新型の登場で気になる人も多いハズ!ホンダ フリードの買取相場と、査定額をアップさせるコツやポイントを紹介!

ホンダ フリードは、子育て世帯に人気のミニバンの中でもコンパクトな5ナンバーサイズに収まるモデルです。
2021年7月には初代発売からのシリーズ累計販売台数が100万台を突破し、中古車市場にも多数出回っている1台です。
本記事では、2022年2月時点でのフリードの平均買取相場や、年式別、走行距離別の買取相場を紹介します。
- Chapter
- ホンダ フリードはどんな車?
- フリードの中古車の平均買取価格相場
- 年式別で見る、フリード中古車の買取価格相場
- 走行距離別で見る、フリード中古車の買取価格相場
- フルモデルチェンジ・走行距離に注意しながら、賢く売却しよう
ホンダ フリードはどんな車?

初代フリードが登場したのは2008年。狭い道路や高さ制限のある立体駐車場などが多い都市部でも運転しやすく、かつミニバンらしい広々した室内空間を確保しているのが特徴です。
まさにキャッチフレースにもある「ちょうどいい」ミニバンとして、ファミリーを中心に発売直後から多くの人気を集めました。
現行型は2016年発売の2代目モデル。現在新車販売されているのは、2019年のマイナーチェンジ後モデルとなります。
コンパクトなボディに広々した室内空間という初代の良さは引き継ぎつつ、乗る人を選ばないシンプルでスタイリッシュなデザインも魅力。発売当初は2列シート仕様の「フリード+」も設定されるなど、より幅広いニーズに応える一台となりました。
2022年2月現在、パワートレインにはガソリン車とハイブリッド車を用意。グレードは大きく分けるとB、G、CROSSTARの3つがあるほか、コンプリートモデルの「Modulo X」もラインアップされています。
いずれも先進安全装備「Honda SENSING」を標準装備しているのも、ファミリーには嬉しいポイントです。
フリードの中古車の平均買取価格相場

ここからは、車選びドットコムの直近の買取実績データ(2022年2月10日時点)から、ホンダ・フリードの中古車買取価格の相場について説明します。
車選びドットコムの実績では、ホンダ・フリードの全年式での平均買取価格は1,294,000円。最高査定額は2,062,000円となっています。
なお、平均の経過年式は10年3か月で、平均累積走行距離は67,000kmです。
フリードのようなファミリーカー向きのミニバンは、子どもが小さい頃から大きくなるまで長期間にわたって使用するという方も多く、買い替えまでの平均経過年式はやや長めとなる印象。そのため、年式が古くても走行距離が短いなど状態が良ければ高額査定が期待できます。
年式別で見る、フリード中古車の買取価格相場

続いては、年式別のフリードの買取相場を見ていきます。
一般的に車の買取価格は、年式が古くなるごとに下落し、特に車検のタイミングとなる3年・5年・7年落ちの際に大きく値下がりすると言われています。フリードにおいては先述したとおり、ある程度年式が古くなっても高値で買い取ってもらいやすい車種ですが、7年落ちとなるタイミングの値下げ幅が特に大きい印象です。
ここでは車選びドットコムにて買取価格相場を調べた方のシミュレーション結果をもとに、2022年式から2013年式まで順に、2022年2月10日時点のフリードの買取査定相場を紹介します。
2022年式
2022年式のフリードの平均的な買取相場価格帯は、152万円〜192万円となっています。
こちらはまだ購入から間もなく、ほぼ新品同様と言えるため買取価格もかなり高値となります。ただ、新車価格よりも50万円ほど安くなってしまうケースもあり、ここまで早く売却するメリットはほぼ無いと言えるでしょう。
2021年式
2021年式のフリードの平均的な買取相場価格帯は、144万円〜174万円となっています。
こちらも購入から1年未満とかなり新しく、都市部のファミリーに人気のコンパクトミニバンということで中古車需要も多いため、買取価格は引き続き高値となる印象。ただし2022年式と同様に、新車価格よりは大きく値が下がるため、売却タイミングはもう少し先にするのをおすすめします。
2020年式
2020年式のフリードの平均的な買取相場価格帯は、136万円〜171万円となっています。
間もなく3年落ちが近づいてくる年式ですが、平均買取価格は2021年式とさほど大きく変わりません。
まだしばらくは買取価格の大幅な下落も予想されないため、このまま乗り続けても良いですし、家族が増えるなどしてより大きなファミリーカーが必要になった方であれば、車検前に売却して次の車購入の足しにするというのも一つの手です。
2019年式
2019年式のフリードの平均的な買取相場価格帯は、121万円〜161万円となっています。
2019年10月は現行型モデルのマイナーチェンジが行われており、同年式ではマイナーチェンジ前後の車両が混ざっての平均買取価格となります。
一般的にはモデルチェンジ実施時にも買取価格が下がりやすいと言われていますが、フリードは長期間乗り続けるユーザーも多いことから2019年式の売却事例が少なく、そこまで大きな値下がりには至っていません。
2018年式
2018年式のフリードの平均的な買取相場価格帯は、98万円〜148万円となっています。
マイナーチェンジ前のモデルということで一つ型落ちにあたり、また年式も徐々に古くなってきたことで走行距離が伸びてきた車両が増えることから、平均買取価格は前年式に比べてやや大きな値下がりを見せている印象です。
その中でも高値がつきやすいのは、ハイブリッド車、もしくは先進安全技術「Honda SENSING」搭載車。走行距離次第ではありますが、150万円を超える価格で取引されているケースも見られます。
2017年式
2017年式のフリードの平均的な買取相場価格帯は、105万円〜148万円となっています。
2022年中に5年落ちを迎える同年式ですが、2018年式モデルとラインアップや装備内容などはほとんど変わらないため、平均買取価格もほぼ変動しないようです。
2016年式
2016年式のフリードの平均的な買取相場価格帯は、96万円〜145万円となっています。
2016年9月は現行型フリードが新登場した時期で、同年式も2017・2018年式と平均買取相場は大きく変わらない傾向。年式の割に買取価格も比較的高いため、コストパフォーマンスが良いモデルと言えます。
2015年式
2015年式のフリードの平均的な買取相場価格帯は、83万円〜134万円となっています。
7年落ちを迎えるということと、フルモデルチェンジ以前の旧型であるということが重なり、平均買取価格は前年式から大幅な下落を見せています。ただ、後述する2014年式以前の車両に比べると査定額は高いと言えるため、売却するなら早め早めがおすすめです。
2014年式
2014年式のフリードの平均的な買取相場価格帯は、24万円〜79万円となっています。
2014年は先代フリードのマイナーチェンジが行われた年。7年落ちのタイミングで車を買い替える方が多いことから、市場には多くの車両が出回っており、また中古車としての需要も減ることで買取価格はさらに大きく下落します。
2013年式
2013年式のフリードの平均的な買取相場価格帯は、18万円〜48万円となっています。
前年式と比べて、平均買取価格はさらに下落。高いものでも50万円を超える査定額は少なくなってくるため、先代モデルの場合は早めの売却が無難と言えます。
走行距離別で見る、フリード中古車の買取価格相場

年式に続いて、走行距離別のフリードの買取相場を見ていきます。
都市部でも扱いやすいコンパクトミニバンということで、日常使いに利用するユーザーが多いフリードは、全車両の平均走行距離が6.7万kmとそこまで長くないのが特徴です。また中古車需要も高いことから走行距離が短い車両は高値がつきやすく、コストパフォーマンスの良い車と言えます。
ここでは車選びドットコムにて買取価格相場を調べた方のシミュレーション結果をもとに、2022年2月時点の0〜10万kmまでのフリードの買取査定相場を紹介します。
5万km未満なら、100万円以上の査定が期待できる
走行距離が5万km未満の車両の場合、現行型モデルであれば100万円以上の査定額が期待できます。
新車で販売されている最新モデルであれば最も高値がつきやすいですが、マイナーチェンジ以前の2016〜2019年式であっても、100万円を切るケースはほとんど見られません(車の状態や装備による)。
先代モデルで走行距離が浅い車両は少ないですが、3〜4万km以上になると少しずつ事例が増えてきます。年式が古い分、価格はどうしても安くなりがちですが、ハイブリッド車やエアロ付きモデル、人気が高い特別仕様車などであれば、100万円前後で取引されることも珍しくないようです。
走行距離 | 平均買取価格 |
---|---|
0km〜 | 152万円 〜 192万円 |
1万km〜 | 161万円 〜 193万円 |
2万km〜 | 133万円 〜 184万円 |
3万km〜 | 112万円 〜 166万円 |
4万km〜 | 106万円 〜 150万円 |
6万kmを超えると、買取価格は大幅下落の傾向に
走行距離が5万kmを超えると、現行型だけでなく先代モデルも多く売却されるようになり、平均買取価格は値下がりしていきます。
特に6万km台からは値下がり幅がかなり大きく、高年式であっても100万円を超える査定額はあまり付かなくなります。
もしフリードを乗り潰すつもりがなく、定期的に買い替えながら車に乗りたいという方は、3年・5年・7年落ちのタイミングだけでなく走行距離にも注意しておくと良いでしょう。
走行距離 | 平均買取価格 |
---|---|
5万km〜 | 88万円 〜 138万円 |
6万km〜 | 59万円 〜 78万円 |
7万km〜 | 20万円 〜 49万円 |
8万km〜 | 28万円 〜 49万円 |
9万km〜 | 13万円 〜 35万円 |
フルモデルチェンジ・走行距離に注意しながら、賢く売却しよう

現行型の2代目フリードは2016年の登場で、間もなく6年を迎えようというところ。先代モデルの発売期間は約8年ほどだったので、そろそろフルモデルチェンジの噂が出始めるのでは?という段階です。
車選びドットコムの買取事例の傾向から見ても、フルモデルチェンジ前後は買取価格の変動が起こりやすく、高額買取を狙うならモデルチェンジ前がおすすめと言えます。
また、走行距離にも注意して売却タイミングを見極めましょう。できるだけ高値で売却したいのであれば、目安は6万km未満です。