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中古車を狙っている人、必見!カローラクロスとヴェゼル。中古で買うならどっちがお得?

トヨタ カローラクロス 2023 MC

Cセグメント相当のSUVであるトヨタ カローラクロスと、Bセグメント以上Cセグ未満のホンダ ヴェゼル

両車ともにお子さんのいるファミリー層にも応える居住性、積載性を備えつつ、狭い道路や駐車場でも持て余さないサイズ感で人気です。

以下では中古でSUVを探している方へ。カローラクロスとヴェゼルの大きさ・燃費・価格帯を比較し、賢い1台選びをサポートします。

Chapter
大きすぎず小さすぎない、ちょういいサイズを狙ったカローラクロス
センタータンクレイアウトで広い室内が魅力のホンダ ヴェゼル
カローラクロスとヴェゼルの大きさ・サイズ違い
物件数の多いヴェゼル、燃費の良いカローラクロス

大きすぎず小さすぎない、ちょういいサイズを狙ったカローラクロス

トヨタ カローラクロスは、2021年9月に発売されました。

TNGA(GA-Cプラットフォーム)ベースで、カローラ初のSUV化により487Lという荷室容量を実現。最低地上高は160mmとSUVとしては低めです。

登場時のパワートレインは、1.8Lのハイブリッドと1.8Lガソリンエンジンの2つで、前者は2WDと4WD(E-Four)、後者は2WDのみの設定。

燃費(WLTCモード)は、ハイブリッド車が26.2km/L(2WD)と24.2km/L(4WD)。ガソリン車は14.4km/Lです。

安全装備は、最新のToyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)を全車標準装備しています。

2023年10月の一部改良では、ガソリンエンジンが1.8Lから2.0Lダイナミックフォースに進化し、燃費が16.6km/Lへ向上しました。

またステアリングとブレーキ操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」が用意されたほか、「プリクラッシュセーフティ」に交差点右折時の対向車、右左折時の横断歩行者検知機能が加わるなど、先進安全装備も進化を遂げています。

センタータンクレイアウトで広い室内が魅力のホンダ ヴェゼル

対するホンダ ヴェゼルは、2021年4月に2代目に世代交代しました。

ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによる、低くて広いキャビンやラゲッジスペースが特徴。クロスオーバースタイルであっても居住性や積載性などの実用性に我慢する必要はありません。

同レイアウトならではの後席チップアップにより、後席座面を引き上げて固定することで、背の高い荷物の積載や後席での着替えなども可能。

ラゲッジ容量を増やしたいときは、ダイブダウンにより後席を床下にフラットに格納できるという美点もあります。

ただし2代目の荷室容量は非公開。筆者が開発陣に伺ったところ、初代より容量は減ったものの、開口部の工夫などにより、荷物の積み降ろしのしやすさなど、実際の使い勝手を重視したと説明してくれたことがあります。

最低地上高は175mm〜195mmとなっていて、カローラクロスよりも若干高くなっています。

パワートレインは、1.5Lのハイブリッド「e:HEV」とガソリンエンジンを設定。駆動方式は、当初2WDと4WDが用意されていましたが、2024年4月のマイナーチェンジでガソリン車は4WDのみとなりました。

燃費(WLTCモード)は、「e:HEV」が24.8〜25.0km/L(2WD)と22.0km/L(4WD)。ガソリンは17.0km/L(2WD)と15.6km/L(4WD)です。

安全運転システムのHonda SENSING(ホンダ センシング)を標準装備しています。      

ホンダ ヴェゼル 2代目 2024年 mc

2024年4月にマイナーチェンジを受け、内外装デザインを刷新するとともに、「e:HEV」はよりスムーズな走りを追求。「e:HEV」の燃費は、2WD車が25.3〜26.0km/L、4WD車が21.3〜21.5km/Lになりました。

あわせて人気グレードの「e:HEV PLaY」は、「e:HEV Z」グレードの”PLaYパッケージ”として新設定。

先進安全装備は、衝突被害軽減ブレーキやACC、車線維持機能のアップデートに加えて、渋滞運転支援機能や急アクセル抑制機能も用意されました。

カローラクロスとヴェゼルの大きさ・サイズ違い

トヨタ カローラクロス

カローラクロスのボディサイズは、全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mmで、ホイールベース2,640mm。最小回転半径は5.2m。

いっぽうのヴェゼルは、全長4,340mm×全幅1,790mm×全高1,580mmに、ホイールベースは2,610mm。最小回転半径は5.3〜5.5mで、全長、全幅ともにひと回り大きいカローラクロスですが小回り性能では優れています。

ただし、狭い場所でのすれ違いや乗降などでは、幅が狭いヴェゼルのほうが有利。狭い駐車場などでの取り回しでもヴェゼルのほうがうわ回るケースもありそうです。

ホンダ ヴェゼル 2代目 2021

室内の後席の足元空間は、センタータンクレイアウトを採用するヴェゼルがフラットで、膝前空間にも余裕があり、カローラクロスよりもうわ回る印象。

いっぽうで、先述したように積載力ではカローラクロスの方が上で、積載性を重視するのならカローラクロスが有利といえます。

物件数の多いヴェゼル、燃費の良いカローラクロス

トヨタ カローラクロス 2023 MC

中古市場での物件数では、現行ヴェゼルのほうがやや多くなっていますが、2025年8月にカローラクロスのフェイスリフトが敢行されたことで、中古物件数の増加があるかもしれません。

主力のハイブリッド車のカタログ燃費は、カローラクロスが若干うわ回っていますが、ガソリン車をふくめたエンジン排気量に差があり、税金ではヴェゼルのほうが有利

あとは、ガソリンエンジン車を狙う場合、カローラクロスは2WDのみ、ヴェゼルは4WDのみとなっていることを覚えておきましょう。

取り回し、居住性や実用性などの面では差があるものの、その差は気にするほどのものではありません。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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