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4名乗車でゴルフバッグが4個積める。ゴルファーにおすすめの車20選

ゴルフ場

ゴルフを趣味にする方にとって、車にゴルフバックが積めるかどうかは車選びにおけるポイントのひとつです。

ゴルフクラブを数本携えて近所のゴルフ練習場へ行くなら軽自動車でもこと足りますが、郊外のゴルフ場へとなると手狭。

ましてや4人パーティで郊外のゴルフ場まで、道具を積んで移動するとなると、車にもそれなりの大きさと性能が求められます。

そんなゴルファーのために、4個のゴルフバックを積んで4人で移動できる、おすすめ中古車20台を紹介します。

Chapter
ゴルフ場がある郊外までラクに早く運んでほしい
トランクの容量も大事だけど、それよりも形状を気にしよう
4人乗りでゴルフに行けるおすすめの20台
自身のゴルフ事情にあわせた車種を選ぼう!

ゴルフ場がある郊外までラクに早く運んでほしい

ゴルフ場

ゴルフを趣味とする人には、その車のラゲッジルームにゴルフバックが収納できるか、また何個積めるのかはとても気になりますよね。

またゴルフ場はほとんどが郊外にあり、移動で疲れないクルマ、長距離ドライブ向きのクルマが好まれる傾向にあります。

そんな観点から「ゴルフに行くのに便利な車」を考えてみましょう。

トランクの容量も大事だけど、それよりも形状を気にしよう

スバル フォレスター 5代目 荷室

2022年に自動車ニュース関連のWEBマガジン「CarMe」および動画メディア「CARPRIME」が行った、ゴルフと車に関するアンケート調査では、300名中76.7%の方が”ゴルフに車が必要”または”どちらかというと必要”と回答しました。

そういった人たちにとって、ゴルフという趣味にしっかり対応しているかどうかは”クルマ選び”における重要なポイントです。

また『ゴルフに適しているのはどうのような車?』との質問では、1位が”荷物の積載量”、以下”乗り心地”、”燃費”という結果になりました。

数字だけでは測れないゴルファーの望む積載量

BMW 5シリーズ ツーリング (F11)

”荷物の積載量”といっても、ゴルファーにとってはゴルフバッグが積めるかどうかが重要で、どちらかといえば容量よりも形状が物を言います。

一般的なゴルフバックのサイズは9.0〜9.5型で、高さは45〜47インチ。この高さはドライバーのサイズによりますが、だいたい130cm弱です。

つまりラゲッジスペースは、奥行きまたは幅が130cm以上あるとゴルフバックをラクに積み込めるということになります。

またセダンなどトランクが上下方向に狭い車種では、トランクリッドのヒンジにも注目しましょう。

トランクを開けた状態でなんとか詰め込んでも、いざ閉めようとすると、ヒンジが内部の荷物に干渉して閉まらないということがあります。ちょっと狭いかな?と思ったら、事前に確認が必要です。

その点、トランクの開閉にダンパーを用いる車種(輸入車に多い)は、ヒンジを持たずトランクルームがすっきりした形状なので空間をフルに使えます。

最近ではチェック用にゴルフバッグを置いている販売店やディーラーも多くなっています。もし無ければ持参して確かめたほうがいいかもしれません。

疲れないクルマってどんなもの?

レクサス RX300 F"SPORT"

ロングドライブで疲れない車というのは、室内の広さ、居住性や乗り心地に加えて、エンジン性能=特性が重要です。

室内の広さと居住性は、乗員の前後左右、頭上高に余裕のある大きな車が有利です。とはいえ、クルマの居住性はそれだけで判断できるものではなく、走行中に発生するNVH(騒音・振動・ハーシュネス)や乗り心地も影響します。

NVHは静音材や遮音材の使い方、乗り心地はサスペンションやタイヤの性能に依存するので、これらはボディの大きさだけの問題ではなくなります。ただし、高級であればあるほど優れるポイントとみて間違いないです。

エンジンは、トルク特性に注目すると良いでしょう。誤解を恐れずに言えば、排気量が大きければトルクは比例して太くなりますから、大排気量エンジンほど静かです。

またマイルドハイブリッドやハイブリッド車などは、発進時にくわえて加速時にもモーターがアシストすることで、排気量以上のトルクを発生することで、ドライバーは疲れにくくなりますし、エンジン回転も上がりにくいのでエンジン騒音も抑えられることになります。

いっぽうでモーターアシストなどを持たない排気量が小さいエンジンでは、高速道路でエンジン回転数を高く維持しなければならず、ドライバーのアクセルを踏むアシだけでなく、エンジンからの騒音や振動で乗員の疲れも増長されます。

燃費の数字から見えてくるクルマの性格

トヨタ ハリアー 80系 2020

2020年以降、日本国内で採用されている燃費はWLTCモードで計測されています。

正式には「WLTCモード燃料消費率」といい、国際的な試験方法に合致させたもので、以前のJC08モードや10・15モード試験よりも実際の性能に近い数値が出せるようになりました。通常、雑誌やメディアで”燃費”といえば、このWLTCモードのことです。

このWLTCモードは、「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」の3つを総合した数値で、ここからもエンジン特性を読み取ることができます。

以下ではトヨタ ハリアーのガソリン車とハイブリッド車を比較していますが、ガソリン車は高速道路モードで一番良い数値をたたき出していて、高速道路の燃費性能だけをピックアップすると燃費の差は少なくなります。

つまり、ゴルフ場までのルートで高速道路が多ければ、燃費はハイブリッド車とそれほど変わらないことになるというわけです。

いっぽうで、ガソリン車が2.0Lエンジン、ハイブリッド車は2.5Lエンジンを積んでいて、最大トルク、最大トルク発生回転数ともに2.5Lエンジンのほうが優れている関係で、ハイブリッドのほうが前述のNVHで有利と読み取ることもできます。

  ガソリン(2WD) ハイブリッド(2WD)
WLTCモード(総合) 15.4km/L 22.3km/L
市街地モード  11.3km/L 19.5km/L
郊外モード 15.7km/L 25.1km/L
高速モード 18.0km/L 22.1km/L

4人乗りでゴルフに行けるおすすめの20台

話題の車種で言うと、新型のトヨタ クラウン クロスオーバーゴルフバックを4個積載可能です。

また室内高の高いミニバンなら、トヨタ ノア/ヴォクシー、日産 セレナなどミドルクラス以上であれば、4名乗車で4個積載可能です。

以下では4名乗車で4個のゴルフバックが積めるおすすめの中古車をピックアップしてみました。 ただしゴルフバックには、いろいろなサイズがあるので、ここで紹介した車両でもゴルフバックのサイズや形状によっては4個載せることができないこともありますのでご注意を。

トヨタ クラウン クロスオーバー

トヨタ クラウン クロスオーバー

2022年に発表された16代目クラウンセダン、スポーツ、エステート、クロスオーバーという4タイプのボディが存在し、そのなかで先行して発売されたクロスオーバーが、ゴルフバック4個積載可能です。

メーカーのカタログ上では「9.5インチクラスのゴルフバックが3個積載可能」と記載されていますが、いくつかのトヨタディーラーによる実車テストで4個のゴルフバックを積載できることが確認されています。※サイズに成約があります

パワートレーンは通常グレードが2.5Lハイブリッドで、上位グレードに2.4Lターボ+電気モーターのデュアルブートハイブリッドシステムを搭載。駆動方式は、いずれもリアにモーターを備える4WD(E-Four)で、安定した走りを提供します。

クロスオーバースタイルとしたことで、従来のセダンよりもヒップポイントが高い各シートは、乗り降りがしやすいこともポイント。

予防安全パッケージの「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」を標準装備するほか、「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」や、リモート操作も可能な「アドバンストパーク」などを含む高度運転支援技術「Toyota Team Mate(トヨタチームメイト)」が搭載されています。

スバル レヴォーグ(2代目/VN系)

スバル レヴォーグ 2代目

レガシィツーリングワゴンの実質的な後継モデルとして2014年にデビューしたスバル レヴォーグは、国産では数少ないステーションワゴンです。

2020年に発売された現行型は、新デザインコンセプトにより刷新されたエクステリアと、進化した運転支援システム「EyeSight (アイサイトX)」が特徴です。

とくにアイサイトXは、ステレオカメラの角度拡大と4つのセンサーを組み合わせた安全性能と、高度な安全運転支援システムを可能としたもので、ゴルフで疲れたドライブのサポートを行います。

1.8Lの水平対向4気筒直噴ターボ”DTI”エンジンと、フルタイム4WDシステムの組み合わせによる走行安定性も魅力です。

ホンダ アコード(10代目/CV3)

ホンダ アコード 10代目

グローバルセダンとして、世界のさまざまな国で販売されているホンダ アコードの10代目にあたるモデル。

FFのプラットフォームを採用し、広い室内とゴルフバック4個を収納できるトランクスペースがポイントです。

パワートレーンは2.0Lエンジンと2モーターハイブリッドシステムによるe:HEVを搭載。なめらかな走りとダイレクトかつスムーズな加速、さらにWLTCモード22.8km/Lという低燃費が魅力です。

レクサス ES

レクサス ES

北米のレクサスでは、1989年から販売されているFFをベースとしたミドルクラスセダンがESです。

日本では、初代がトヨタ カムリプロミネント/ビスタ、2代目から4代目がトヨタ ウィンダムとして販売されたものでデビュー時の「日本名、ウィンダム」というコピーが印象的でした。

現行型ESは、その7代目にあたり2018年10月にデビュー。フラッグシップセダンLSにも通じるデザインをまとったボディのサイズは、全長4,975mm×全幅1,865mm×全高1,445mmに、ホイールベース2,870mmという名門ゴルフコースの駐車場でも存在感を発揮する大きさ。

2.5Lのハイブリッドシステムによる22.3km/Lという低燃費にくわえ、優れた静粛性と乗り心地、広い居住空間、4個のゴルフバッグを飲み込むトランクスペースなど魅力満載のモデルです。

トヨタ アルファード(40系)

トヨタ アルファード(40系)エグゼクティブラウンジ ハイブリッド

日本の誇るLサイズミニバンのトヨタ アルファード。大きな室内空間は、Golfエキスプレスの大本命です。

2023年にフルモデルチェンジを行い4代目(40系)に進化したアルファードは、プラットフォームを刷新。

パワートレインは、2.5Lハイブリッドと2.5Lガソリンエンジンを用意。燃費(WLTCモード)は、ハイブリッド車が16.7〜17.7km/L、ガソリン車が10.3〜10.6km/Lと、圧倒的にハイブリッドが優れています。

3列目シートを格納した際のラゲッジスペースは、9.5インチのゴルフバック4個を積んでも、まだまだ余裕です。

なかでもゴルファーにおすすめは、ハイブリッドのE-Four。リアに電気モーターを追加したフルタイム4WDは、長距離移動によるドライバーの疲労を軽減します。

レクサス RX(4代目/ALA10)

レクサス RX 4代目 450h Fスポーツ

レクサスSUVの上級クロスオーバーモデルであるRXは、2022年に新型がデビューしたことで、先代の4代目(AL20)RXの中古車に注目が集まっています。

荷室は、奥行き992mm、荷室幅最小1,129mm-最大1,410mmとなっており、荷室容量も553L(うちデッキアンダースペース47L)と十分な広さで、4名乗車で4個のゴルフバックを積載できます。

2019月8月のマイナーチェンジでハンズフリーパワー バックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)を全車に標準装備。

両手が荷物でふさがっていても、荷室の下に足を差し込むことでバッグドアの自動開閉が可能なハンズフリーパワー バックドアは、ゴルファーにも嬉しい機能です。

トヨタ ランドクルーザー250

トヨタ ランドクルーザー250 ZX

2024年に発売されたランドクルーザーの中核モデルが”250”シリーズです。

トヨタ ランドクルーザープラドの後継モデルとして市場に投入されたランドクルーザー250は、それまでと異なりフラッグシップのランドクルーザー300とプラットフォームを共有していることがポイントです。

ただしランクル300が高級感を追求しているのに対し、道具としての性能を追求した結果、使い勝手という観点ではランクル250がうわ回ることもあるなど、その関係は上下だけでは説明できません。

ゴルフバックでいえば、ランクル250は9.5インチのゴルフバックを4個積載できますが、300では3個まで。さらに、荷室から小さめの荷物を取り出すときに便利なガラスハッチが付くのもランクル250のみと、ゴルファーのみならずアウトドアレジャーを楽しむユーザーにも使いやすい1台となっています。

ホンダ CR-V(5代目)

ホンダ CR-V 5代目

一度、海外専用モデルになっていたものの、2018年に5代目として復活したホンダ CR-Vですが、新しいミドルクラスSUVのZR-Vが投入されたことで、ふたたび国内での販売が止まった不遇のモデルです。

とはいえ、北米市場を意識してデザインされた内装は高級感もあり、ゴルファーにもぴったりの1台といえます。

5人乗りのトランクスペースは、奥行き950mm、荷室幅(最大)1,490mm、荷室高995mm、容量499L(ハイブリッド)で、ゴルフバック4個の積載が可能。ハンズフリーアクセスパワーテールゲートも付いています。

パワートレーンには、1.5LのVTECターボと2.0L エンジンと2モーターハイブリッドシステムによるe:HEVを用意。自動車税の安い1.5Lは気になる存在です。

マツダ CX-5(2代目)

マツダ CX-5

2012年に発売された初代CX-5は、いまではすっかり定着したマツダの「スカイアクティブテクノロジー(SKYACTIV TECHNOLOGY)」を初めて全面採用したクルマでした。

流麗な印象の魂動デザインとスカイアクティブテクノロジーで完成されたCX-5は、販売面でも大成功を収めました。

2代目CX-5は、そのコンセプトを受け継いで2017年にデビュー。初代よりも洗練されたデザインと熟成されたパッケージで、現在でも人気のSUVです。

トランクスペースは、奥行き960mm、荷室幅(最大)1,040mm、荷室高790mm、積載量505Lというもので、ゴルフバック4個を積載することが可能。

リアシートは4:2:4の分割可倒式となっており、中央のアームレストだけを格納することで、4人乗車時でも長くてかさばるモノが収納可能など、用途に合わせたシートアレンジも魅力です。

トヨタ ハリアー(4代目)

トヨタ ハリアー

大人気の高級クロスオーバーSUVのトヨタ ハリアーは、2020年に4代目モデルが発売されました。

3代目よりも洗練されたデザインと品質で、発売直後は半導体不足もあってプレミアが付くほどの人気ぶりでした。

トランクスペースはクーペフォルムを採用している関係で、他のミドルクラスSUVよりも狭く、4名乗車で4個のゴルフバックを積むためには、ゴルフバックの種類や形状を選びます。

パワートレーンは、2.0Lのガソリンと2.5Lハイブリッドの2種類で、駆動方式はFFと4WDを用意。ハンズフリーパワーバックドアは、上級グレードのZにのみ設定されています。

トヨタ カローラクロス(条件付き)

トヨタ カローラクロス

カローラ初のクロスオーバーモデルとして、2021年に登場したトヨタ カローラクロス

ミドルクラスのハリアーとコンパクトクラスのC-HRのあいだに位置する、ちょうどいいサイズ感で人気です。

レジャーから街乗りまで幅広いシーンで活躍する高いユーティリティを目指して開発されたカローラクロスは、4個のゴルフバックをラゲッジスペースに積載することができます。

ただし4個のゴルフバックを積載できるのは、ラゲッジ内のアクセサリーコンセントとスペアタイヤ非装着であることが条件です。

パワートレーンは、1.8Lまたは2.0Lのガソリンと1.8Lハイブリッド(THS Ⅱ)の2種類で、駆動方式はハイブリッド車のみFFと4WDを選べます。

メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン(S213)

メルセデス・ベンツ Eクラス 2016 S213

メルセデス・ベンツEクラスは、セダン、ステーションワゴン、クーペというラインアップがありますが、ゴルフバック4個を余裕を持って積載できるのはステーションワゴンです。

2024年デビューのS214型の新車価格は928万円〜と高額ですが、先代の5代目(S213型)であれば、200万円代から見つけることが可能です。

5代目のパワートレインは、導入初期が1,991ccガソリンターボのE200、1,949ccディーゼルターボのE220d、3,497cc V6ガソリンターボのE400 4MATIC

2018年の一部改良でE400はE450に変わり、エンジンは2,996cc V6ターボにダウンサイジング。

2019年は、E200が1.5Lガソリンターボ+BSGになり、1,991ccガソリンターボは出力をアップしたE300に変更。

2020年はE450に2,996cc V6ターボ+ISG、2022年にはE220dが1,992ccディーゼルターボ+ISGと、年代によって進化しています。

外観は、エクスクルーシブグレードのみ横3本のスタンダードなグリルにスリーポインテッドスターのマスコットを採用しており、上品で洗練された雰囲気です。

いっぽうSUVは必要ないものの、4WDで少し車高に余裕があるモデルを求めるユーザーには、ALL Terrain(オールテレイン)も用意されています。

オールテレインは、E220d 4MATIC のみの展開で、2022年以降は1,992ccディーゼルターボ+ISGが搭載されます。

エクステリアは、ブラックのホイールアーチカバーが目印で、室内にはステアリング操作に応じてハンドルの切れる角度を想定し、ボンネットで死角となる部分をセンターディスプレイに投影する「トランスペアレントボンネット」機能が搭載されています。

マツダ CX-8

マツダ CX-8 Black Tone Edition 2022

マツダの販売する7人乗りクロスオーバーSUVのCX-8は、2017年のデビューです。

北米で販売されていたCX-9とCX-5のプラットフォームを組み合わせることで、3列シートとしたボデイサイズは、全長4,925mm×全幅1,840mm×全高1,730mmというもの。

さすがに7人乗りでゴルフバック4個積載は無理ですが、サードシートを折りたたむと最大奥行き1,350mm、荷室幅1,480mmのトランクスペースが現れ、ゴルフバック4個を余裕で飲み込みます

パワートレーンは、2.4Lガソリンと2.4Lガソリンターボ、2.2Lディーゼルターボの3タイプ。

いずれも十分な動力性能を持ちますが、なかでも2.4Lガソリンターボと2.2Lディーゼルターボは、2,000rpmで400Nm以上の大トルクを発生し、高速クルージングもストレスなくこなします。

BMW 5シリーズ

BMWのアッパーミドルクラス、5シリーズは2023年に7代目となるG60/G61型がデビューしていますが、ここでは中古で狙いやすくなっている先代の7代目(G30/G31)5シリーズをピックアップします。

7代目5シリーズは、セダンとステーションワゴンのツーリングというラインナップで2017年に国内デビューをはたしました。

そのうちゴルフバックが4個積み込んで4名乗車で移動できるのは、ツーリングのみ。セダンは3個のゴルフバックがやっとです。

ホンダ NSXがデビューした90年代から言われていることですが、そもそも欧州のメーカーはゴルフバックの積載量を考えてクルマ作りを行っておらず、日本車とくらべればサイズの割にゴルフバックを載せることができません。

そんななかで4名乗車で4個のゴルフバックを載せることができる5シリーズツーリングは、ある意味貴重な存在です。

ここでおすすめする7代目は、軽量化されたボディにダウンサイジングエンジンを搭載。

気になる燃費(WLTCモード)は、2.0Lディーゼルターボを積んだ後期型の523dが15.0km/L、2.0Lガソリンターボの530iが12.1km/L〜12.5km/Lと上々のスペックで、経済性にも優れた面を持っています。。

トヨタ ノア(90系)

トヨタ ノア Si W×B 2020

2022年1月にモデルチェンジを受け、4代目がデビューしたトヨタ ノア

これまでこだわってきた5ナンバーサイズを諦め、全幅と全高が拡幅されたデザインで存在感を高めました。そのボディサイズは、全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895mm。

室内長2,805mm×室内幅1,470mm×室内高1,405mmの室内はミニバンなので当然ですが、4名乗車ならかなりと広々としています。

ノアへのゴルフバックの積載は、3列目を活かしたままで縦積み、横積みどちらでも可能です。

パワートレーンは、自然吸気の2.0Lエンジンと燃費の良いハイブリッドが用意されます。

トヨタ ヴォクシー(90系)

トヨタ ヴォクシー S-Z 4代目 

前出したトヨタ ノアの兄弟車であるヴォクシーも、4個のゴルフバックをラクラク積載できます。

ボディサイズは、ノアと同じ全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895mmで、自然吸気の2.0Lエンジンと1.8Lハイブリッドという構成も同様。

ノアとヴォクシーは、デザインの好みで選べば良いと思います。

スバル レヴォーグ レイバック

スバル レヴォーグ レイバック

2023年9月に登場したスバル レヴォーグ レイバックは、名前が示すとおり、ステーションワゴンのレヴォーグをベースに作られたクロスオーバーモデルです。

スバルには同サイズのSUVとしてクロストレック(旧XV)がありますが、そちらはアウトドアでの性能を追求して設計されているのに対し、レイバックはより都市型の性能とパッケージでまとめられいることが特徴。

そのキャラクターは、メルセデス・ベンツのオールテレイン、アウディのオールロードクワトロと同様の、ステーションワゴンベースのクロスオーバーモデルに共通する、ロングドライブも得意とするグランドツーリング性能がポイントです。

レヴォーグに対して全長(+15mm)、全幅(+25mm)、全高(+70mm)いずれも拡大されたボディサイズは、全長4,770mm×全幅1,820mm×全高1,570mmで、クロスオーバーのクロストレックに比べると全長が110mm短くなっています。

気になる荷室容量は、レヴォーグと同じ561L。9インチのゴルフバックを4個積み込むことができます。

2023年に登場したばかりのレイバックですが、2024年12月には改良モデルがリリース。アイサイトが進化するとともに、ドライバーモニタリングシステムとドライバー異常時対応システムの連携強化が図られていますので、安全性能を優先する方は2024年12月の改良後モデルをおすすめします。

日産 エクストレイル(T32)

日産 エクストレイル 3代目

2022年7月に新型がデビューしたことによって、中古車価格が落ち着いてきたのが、先代の日産 エクストレイル(T32)です。

2013年から2022年まで販売されたロングセラーは、ボディサイズを変えることなく、ハイブリッド車の追加、エマージェンシーブレーキの設定、先進安全システムの見直し、プロパイロットの装着など、中身が年々進化してきました。

ボデイサイズは、全長4,690mm×全幅1,820mm×全高1,730mmというちょうどいい大きさながら、広いラゲッジスペースを持ち、ゴルフバックを4個積載することができます。

中古で狙うなら、エマージェンシーブレーキが進化した2020年以降の最終モデルがおすすめです。

トヨタ カローラフィールダー

トヨタ カローラ フィールダー 2017

現行型のトヨタ カローラフィールダーは、2012年発売のロングセラーです。

2019年にカローラが刷新されて「カローラツーリング」がラインナップされるまで、パーソナルユース向けの”W×B(ダブルバイビー)”や”AEROTOURER(エアロツアラー)”なども用意して、ユーザーのステーションワゴンニーズを満たしてきました。

現在は、5ナンバーサイズボディを活かして、ビジネスユース向けに特化されたカローラフィールダーですが、リアシート使用時でも容量413Lという広大なラゲッジスペースにゴルフバック4個を積載できます。

パワートレインは、1.5Lと1.8のガソリンエンジンと、1.5Lのハイブリッドの3つで、ガソリンエンジンはFFのほかにフルタイム4WDも選べます。

衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」が標準装備となり、ファイスリフトも受けた2017年のマイナーチェンジ以降がおすすめです。

日産 スカイライン(V37)

日産 スカイライン V37

日産のセダンモデルとして唯一残っているスカイライン(V37型)は、2014年以降、マイナーチェンジを繰り返しながら現在も継続販売されています。

トランク容量は、ハイブリッドモデルの初期型で400L、ガソリンモデルで500L。2019年のビックマイナーチェンジ以降は、ハイブリッドモデルが385L、ガソリン車が510Lとなっています。

いずれも9インチサイズのゴルフバッグが4個積載可能とされていますが、ハイブリッドモデルに関しては、ぎゅうぎゅうに詰めないと収まりません。着替えバッグなどを考慮すると、実際には3個程度が現実的かもしれません。

現在、新車で販売されるのは、VR30DDTT型3.0L V6ツインターボエンジンを搭載したガソリンモデルのみで、WLTCモード燃費は10km/L。

すでに生産終了したハイブリッドモデルは12.4km/Lなので、古いVQ35エンジンとモーターの組み合わせのほうがやや燃費に優れています。

2019年に追加された「400R」は、歴代スカイラインでもっとも高い馬力となる最高出力298kW(405PS)を発揮。

ゴルフ場への往復にも、パワフルで優雅で快適なドライブを楽しむことができそうです。

自身のゴルフ事情にあわせた車種を選ぼう!

ゴルフ場

ゴルフに愛車を使うのであれば、何人で行くか、どのくらい荷物を積むか、しっかりとシミュレーションしておくことが重要です。

現在、日本国内で正規販売されている車のなかでゴルフのアシに使うとなるとミニバンやクロスオーバーSUVが多くなりますが、背伸びをして欧州のステーションワゴンという手もあります。

この記事を参考に、ご自身のゴルフ事情に合わせた車をさがしてみてください。

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