったり、走行距離が延びていても(短い個体が大半)高値安定という状態が続いています。
そこで、ここでは同クラスのライバルとなる中古車にフォーカスをあてて、おすすめモデルを探してみます。
最後のスバル XVは走りと「アイサイト」が魅力

スバル XVは、クロストレックの車名になる前の3代目が狙い目です。
クロストレックはまだ物件数が少なく、価格も下がっていませんが、3代目XVであれば走行距離が短くても200万円台、走行5万kmになると150万円くらいの物件もあります。
動力性能では、非力な1.6Lではなく、2.0L搭載車がおすすめ。マイルドハイブリッドのe-BOXERを積む「アドバンス」も人気を集めています。
スバル自慢の先進安全装備である「アイサイト(Ver.3)」やSPG(SUBARU GLOBAL PLATFORM)やシンメトリカルAWDによる走りの良さは、日常使いはもちろんアウトドアレジャーを積極的に楽しむユーザーにとくにおすすめです。
ライバルよりも大きめのエクリプス クロス

三菱 エクリプス クロスは、CセグメントSUVとしては大きめで、全長4,545mm×全幅1,805mm×全高1,685mmというサイズになっています。
横幅1,800mm以下という厳格な決まりがある駐車場では入庫できないケースもあるかもしれませんので、気になる方は要確認です。
2020年にビッグマイナーチェンジを受け、2.2Lディーゼルターボが廃止され、プラグインハイブリッドのPHEVが設定されました。
補助金を前提としたPHEVは、新車時の車両価格設定が高く、中古で買う場合は電池残量の確認も欠かせません。
アウトドアで給電をしたり、災害時などに走る蓄電池として使ったりすることも想定しているのあれば選択肢に入れる手もありますが、現在でも高値安定という状態になっています。
コンパクトSUVではやや手狭というユーザーで、カローラクロスよりも安価なモデルを狙っている方は、1.5Lガソリンを軸に2.2Lディーゼルも探すというのが無難といえます。
乗り味の良さが魅力のCX-30

乗り心地の良さや4人家族にちょうどいい広さを備えたSUVでは、マツダ CX-30もおすすめ。
フリースタイルドアやロータリーEVで注目のMX-30と同じプラットフォームを使いながら、CX-30はオーソドックスなリヤヒンジ式ドアを採用していて、後席に荷物を置く際や乗降性を含めても多くの人にとっては使いやすく感じられるはず。
1,550mm以下の高さ制限のある機会式立体駐車場に収まる全高1,540mmとしながらも大人でも実用的な後席居住性を確保。
パワーユニットは、2.0Lガソリンや1.8Lディーゼルターボ、新世代ガソリンエンジンの2.0L「e-SKYACTIV X」が設定され、6速ATだけでなく、6速MTも用意されています(2023年の一部改良でMTは廃止)。
e-SKYACTIV X とMTはほとんど市場に出回っていないため、2.0Lガソリンか1.8Lディーゼルで悩む方が多そう。
街乗り中心であれば前者を、長距離移動が多いのなら後者がおすすめです。
ほかにも狙い目はある

ほかにもカローラクロスとガチンコとなるホンダ ヴェゼル、日産 キックスなどの選択肢もあります。
ヴェゼルは現行だけでなく、先代にも目を向けると膨大な中古車が流通しています。
いっぽう100%電動駆動でシリーズハイブリッドである「e-POWER」専用車の日産 キックスは、カローラクロスよりもひと回り小さいものの、大人2人までの乗車が多いのであれば、中古市場での物件数、価格の面でも狙い目です。