中古のEK9を購入する際は、エンジンの始動性が良いか、アイドリング時の回転バラツキがないか、吹かした時にスムーズに回るかなどは購入時に最低限チェックしてください。これらのどれかに違和感を感じる場合は、エンジン本体というよりかはセンサーや点火系のトラブルを抱えている可能性があります。特に、ディストリビューターはトラブル出やすく、トラブルが出るとエンジンがかからなくなります。
エンジン本体で言いますと、B16Bエンジンはとても丈夫にできているので、オイル管理が悪くない限りはサーキット走行で酷使していても簡単にブローするエンジンではありません。逆に街乗りだけで低回転で回しているエンジンの方がカーボンがたまり、エンジン回転がスムーズに回らないということがあります。
その他、トラブルが起こりやすい箇所は、エンジンオイルパンからのオイル滲み(パッキン交換で直ります)、ドライブシャフトブーツの破れ(ブーツ交換)、リアトレーリングアームブッシュの破れ(アームアッシーで交換)などがよく発生しています。これらはどれもいつか交換するタイミングがきます。なので、これらのパーツがダメになっているからと言ってその車を買わないという判断はしないほうがいいです。
EK9は年式もそこそこ経過している車になるので、メンテナンスしながら乗るということを念頭に置いてお考えください。部品が高いというとそんなこともなく、部品点数もFFなので少ないです。ある一定のメンテナンスを行うと、一定期間は何も交換する必要がなくなるなど、かなり経済的に乗れます。
燃費もとてもいいので、車両価格がこれ以上高騰する前に購入をオススメします。