6人乗りの車人気ランキング
6人乗りの人気車ランキングとライターおすすめの車をご紹介します。
6人乗り(6人定員)以上のクルマは、2列6人乗り(3+3)だったフィアット ムルティプラ、ホンダ エディックスなどのレアケースをのぞき、3列6人乗り(2+2+2)のミニバンやSUVが大半を占めています。
あるいは、トヨタ ハイエースや日産 キャラバンなどの商用車を含めても選択肢はかなり少なく、中古車や輸入車も含めて選択することも検討したいところです。
なお今回は、乗用車の現行型6人乗りをほぼ総動員して5台のランキングを作ってみました。
5位:キャデラック XT6
2列目と3列目は電動可倒式で広大なラゲッジスペースを備える。

全長5060×全幅1960×全高1775mmという堂々たるボディサイズのアメリカンSUV。
同じく6人乗りを設定するBMW X7よりは若干小さく、ライバルはBMW X5でしょう。XT6は、車両価格も900万円切りとBMW X7よりは低くなっています。気になるサードシートは、こうした大型SUVの中では比較的足元も頭上も広く、身長171cmの筆者であれば短時間用として十分に許容できる印象です。とはいえ、床から座面までのヒール段差が低めということもあり、ロングドライブとなると厳しいでしょうが、意外と座れる空間になっています。
また、2列目キャプテンシートとの間を使ってのウォークスルーにも対応します。広大なラゲッジスペースも確保できます。電動可倒式の2列目、3列目を格納すればフラットで使いやすい空間が出現。3列目を格納するだけでも日常使いなら不足はないはず。
搭載されるパワートレーンは、314PS/368Nmの3.5L V6エンジンは、9速ATとの組み合わせで、実用域のトルク感、高速域のパンチ力も十分に備えています。
輸入車の高級SUVは、ドイツ勢が圧倒的な強さを誇る一方、ランドローバー/レンジローバーも人気を集めています。個性的なSUVを求めるなら唯一といえる6人乗りSUVといえるかもしれません。
4位:レクサス RX
3列シートは非常用の域は出ないがイザという時に6人乗れる高級SUV。

新型が世界初公開されたばかりのレクサス RX。今回、4位にランクインしたのが現行型(2022年6月時点)の3列シート仕様の「RX450hL」。
なお、高級SUVで、3列6人乗りといえばBMW X7もありますが、全長5m超、全幅2mオーバー、価格も1000万円を軽く超えるため、5位のキャデラックXT6と現行RXを選びました。
RX450hLは、2019年8月に受けたマイナーチェンジで、3列目のポジションを前寄り、後ろ寄りの2カ所から設定できるようになりました。後ろ寄りにすれば、後席の足元空間をより広く確保できるようになり、前寄りにすれば荷室の奥行きを拡大できるようになっています。とはいえ、3列目の居住性は非常用の域を出ず、また床面がかなり高く、頭上も狭めなので乗り降りもかなり大変です。小柄な方や子どもが非常時に座るのがお奨めの使い方で、常用にするには乗降性も含めて向いているとはいえません。
とはいえ、スタイリッシュなプレミアムSUVに3列シートが設定されているのは珍しく、1列目とキャプテンシートの2列目の座り心地は上々。RX450hLは、3.5L V6エンジンとハイブリッドシステムの組み合わせで、豪快かつスムーズで静粛性の高い走りを享受できます。現行型の先進安全装備やコネクティビティ(テレマティクス)サービスなどに古さはなく、高い満足感が得られそうです。
3位:マツダ CX-8
ミニバンユーザーのニーズを拾う大型3列6人乗りSUV。

ボンゴフレンディやMPV、プレマシー、ビアンテなどのミニバンを送り出してきたマツダは、ご存じのとおり、ミニバンや軽自動車(OEMのぞく)から撤退しています。
とはいえ、依然としてファミリーカーの主役である多人数乗車のニーズを完全に見切るのは難しかったようで、次世代のラージ商品群をのぞき、現在、唯一の3列6人乗り仕様をCX-8に設定しています(3列7人乗りも設定)。
サードシートは、大人では短時間用の域は出ないものの、エマージェンシーシートとしては広い方で、小柄な人や子どもであればより快適性が増すはずです。なお、CX-8は、後方からの衝突に対してもマツダ独自の要件を設定し、安全性の確保が図られているのも特徴。
筆者はCX-8を使った64km/hオフセット衝突試験の様子を取材したことがありますが、サードシートの安全性についても置き去りにせずにこだわっているのも印象的でした。CX-8は、3列目も含めた高い衝突安全性能を備えています。
また、パワートレーンも多彩で、乗り方やニーズに応じて2.5Lガソリン、2.5Lガソリンターボ、2.2Lディーゼルエンジンから選択できます。
2位:トヨタ シエンタ
ガソリンエンジン車の4WDに唯一の3列6人乗りを設定。

2列シートのほか、3列シートを設定するコンパクトミニバン。
ライバルのホンダ フリードは、ハイブリッド、ガソリン、2WD、4WDに6人乗りを設定しているのに対し、シエンタはガソリンの4WDのみ「2+2+2」の6人乗りとしています。6人乗りの利点としては、2列目によりゆったり座れるだけでなく、中央に小物スペースを備えている点でしょう。
ガソリンの4WDを7人乗りではなく、6人乗りにしたのは、4WD化により重くなる車両重量による影響、7人乗りだと4WD化への対応が難しいなどの理由がありそうです。なお、フリードに対して、シエンタはハイブリッドの4WDがないのも泣き所になっています。
シエンタの利点は、コンパクトボディに最大7人(4WDガソリンは6人乗り)座れる多人数乗車をはじめ、スポーツバッグなどからインスピレーションを受けたカジュアルな内外装、ハイブリッド仕様のカタログ燃費の良さなどがあります。
6人乗りは4WDでガソリンになるため、4WDが不可欠という方以外にはメリットは小さくなります。逆に、こうした要件をクリアするコンパクトミニバンとしては、貴重な存在といえます。
1位:ホンダ フリード
コンパクトミニバン随一の人気には確かな理由がある。

2位にランクインしたシエンタの記事でもご紹介したように、1位のホンダ フリードの強みは、ハイブリッド車に3列6人/7人乗り仕様(2WD)を設定しているのと、ガソリンエンジン車にも3列6人乗り/7人乗り仕様を設定している点です。
さらに、シエンタは、ハイブリッド車は2WDのみになりますが、フリードなら4WDも選べます。「トヨタvsホンダ」という構図において、ホンダが常に販売面で買っているのは、近年では、ほぼ唯一と言える存在がフリードでしょう。
ほかにもフリードが支持されている理由としては、乗り手を選ばないスタイリッシュな内外装(シエンタよりもクセが少ないように思います)などもありそうです。とはいえ、フリードにもシエンタに及ばない点があります。
WLTCモード燃費は、フリードのハイブリッドが最高で20.8km/L、シエンタは22.8km/L。なお、ガソリンエンジン車は、奇しくも最高値は17.0km/Lとなっています。シエンタが積むストロングハイブリッドである「THS2」の省燃費性能がカタログ値でも明らかになっています。ハイブリッドの燃費ではライバルに譲るものの、より多彩なニーズに応えてくれるホンダ・フリードは、現行型の中でもより多くの人にオススメできる6人乗りモデルといえます。
なお、シエンタもこのフリードも3列目は非常用として考えたいところです。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの記事を展開している。
6人乗り中古車月間販売台数ランキング
更新日
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 154万円〜450万円
- 中古車価格
- ー万円
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- 180万円〜419万円
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- ー万円
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- 215万円〜239万円
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- 164万円〜360万円
- 中古車価格
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- 144万円〜323万円
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- 154万円〜403万円
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- ー万円
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- 1,500万円〜2,000万円
- 中古車価格
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- 新車価格
- 289万円〜511万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 157万円〜290万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 775万円〜956万円
※「車選びドットコム」6人乗り中古車月間販売台数を元に作成。
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