BMW 3シリーズの中古車ならこのモデルがオススメ!

BMW・3シリーズは、同ブランドの基幹モデルです。メルセデス・ベンツ Cクラス、アウディ A4とともに、ドイツ・プレミアム御三家といわれるブランドのなかで非常に重要なクラスに属しています。
ほかの多くのクルマと同様に、3シリーズも代を重ねるごとに大型化していますが、日本の狭い道路や駐車場事情でも比較的扱いやすいサイズに収まっていることが美点です。
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- 大人気の3シリーズは、スタイリングと走り、 扱いやすいサイズと実用性を備える
- 物件数が多い6代目(F30系)を狙うなら衝突被害軽減ブレーキ搭載車を選択したい
- 現行型も中古車市場に流通しつつあるが、 安くても300万円以上か!?
大人気の3シリーズは、スタイリングと走り、 扱いやすいサイズと実用性を備える

BMWブランドのスローガンである「駆け抜ける喜び」を体現する1台といえるのがBMW3シリーズです。ここでは、日本市場で人気のあるセダンとツーリングをピックアップします。
代々、FRレイアウトをベースに(4WDも設定)、大人4人が無理なく座れる居住性、数泊のドライブにも対応する積載性を備え、とくにステーションワゴンのツーリングは、セダンよりも多くの荷物や大きな物を積み込みたいニーズに応えてきました。
筆者の知人のプロカメラマンも多くの機材をツーリングのラゲッジに積み込み、移動中の運転も楽しんでいます。

日本の道路でも持て余すことがないサイズでありながら、走りもスタイリングも実用性も妥協したくない層から絶大な支持を集めています。
なお、6代目(F30型)は、フロントのアウタードアハンドルの形状を日本専用設計として全幅を1,800mmに抑えるなど、日本市場への配慮が施されていました。

現在、中古車市場である程度タマ数が揃ってくるのが、2005年から2011年まで発売された5代目のE90系です。
全幅は1,800mmに収まり、マンションなど制約がある駐車場でも対応できるボディサイズに、2.0L直列4気筒、2.5L直列6気筒、3.0Lツインターボという3タイプのエンジンが搭載されていました。
2.0Lガソリンを積む320i系でもストレスなく走らせることができますが、ツーリングに多くの荷物を積み込み、4人乗車が多いのなら、2.5L直列6気筒(通称シルキー6)を積む325iのスムーズで余力ある動力性能も捨てがたいものがあります。
年代的にも価格はこなれていますが、走行距離を重ねた個体が比較的多く、物件選びは慎重に行いたいところです。
物件数が多い6代目(F30系)を狙うなら衝突被害軽減ブレーキ搭載車を選択したい

中古車市場で、選択肢が多くなるのが先代の6代目となるF30系。2012年から2019年まで販売されています。
先述したように、フロントドアの専用設計により全幅を1,800mmに抑えただけでなく、ディーゼルエンジン車や3.0L直列6気筒にターボを組み合わせたハイブリッドのアクティブハイブリッド3、2016年にはプラグインハイブリッドの330e、ダウンサイジングターボの1.5L直列3気筒ターボを積んだ318iもリリースされています。

安全装備としては、2013年8月に衝突被害軽減ブレーキを含む「ドライビング・アシスト」が全車に標準装備。
加えて、BMWはテレマティクスサービスへの取り組みも早く、通信モジュールを車載した「BMW SOSコール」、「BMWテレサービス」も全車に標準装備されています。
6代目のF30系を狙うのであれば、衝突被害軽減ブレーキ付を条件としたいところです。

中古車市場では、ハイブリッドであるアクティブハイブリッド3はタマ数がかなり少ないものの、プラグインハイブリッドの330eは思いのほか流通しているようです。
ガソリン高のいま、とにかく燃料代を抑えたいのなら狙い目かもしれません。
人気なのは2.0Lガソリンを積む320iで、音振動面ではディーゼルらしさが残るものの、2.0Lの320dや1.5Lの318iも値落ちが進んでいるようです。
現行型も中古車市場に流通しつつあるが、 安くても300万円以上か!?

もっとも高い満足感が得られるのは現行型のG20です。ただし300万円オーバーという相場になっているので、”予算が許せば”という条件付きです。
全幅が1,825mm以上となるなど、サイズの拡大は取り回しを考えると諸手を挙げて歓迎とはいえませんが、3シリーズらしい俊敏なフットワークは健在。高速域の走行安定性も高まっています。
また、先進安全装備も大幅に進化。渋滞時の手放し運転が可能な「ハンズオフ」機能や、一度通った道を記憶し、自動で後退できる「リバース・アシスト」は、狭い道ですれ違えずバックする際に重宝します。