キャンプ・車中泊に最適な車ランキング
ライターおすすめのキャンプ・車中泊に最適な車をランキング形式でご紹介します。
コロナ禍以前から空前のキャンプブームが続いています。
密を避けるニーズから人気は高まるばかり。オートキャンプをはじめ、釣りや登山、スキーやサーフィンなどの各種アクティビティを楽しむ人も含めて車中泊をしながら趣味に打ち込む人も多いでしょう。
ここでは、キャンプ・車中泊に最適なモデルをピックアップ。1人からファミリーまで人数に応じて最適なサイズや車格は異なりますので、多彩なボディタイプからランクインさせました。
なお、商用車はランキングから除いています。
5位:ダイハツ タフト
日常使いからアウトドアまで対応。ハスラーを超える最低地上高を備える。

ダイハツ タフトは、スズキ ハスラーの対抗馬であるのと同時に、新車販売を終えているキャスト・アクティバの後継的存在といえるでしょう。
ハスラーと同じクロスオーバー風SUVで、4WDもフルタイムではなくスタンバイ式で、こちらも生活四駆といえます。なお、タフトの最低地上高は190mmで、ハスラーよりも10mm高くなっています。190mmあれば、降雪地域や舗装されていないキャンプ場内でもほぼカバーできるはず。さらに、FF、4WDともにグリップサポート制御が備わり、泥濘路などでの発進性などをサポートします。
多彩なシートアレンジを用意し、後席をフルフラットにした際、荷室との段差を抑えるだけでなく、ドアパネルとの隙間もなくすことで、小物アイテムが落ちにくい完全フラットを謳っています。
後席背もたれ裏と荷室ボードは樹脂製で、汚れや水に強く手入れしやすいのもアウトドア向き。そのほか、全車標準のマルチフック、ラゲッジネットなどをオプション設定するなど、荷物の積みやすさにも配慮しています。
1人でキャンプや車中泊を楽しむのならハスラーとともに最適な相棒になるはず。
4位:スズキ ハスラー
大人気のクロスオーバーSUVは、多彩なシートアレンジを用意。

2代目ハスラーは、2020年1月に発売されました。
ジムニーのような本格オフローダーではないものの、FFに加えて、生活四駆ともいえるスタンバイ式4WDを設定しています。冬期はFFでも基本的には走行できるものの、4WDであるとより安心といったニーズに応えています。オートキャンプや整備された林道、走行可能な砂浜などを走る程度であればカバーできるはず。
4WDには、滑りやすい路面で発進性を高める「グリップコントロール」、急な下り坂で車速を約7km/hで維持する「ヒルディセントコントロール」を用意しています。
シートアレンジをチェックすると、スズキ得意の助手席前倒し機構(座面を跳ね上げて、背もたれを完全に前倒しできる)が車中泊時に重宝するはず。約1.9mの長さ(奥行き)を確保できます。
さらに、前席のヘッドレストを外せば両席ともにフルフラットが可能で、最大2名までの車中泊に対応します。
そのほか、防汚タイプのラゲッジアンダーボックスなど、濡れたり汚れたりしてもメンテナンスしやすいラゲッジ(フロアボードと後席背面)が用意されていて、アウトドアフィールドで気兼ねなく楽しむことができます。
3位:トヨタ RAV4
1人で車中泊なら「後席前倒しと荷室」でフラットな空間を確保できる。

国産ミドルサイズSUVではRAV4、スバル フォレスター、マツダ CX-5や日産 エクストレイルなどがキャンプや車中泊などで活躍してくれるモデルといえます。ここでは、じつに3タイプの4WDを設定するRAV4をランクインさせました。
このクラスのSUVは、前後シートをセミフラット(段差が大きめ)にするのではなく、後席背もたれを前倒しして車中泊するのが基本になります。ボディサイズから1人での車中泊が前提になりますが、趣味などの荷物が多く、悪路走破性も妥協したくない人にちょうどいいのが、RAV4をはじめとしたこのクラスのSUVです。
RAV4には、オプションでアクセサリーコンセント(AC100V)をラゲッジに追加できます。ハイブリッド車なら1500W、ガソリン車なら100Wまでの家電を使えます。アウトドアや災害時などにより便利なのはハイブリッドです。
世界初の新4WDシステムで自在のコーナリング性能を誇る「ダイナミックトルクベクタリングAWD」をはじめ、FF走行と4WD走行を自動的に電子制御する「ダイナミックトルクコントロールAWD」、リヤモーターが後ろから押すように発進させるハイブリッド4WDの「E-Four」を設定しています。
いわゆるクロカン4WDではありませんが、1車種で3タイプの4WDを設定する希有なモデル。ここでは4WDの違いには触れませんが、整備されたキャンプや林道、雪上などを普通に走る分にはどれを選んでも問題はないはず。
2位:三菱 デリカD:5
高い悪路走破性を備える唯一無二のミニバン。

デリカD:5の4WDはスタンバイ式4WDですが、電子制御による4WDオートのほか、4WDロックまで備えています。深雪やかなりの泥濘路などでも余力をもって走破できる唯一のミニバンといえるでしょう。
なお、最低地上高は185mmで、同値が高いSUVには譲るものの、ミニバンでは最も高くなっています。キャンプ場やスキー場へのアクセスや林道などを走る際に、最も頼もしいミニバンです。
また、サードシートを左右に跳ね上げれば十分な量の荷物を積載できます。子ども2人がいる4人家族であればルーフボックスなどを活用しなくても1泊程度のキャンプなら十分にカバーできるはず。
車中泊する際に気になるのは、シートのフラット度合いです。基本設計が古めのデリカD:5。現行型はビッグマイナーチェンジモデルで、シート設計やアレンジはじつは変わっていません。1列目と2列目、2列目と3列目それぞれでシートのフルフラット化に対応しているものの、若干段差が大きい印象を受けます。とはいえ、どのモデルも快適な車中泊にはマットが不可欠ですから工夫すれば大きな問題とはいえないでしょう。
なお、新型ノア/ヴォクシー、新型ステップワゴンももちろん多彩なシートアレンジを備え、フルフラット度合いでは、デリカD:5を上回る印象です。
1位:シトロエン ベルランゴ / プジョー リフター
遊ぶために生まれたシートアレンジと純正アクセサリーの数々。

ここでは、商用車をランキングから除外していますので、日本では常用MPVのシトロエン ベルランゴ、プジョー リフターを1位としました。
ベルランゴ、リフターは兄弟車といえるMPVで、車中泊やキャンプなどに対応する多彩な純正アクセサリーを設定しています。無加工で装着できるベッドキットやカーサイドタイプ、ルーフキャリアや多彩なアタッチメントなどを揃え、サードパーティに頼らなくても大半の趣味に対応してくれます。
専用ベッドキットは、全長1800×全幅1200mmで、室内高(最高位置)は890mm、ベッド下全高は270mm。フラットなのはもちろん、高さ方向に余裕があり、ベッド下に荷物を積み込めます。
ベッドマットは5分割式で、5人乗車しながら荷室に格納することもできます。また、前席アームレストを取り外す必要もありますが、助手席の前倒しも可能です。車中泊だけでなく、スキー板やサーフボードなどの長い荷物も積載できます(実測で約2.7mの奥行きを確保)。
ルノー カングーが新型への端境期にあるため、2022年6月現在の乗用車では、車中泊やキャンプに最も向くモデルの1台といえそうです。なお、プジョー リフターは悪路走破性を高める「グリップコントロール」を標準化していて、ベルランゴは一部の特別仕様車に設定しています。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの記事を展開している。
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