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メルセデス・ベンツの関連情報

日本では、高級車ブランドとして広く認知されているメルセデス・ベンツ。自動車産業は19世紀末から始まりますが、メルセデス・ベンツは、世界で初めて自動車会社同士が合併してできた会社です。ドイツにあったベンツ社とダイムラー社が、1926年に合併して誕生しました。創業者のカール・ベンツにより発明され、その妻ベルタ・ベンツによって功績を認められた「ガソリン式エンジン」は、その後の自動車産業の発展に大きく貢献しました。
ダイムラー社は自動車販売会社としての顔だけではなく、エンジンやトランスミッションを他社に供給するサプライヤーとしての一面も持っており、かつてポルシェやジャガーに自社製のATを供給していました。現在では、日本でも日立建機や加藤製作所といった重機メーカーが、メルセデス製のディーゼルエンジンを搭載した製品をラインナップしています。また1980年以降、オプション装備としてのエアバッグ設定で先行するなど、自動車の安全向上に関わる実績があり、エンジンだけではなく安全思想・技術でも時代をリードしてきました。エアバック以外にも、3点式シートベルト、ABS、ソフノーズデザイン、そして最も代表的な例である衝撃吸収構造ボディなど、その功績は枚挙にいとまがないほどです。
現在の自動車産業における、安全思想の考え方の基本は全てダイムラー社が提唱したものと言えます。車に詳しくない人にもよく知られているエンブレムは、陸・海・空の分野で同社の反映を願ってデザインされたものです。そんなメルセデス・ベンツと言えば、日本では高級ブランドのイメージが定着していますが、海外ではバス・トラックなどの商用車、そして大衆車から高級車まで、幅広く自動車を生産する総合メーカーとして知られています。また、近年はセダンタイプだけでなく、コンパクト・ハッチバックタイプの車種も多くなり、以前と比較し、日本でも購入しやすくなったと言えるでしょう。そのため中古車市場での流通量も多いです。
歴史
メルセデス・ベンツのメーカーであるダイムラー社は、1883年にドイツの技術者カール・ベンツによってベンツ社として創設され、 1926年に同じくドイツの技術者ゴットリープ・ダイムラーが1900年に創設したダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト社と合併、社名をダイムラー・ベンツとしました。
その合併を機に誕生したのが「メルセデス・ベンツ」ブランドで、社名が当時のダイムラー・ベンツから現在のダイムラーに代わってもブランド名の変更は行われませんでした。
「メルセデス」はスペイン語で『慈悲深い人』という意味の人名で、「ダイムラー」という硬い響きを嫌って当時流行していたスペイン風の響きを持つ名前をあえて選んだと言われています。その名残もあってか、欧米では一般に「メルセデス」「メルセデス・ベンツ」と呼ばれていますが、日本では「ベンツ」と呼ばれることの方が多いです。しかし、欧米と同じく硬い響きを嫌い、ディーラーは勿論オーナーなども「メルセデス」と呼んでいます。また、メルセデス・ベンツはその名前が象徴するように、安全思想において世界をリードしてきました。
メルセデス・ベンツの歴史は、安全性能の歴史と言っても過言ではありません。同社の掲げるセーフティコンセプトは、現在では世界の自動車メーカーの規範のひとつになっていますが、 そこには開発者による長年の研究と事故調査の積み重ねがあるのです。
ブランドイメージ
日本では、以前の輸入元であったヤナセの「いいものだけを世界から」というキャッチフレーズを全面に出した、 高価格帯車種を中心に輸入するブランド戦略のイメージが強く残っており、しばしば高級車メーカーと紹介や誤認をされています。しかし実際は、バン、タクシー、大型バス、トラックなどの営業車をはじめ、商用車や各種作業車、大衆車までを幅広い車種を扱う自動車総合メーカーとして世界では知られています。欧米ではボルボ、ルノーなどと並ぶ自動車総合メーカーです。
日本での新車販売価格は約280万円~約5,800万円で、全クラスで同じ排気量の日本車の1.5倍以上の価格設定になっています。代表的なEクラスは、日本では世帯年収の平均を超える価格設定ですが、欧州ではタクシーとしての利用をはじめ廉価なグレードも数多く、多様な客層が利用する車種として知られています。カー・アンド・ドライバー誌が東京・青山通りで行なっている車種別の通行数ランキングでは、トヨタ・カローラなどの日本メーカーの大衆車を押さえ、 社有車・社用車としての登録が多いEクラスが1位の常連になっており、登録、使用本拠の地域的偏在も大きいブランド車です。
中古車市場
輸入車ブランドとしての販売台数が日本一多い(2012年度現在)メルセデス・ベンツは、日本の自動車ブランド同様に、中古車が広く販売されており、 その市場は非常に大きくなっています。しかし、日本車と比べると既出にあるような高級車イメージが保持されているため、値段の下落が比較的少ないと言えるでしょう。
ただし「モデルチェンジの間隔が長い」という特徴も持つため、モデルやグレード、ボディカラーによってはかなり安く購入することも可能で、 新車登録から10年を超えるような低年式車では100万円以下で購入できるものも珍しくありません。メルセデス・ベンツは、その徹底した安全性能と高品質で現在の地位を獲得してきました。
しかし、1990年代中盤以降、コストダウンを進めメイン工場を南アフリカや中国、アメリカなどに置くことなどを推進した結果、内装設備のランクダウンにより一時期、 乗り味や質感など品質が著しく低下していた時期が存在しました。これにより1990年代後半では、中古車価格が新車よりも高騰するという事態が発生する事態にまで発展。これに対し、2000年以降のモデルに品質の改善を進め、現在では品質低下以前以上の品質の取得に成功しています。中古車のメルセデス・ベンツをご検討の際は、製造年を確認してからの購入をお勧めします。