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「遊べる軽」のハスラーが進化。タフで力強い外観になったタフワイルドを徹底解説

スズキ ハスラー タフワイルド ターボ

軽ハイトワゴンとSUVを融合することで大ヒットした初代ハスラーのコンセプトを受け継いで、2020年にデビューした2代目ハスラー

2022年と2024年の仕様変更に続き、2026年5月には安全性能の強化とエクステリアデザインの変更などで、魅力を高めて商品力を強化してきました。

ここでは、2026年に改良を受けた新型スズキ ハスラー タフワイルドのインプレッションを中心に、2代目ハスラーを解説します。

Chapter
大ヒットした初代ハスラーを引き継いだ2代目は2020年に登場!
2代目ハスラーのこれまでの改良は3回
内外装の刷新と、運転支援システムのアップデートで商品力をアップ
背の高さを忘れるほど安定した乗り心地
スーパーハイトワゴンに次ぐ人気モデル

大ヒットした初代ハスラーを引き継いだ2代目は2020年に登場!

スズキ ハスラー 2代目

2020年1月に販売開始された2代目スズキ ハスラー(MR52S/MR92S型)は、「もっと遊べる!もっとワクワク!!もっとアクティブな軽クロスオーバー」をコンセプトに開発されました。

基本骨格は、スペーシアと共通の軽量・高剛性の新世代プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」をベースに、バックドア、センターピラー、サイドドアに「環状骨格構造」を形成。スポット溶接部には、構造用接着剤を採用して、ボディ剛性の向上による優れた操縦安定性と乗り心地を実現しました。

くわえて室内のこもり音や雨音を低減する「高減衰マスチックシーラー」を軽自動車で初採用。さらに防音材や遮音材を要所要所に配置することで、静粛性の高い室内としています。

外観デザインは、丸形ヘッドランプやスクエア基調のグリルで先代ハスラーのDNAを色濃く残しながら、エンジンフード位置を持ち上げることで、力強く、頑丈なイメージを強化しています。

スズキ ハスラー インパネ

インテリアは、特徴的な3連インパネカラーガーニッシュを挟む上下のバーが力強い骨格を表現すると同時に、視認性とともにアニメーションにもこだわった4.2インチカラー液晶メーターにより、「タフで機能的」「遊び心」を刺激するワクワクするものに仕上げられました。

パワートレインは、自然吸気エンジンがデュアルインジェクションシステムを搭載した新開発のR06D型。ターボエンジンは、ゆとりの動力性能を備えるR06A型をそれぞれ採用。

全車マイルドハイブリッド化することで、低速域から中高速域まで優れた燃費性能と軽快な走りを実現しています。

安全性能は、夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめ、運転支援システムの機能を拡充。

周囲を立体的に360°確認できる「3Dビュー」、後方で左右から人や物が自車に近づいてくることをお知らせする「左右確認サポート機能」、シフトレバーをバックからドライブに切り替えた際、カメラ映像がフロントビューに自動で切り替わる「フロントビュー自動表示機能(切り返し時)」なども搭載されました。

さらにターボ車には、高速道路でのドライバーの負担を軽減する、全車速追従機能を備えたアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線逸脱抑制機能が標準装備されています。

2代目ハスラーのこれまでの改良は3回

スズキ ハスラー タフワイルド (2024)

最初の改良は2022年5月で、全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線逸脱抑制機能を全車に標準装備したほか、狭路でのすれ違い時の接触防止をサポートするすれ違い支援機能、LEDヘッドランプ(HYBRID Gターボ)の追加などで安全性を向上しました。

2024年5月の改良では、「タフワイルド」を新設定。専用のフロントグリルやメッキバンパーガーニッシュ、専用エンブレム、ブラックメタリックの15インチアルミホイール、ルーフレールを採用した、タフで存在感のある外観と、撥水加工を施したファブリックシート表皮やドアトリムクロス、マットカーキを基調とした専用インテリアカラーで、アクティブな印象となっています。

ハスラー自体は、全車LEDヘッドランプの標準装備をはじめ、コネクティッドサービスの「スズキコネクト」への対応を実施。HYBRID X/HYBRID Xターボには、ナノイーX搭載フルオートエアコン、360°プレミアムUV&IRカットガラス、シートバックアッパーポケットなどを採用し、快適装備を充実させています。

2026年5月には、内外装の刷新と、運転支援システムのアップデートを行なっています。

内外装の刷新と、運転支援システムのアップデートで商品力をアップ

今回、試乗したのは、2026年5月に内外装の刷新と、運転支援システムのアップデートを受けたハスラーのタフワイルド ターボ4WD車(車両本体価格204万8200円)です。

オプションとして、ウッドランドカーキメタリックブラック2トーンのボディカラー(4万9500円)をはじめ、全方位モニター付メモリーナビゲーション(21万7800円)、フロアマット(2万6180円)、ドライブレコーダー(3万8940円)&ETC車載器(1万5400円)が追加装着されています。

今回の改良で大きく変わったのはフロントマスクで、タフワイルドはSUZUKIのアルファベットエンブレムをあしらった大胆なブロック形状のフロントグリルに、ヘッドランプまわりもブラックアウトすることで、オフロードイメージが強化されました。

ちなみにハスラーもフロントグリル&バンパーを刷新し、こちらはオンロード寄りのクロスオーバーイメージとされています。

運転支援機能は、ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車まで拡大し、交差点での検知にも対応したの衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」の採用をはじめ、車線変更時などに後方から接近する車両を検知し、ドライバーへ注意を促す「ブラインドスポットモニター」、後退時に左右から接近してくる車両を検知し、安全をサポートする「リアクロストラフィックアラート」、電動パーキングブレーキやブレーキホールドを全車に標準装備します。

また「アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)」には、渋滞時の停止保持機能を追加するなど、軽自動車ではトップレベルの機能が備わりました。

背の高さを忘れるほど安定した乗り心地

走行安定性を高めるため、環状骨格構造や構造用接着剤を採用したボディは、1,680mmと比較的高い全高ながら、走行中に不安を感じさせる揺れが非常に抑えられています。

パワフルなターボエンジンを搭載していますが、加速する際やブレーキを踏んだときも前後の不快な揺れが抑えられていますので、乗員全員に安心を提供してくれます。

高速道路でのアダプティブクルーズコントロールは、加減速やステアリングの制御もドライバーの感覚に近いフィーリングに仕上がっており、違和感なく使用することができます。

高速道路と一般道を約200km試乗した燃費は、17.0km/L。カタログ燃費が20.4km/Lなので十分満足できる数値といえるでしょう。

スーパーハイトワゴンに次ぐ人気モデル

スズキ ハスラー タフワイルド ターボ

スーパーハイトワゴン、スペーシア譲りの広い室内空間と最低地上高180mm+15インチアルミホイールによるオンオフ問わない高い走行性能を両立している軽クロスオーバーのスズキハスラー。

2026年6月の新車販売台数は約8千台で、スライドドアのないモデルとしては脅威の売り上げ。このように安定した新車販売台数は、ハスラーの高い実力の裏付けといえるでしょう。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として本格的に参画し、2006年に独立。現在は、日本でもっとも多くの広報車両を借り出して取材を行うフリーランスの編集者として活動中。中古車の流通、販売店に精通した「中古車相場師」と呼ばれるいっぽうで、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

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