ストラーダは、三菱自動車が1990年代に販売していたピックアップトラック(前部に４ドアのキャビン、後部が荷台のトラック)です。海外輸出用に生産されたものを日本国内用に名前を変更して販売したもので、エンジンは2.5lのディーゼルでパートタイム4WD、最大乗車人数は５人で少し狭い荷台(約1.5m四方、最大荷重500kg)のトラックです。変速機は５速マニュアルで後にオートマチックも追加されました。
元は海外用ですので車体は大きく日本では１ナンバーの中型車に分類されました。このタイプの車は日本では余り見かけませんが、海外の自然豊かなところでは重宝される種類の車です。日本では実質的な使用よりは趣味的に使用されることが多いことより、カーオーディオ関係が充実していましたし、外見は極太タイヤ、アルミホイール等でスタイリッシュになっていました。また、オートマチックトランスミッションの導入など快適性をもたせたモデルになっていました。
中古車に関しては、さすがに古い車ですので流通量はほとんどなく、あるところでも100万円近い価格がついています。このモデルの後継は、実質的には間をあけて2006年に発売されたトライトンだと見られます。海外でのモデルではストラーダ同様ディーゼルエンジン車があるのですが日本国内ではガソリンエンジン車のみの販売でした。また、この車はタイ王国からの逆輸入車で、残念な事に2011年に販売を止めてしまいました。