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【エンジンオイル・エレメントを交換するのを忘れるとどうなる？】
エンジンオイル性能の三大要素
・潤滑制
・気密性
・内部の衝撃吸収
である。
と、随分前にMOTULの講義に参加した時に聞いた覚えがあります。
それをふまえて考えると
エレメントはオイルが拾ってきた内部の摩耗紛、汚れなどをろ過していますので、交換しないと
それらの異物がたまり詰まってしまいます。（循環に必要な油圧が下ってきてしまいます。）
併せてオイルの性能維持に支障をきたすことになります。
オイルは時間経過や熱で成分が劣化していきます。
さらに内部で発生する汚れや異物が混ざり、長期使用続けるとヘドロ化していきますので
オイルとしての液量も下がりますし、循環不良や三大要素が落ちてきます。
また、安いオイルは ベースオイルの性能が低いので、添加剤をたくさん入れて性能をあげていますが、
添加剤の成分は熱に非常に弱くてすぐに死滅しています。
残されているベースオイルが最悪なのでかなり早めの交換サイクルでないと、当然のドライスタートも重ねて
確実にエンジンにダメージを蓄積していきます。（パワーダウン、燃費悪化）
【もし5000ｋｍを超えて走り続けた場合には、どのような不具合が発生するのでしょうか？】
質問者様ですと5000Km交換目安とのことですので、少しくらいなら大丈夫です。
それよりもオイルの性能維持期間3か月以内を目安に
交換されてはいかがかなとは思います。
エレメントは2回に一度交換、3回に一度交換でも
決めたペースで定期的に交換すれば心配いらないかと思います。
ダメオイルに限ってオイル交換後に『なんだかエンジンの調子よくなったぜ！』って感じます。
これはそれだけ性能が低下していたということです。
いいオイルは交換しても特に調子は変わらず、『調子よくなったぜ！』感はありませんが、
それだけ性能を維持できているということです。
理想を言えばハイグレードなオイルをまめに交換したいところではありますが
過剰なメンテは『一生もの』の車でもない限り、無駄です。
車の乗り換えについても考えなくてはならず、
乗っている間は愛車が元気でいてくれるように
自分に合った適当なオイルグレードと
適当な交換サイクルを考えねければなりません。
参考にされてください。
