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かなり余談が多いですが、経験をもとに書いてみますのでご興味がおありであれば。。。
まず、一括査定サイトについて書きますと、あるエリアをカバーしている買取店が８社あるとします。
何気に登録したら８社すべてに情報が行くシステムだったりします。
ページの下の方にいくと、依頼したい店舗すべてにチェックがすでに入っていたりするんですね、これが。
そうなると、登録直後から怒涛のごとく各社のテレアポ部隊から電話が来ます。
１件目と通話中にどんどん他社からもかかってきます（笑）
何故そのようなだまし討ちのような登録方法になっているかというと一括査定サイトが儲かるようにです。
一括査定サイトは登録している業者へ顧客を情報１件当たり〇〇〇〇円で販売していますから、サイト側からしたら成約されようがしまいが、一人の登録情報をいかに多くの業者に提供するか、なんですね。
例えは情報１件1500円としたら１社にしか査定依頼しない方は1500円のみの収入。
8社依頼させれば12.000円になるんです。※各社、情報の取引量に応じて１件あたりの情報量も変わるので概算です。
さて、そのようにして情報が提供されたら今度は各社コールセンターのテレアポ部隊から怒涛の電話。
彼らは査定予約を取り付けるのが仕事ですし、ノルマや評価にもつながる事なので査定予約をねじ込んでくるでしょう。
次に、実際に査定に来るのはエリアの営業マン。ここで場合によりテレアポ部隊から聞いた話と食い違う事も。
なぜなら、テレアポ部隊はとにかく期待させて査定予約取り付けるのが目的なので。
期待含みの価格で買い取りしていたら、営業マンは要りません。
彼らはいかに「良いクルマを安く買い、高く売り抜けるか」が腕の見せ所です。
もちろん自分の評価、給料、昇進に直結します。
とはいえ、営業マンも一括査定サイトからの情報ではそうそう安く買い取り出来ない事も知っています。
なのでとりあえず査定して、会社から言われた数字を投げてみて食いつき良ければ熱心に交渉に乗ってくる。
で、たまに2社くらいにしか依頼していない方で1社目がほんとにやる気ない数字を出して帰った場合などは、
2社目はものすごく楽な商談になる訳で、こういうところで儲かるんですね。
さて、本題ですが価格差について相場をもとにした「車の価値を見抜く目・勘」で高くなったり、
多店舗が見落とした修復ヵ所、不具合などを見抜いた会社の査定は安くなったり。
まあ、実際のところは最終決裁権を持つ人間にやる気があるか、ないか。
現場の営業マンの熱意を汲み取る決裁者であれば期待できるが、保守的な「無理しません人間」なら期待できない。
総合すると「発展途上な会社」がやる気があってよいと思いますよ。
価格と対応の気持ちよさで2社程度に絞って、頑張って競り合ってもらうと一番安い業者と一番高い業者で数十万の差が生じる事は否定できないと思います。
あと、自社ユーザーが欲しがっているクルマ、注文車両なの今なら高値つけます！は買取専門店がよく使う常套句です。
そう言っておけば、商談の中でさっきまでこれ以上無理っぽい雰囲気出してたところからもう一歩踏み込んだ金額出しても不自然ではないですからね。（本部に確認したらたまたま〇〇支店のお客様が探していて、とか。）
あと、契約後にキャンセルしたいと申し出があった場合に「すでにその注文客に紹介して、成約しているのでキャンセルできません」とか、キャンセルさせない抑止力に使うとか。
