子育て家族の必需品!? コンパクトからフルサイズまで150万円以下で買えるミニバン5選

就職して10年も経てば、会社ではそれなりの地位と給料をもらえるようになりますが、結婚をして家族が増えると、移動にクルマが必要というケースは多くなります。
そのいっぽうで、子育てにはなにかとお金が掛かるので、クルマに回すことができる費用は、それほど無いというのが実情です。
そこでここでは、150万円を目安に購入できる、家計に優しいミニバンを5台ピックアップしてみました。
- Chapter
- 高級フルサイズミニバンなら日産 エルグランド
- コンパクトでちょうどイイのが、ホンダ フリード
- ミニバン販売ナンバーワンの信頼性なら日産 セレナ
- ママにも人気。日常からドライブまでトヨタ シエンタ
- イカツさで選ぶなら「煌」」はマスト?トヨタ ヴォクシー
- なにかと出費がかさむ次期だからこそ、かしこく中古車を選びたい
高級フルサイズミニバンなら日産 エルグランド

1997年のデビュー時は、時代を牽引するクルマとして注目を集めた日産 エルグランドですが、現在はトヨタのアルファード/ヴェルファイアの影に隠れてしまっています。
とくに2010年の発売でロングセラーとなっている現行型(E52型)は、基本設計の古さを隠しきれていないように思います。そんな理由もあって、日産は次期エルグランドのティーザーイメージを早々と公開したのでしょうね。
いっぽうで、中古車で購入することを考えると、原稿エルグランドは車格と装備に反してお買い得感が高くなっています。
ライバルのアルファードの中古車平均価格が約400万円であるのに対し、エルグランドは約195万円。150万円以下でも、程度の良い個体を手に入れることができます。
ただし、もともとが高級車なので年式はそれなりで、メインは一部改良を受けた2016年式以前のモデルになります。
パワートレインは、2.5Lガソリン(レギュラー仕様)もしくは3.5Lガソリン(ハイオク仕様)で、ハイブリッドの用意はありません。
室内は、2列目がキャプテンシートの7人乗りと、ベンチシートの8人乗りがあり、家族構成や好みによって選ぶことができますが、中古車市場では7人乗りのほうがタマ数は多いようです。
サードシートが床下収納になっていることは、エルグランドの美点で、ラゲッジの床は少し高くなりますが、跳ね上げ式と違ってサードガラス付近がすっきりと圧迫感がなく快適です。
グレードは、おおきく分けるとハイウェイスター系を筆頭に、XG系、ライダー系、オーテック系の4つ。なかでもハイウェイスター系の「プレミアムアーバンクローム」はグリルのメッキ処理や内装の本革化などゴージャスな仕様となっておりおすすめです。
コンパクトでちょうどイイのが、ホンダ フリード

5ナンバーサイズで普段使いにも最適なホンダ フリードは、2016年から2024年まで販売された2代目(GB5/6/7/8型)が150万円以下で購入可能です。
初代をブラッシュアップするカタチで登場した2代目は、使い勝手や燃費、安全性能が向上しています。
室内は、2列目にキャプテンシートを配置した6人乗りとベンチシートの7人乗りにくわえ、2列シート5人乗りで荷室の広い「フリード+」から選択可能です。
なかでも2列目にキャプテンシートを配置する6人乗りは、チャイルドシートの取り付けがしやすく、大人もゆったり座れる快適な設計。7人乗りは必要ないという方にはおすすめです。
燃費は、1.5Lガソリン車が15.6km/L〜17.0km/L、ハイブリッド車は19.8km/L〜20.9km/Lで、先進安全運転支援システムのHonda SENSING(ホンダ センシング)を用意。
2019年のマイナーチェンジ以降は、すべてのグレードにHonda SENSINGが標準装備となっています。
150万円の予算があれば、ほとんどのグレードが購入可能なフリードですが、唯一「モデューロX」だけは予算オーバーとなるかもしれません。
ミニバン販売ナンバーワンの信頼性なら日産 セレナ

人気のミニバン、日産 セレナは「プロパイロット」が装備された先代のC27型が狙えます。
パワートレインは、2.0Lガソリンエンジン、2.0LのS-HYBRID(スマートハイブリッド)、e-POWERという3タイプから選択可能。駆動方式は、ガソリンとe-POWERがFF、S-HYBRIDはFFと4WDが用意されます。
スペック上の最高出力は、エンジン110kW(150PS)+モーター1.9kW(2.6PS)のS-HYBRIDがもっとも高くなっていますが、全域モーターで駆動するe-POWERは320Nmという分厚いトルクで、発進時などにもたつく感じがありません。
また燃費(JC08モード)は、2.0Lガソリンが15.0km/L、S-HYBRIDは15.0〜17.2km/L、e-POWERは26.2km/Lで、ここでもe-POWERの性能が光ります。
グレードは、スタンダードな「X」、中間グレードの「XV」、最上級グレードの「G」を基本に、エアロボディのハイウェイスターには「ハイウェイスター」「ハイウェイスターV」「ハイウェイスターG」がラインナップされています。
なかでもおすすめは、エアロボディの最上級グレードである「ハイウェイスターG」。
プロパイロットにくわえて、インテリジェントルームミラーをはじめとしたプレミアムインテリア、アダプティブLEDヘッドランプシステムやハンズフリースライドドアなど、メーカーオプションがほとんど装備されています。
150万以下で購入できる「ハイウェイスターG」は、2019年のマイナーチェンジ前に販売されたいわゆる前期モデルです。
フロントデザインが大きく進化した後期モデルにこだわるのなら、中間グレードの「ハイウェイスターV」がおすすめです。
ママにも人気。日常からドライブまでトヨタ シエンタ

トヨタ シエンタは5ナンバーサイズのコンパクトミニバンです。
初代モデルは2003年デビューで2015年まで販売。現行モデルは2022年にデビューした3代目ですが、150万円で狙うなら先代の2代目(170系)がおすすめです。
丸目2灯でどことなく可愛らしい雰囲気の初代から、通称「歌舞伎顔」になった2代目は、トレッキングシューズをイメージしたというエクステリアがポイント。
3代目がふたたび可愛い雰囲気になったもともあり、あえて2代目を指名して購入する方も少なくないようです。
パワートレインは、1.5Lのガソリンエンジンと、1.5Lハイブリッド(THSⅡ)の2つで、駆動方式はFFとガソリン車にのみ4WDを設定。
燃費(WLTCモード)はガソリン車が14.0〜17.0km/L、ハイブリッド車は22.8km/Lです。
安全装備には、Toyota safety Sense(トヨタセーフティセンス)を搭載。「X」グレードのみオプション設定だったので、中古車を選ぶ場合はかならずチェックしてください。
室内は、2018年のマイナーチェンジで2列シートのFUNBASE(ファンベース)が追加され、ライバルのホンダ フリード同様、2列シートの5人乗りと3列シートの6人または7人乗りを選べるようになりました。
通常は3〜4人で使用して、3列目シートはいざというときのための追加装備という使いかたがベスト。普段から多人数で乗る場合は、ワンランクおおきなモデルを選択したほうが良いかもしれません。
イカツさで選ぶなら「煌」」はマスト?トヨタ ヴォクシー

トヨタのミドルサイズミニバン、ノアの姉妹車ヴォクシーは、若いユーザー向けに尖ったデザインが特徴です。
人気のミニバンだけに150万円で狙えるのは、先代モデルのいわゆる80系になります。
ミドルサイズミニバンのなかでも人気がある機種なので、他と比較するとやや割高にも感じますが、そのぶんライバルより満足度が高いのもヴォクシーの魅力のひとつでもあります。
グレードは、廉価版の「X」をはじめ、室内のシート生地や装備がワンランク上のものとなり、15インチアルミホイールが標準装備の「V」、エアロパーツを装備した「ZS」の3つ。
おすすめは、ZSをベースに専用パーツを多数装備した特別仕様車「煌」シリーズ。ハイブリッドモデルでも、前期であれば購入できます。
なにかと出費がかさむ次期だからこそ、かしこく中古車を選びたい

子育てにはなにかとお金がかかるものですから、クルマに関する出費はできるだけ抑えたいという方もいるでしょう。いっぽうで、家族の快適性や利便性を考えると、ミニバンは子育てにベストなモデルです。
その両方の希望をコスパ良く満たしてくれるのが、中古車という存在です。
ここでは紹介した以外にも、コスパの良いミニバンはまだまだありますから、それぞれ家族のカタチとニーズにあったミニバンを探してみてください。