5人乗りの車人気ランキング
5人乗りの人気車ランキングとライターおすすめの車をご紹介します。
コンパクトカーからSUV、高級セダンまで大半の乗用車が5人乗りとなっています。
5人乗り乗用車は選択肢が多いですが、ボディタイプ別や輸入車からも「売れ筋モデル」の中からランキングを出してみました。5人乗りといっても常にフル乗車する機会は少ないはず。逆に、頻繁に5人乗車するのであれば、6人乗りを選択するのも手だといえるでしょう。
いずれにしても5人乗りは、圧倒的といえるほど多くの選択肢が揃っているのが魅力です。
5位:シトロエン ベルランゴ / プジョー リフター
走りも広さも一級品の2列5人乗りの輸入MPV。

現在の5人乗り輸入MPVの中からランクインさせるならシトロエン ベルランゴ、プジョー リフターがベストな選択肢でしょう。
2022年内にも新型の日本上陸が期待されるルノー カングーが日本のミニバンでは飽き足らない層を振り向かせました。シトロエン ベルランゴとプジョー リフターは、ブランド違いの兄弟車で、エクステリアデザインと全高は異なるものの、基本的には同じモデルといえます。ただし、全高の違いと足まわりのセッティングの差からか分かりませんが、プジョー・リフターの方がよりフラットライドな乗り心地を実現しています。
最大の魅力は前後席の広さ、とくに頭上まわりと後席の足元空間、さらにフル乗車時でも十分な荷室長を確保している点です。まさに積むことが主眼であるだけあって、圧倒的な積載性。後席背もたれを前倒しすれば、車中泊にも対応します。
ボディサイズは、全長4405×全幅1850×全高1850mmとややワイドではあるものの、視点の高さと大きなウインドウスクリーンによる良好な視界により、取り回しもそれほど気を使わせません。
1.5Lディーゼルエンジンは、音や振動は大きめで、遠慮なく車内に侵入してくるものの、130PS/300Nmというスペック以上に粘り強く、過不足のない加速を披露してくれます。さらに、リヤサスペンションがトーションビームとは思えないほど乗り心地がいいです。よく動き、ストローク感のある良質な乗り味を提供してくれます。
また、背が高いためコーナーではそれなりにボディの傾きを感じさせますが、エンジンと同様に足がよく粘るため不安を抱かせるシーンも少ないのが美点。長時間運転しても疲れを誘わないシートも魅力です。後席は、欧州車に多い3座席のシート幅が平等で、3人掛け時でも極端に狭くならない一方で、2人掛け時は横幅が少しタイトに感じられます。
4位:トヨタ ヤリス
ライバルを圧倒する優れた乗り心地と静粛性。世界トップクラスのカタログ燃費が魅力。

国産コンパクトカー代表として4位にランクインさせたのがトヨタ ヤリスです。
マツダ デミオのオーナーである筆者が初めてヤリスに乗った時に実感したのは、フラットな乗り心地と静粛性の高さ。一方で、タイヤの接地感が希薄で、パワステも非常に軽く感じました。また、山道や高速道路のコーナーではボディ剛性は十分に高いものの、デミオがまさに人馬一体感を抱かせるのに対し、ヤリスは操舵に対する反応が薄味。濃厚な操舵フィールを提供するGRヤリスとは明確に作り分けされています。
一方で、トヨタ ヤリスは誰もが安心してステアリングを握れるテイストともいえるでしょう。乗り心地の良さや静粛性の高さは、乗員の疲れを軽減させてくれます。また、1.5Lのハイブリッドは静かに滑るように加速し、1.5Lガソリンエンジン車もトルク感のあるスムーズな加速を享受できます。1.0Lはレンタカーやカーシェアなどのニーズを満たすのが狙いで、購入するのであれば余力のある1.5Lがオススメ。また、ニーズとしてはニッチではあるものの1.5Lガソリンには、CVTのほか6MTも設定されています。
ガソリン高のいま、距離を走るのであれば狙い目はやはりハイブリッド。WLTCモード燃費35.4km/L〜36.0km/Lは、アクアをも上回っています。
3位:プジョー 2008
スポーティでしなやかな走りは、コンパクトSUVでもトップクラスの仕上がり。

数ある輸入コンパクトSUVの中から選んだのは、プジョー 2008です。
1.2Lガソリンターボ、1.5Lディーゼルターボに加えて、バッテリーEVも設定しています。世界4位の自動車グループになったステランティスは、多くのモデルに内燃機関とEV、PHEVなど取り揃えていて、パワートレーンの多彩さは群を抜いています。
プジョー 2008は、全長4305×全幅1770×全高1550mmで、全幅はややワイドですが、1550mmの高さ制限のある機械式立体駐車場にも入庫できます。内外装のデザインは個性的で好みが分かれそうですが、走りの良さも最近のプジョー各車に共通する美点。ボディ剛性感が高く、路面からの不快な衝撃も巧みにいなす足まわり、そしてスポーティカーのような軽快なフットワークを備えています。
走りと乗り心地の両立という意味では、ライバルを超えるレベル。一方で、「i-Cockpit」と呼ぶインパネは、小径ステアリング、ステアリングの上からのぞき込むようなメーターディスプレイなどから構成されていて、小径ステアリングもクイック過ぎて好き嫌いが分かれそうですし、メーターの見やすさも改良の余地はありそう。運転席の足元は左足が少し押されるようなレイアウト(狭さ)なのも気になります。
それでも、しなやかな走りやニーズに応じて選べる多彩なパワートレーンが魅力で、デザインが気に入れば買いといえるコンパクトSUVです。
2位:マツダ CX-5
完熟の極みに達したミドルサイズSUVの秀作。

国産SUVの中から3位にランクインさせたのがCX-5です。
次々とラージ商品群を送り出す予定のマツダ。近年の同社を支えてきたCX-5も次期型はないかもしれません。なお、新型CX-60は全長4740×全幅1890×全高1685mmで、「ラージ」の名のとおり、かなりワイド。最後の販売になる可能性が高そうなCX-5は、全長4545×全幅1840×全高1690mmで、幅1850mm制限のある駐車場でも入庫できるサイズに収まっています。
日本でも比較的取り回ししやすいサイズで、大人4人が乗っても十分な余裕や荷室スペースも確保されています。度重なる改良で熟成させてきたCX-5は、2021年11月にビッグマイナーチェンジを敢行。課題だった乗り心地や騒音対策を念入りにするだけでなく、多彩な特別仕様車を設定しています。
アウトドア派には、走行モードのオフロードモードを唯一備える「Field Journey」を用意し、ブラック基調でスポーティな見た目が目を惹く「Sports Appearance」などを提案しています。そのほか、CX-5の美点であるスタイリッシュさに磨きを掛けた「Exclusive Mode」もよりスマートな佇まいになっています。2.0L、2.5Lガソリンに加えて、トルク感あふれる2.2Lディーゼルも設定し、ディーゼルは6ATに加えて、6MTも用意しています。
1位:フォルクスワーゲン ゴルフ
ヨーロッパのベストセラーの実力は8代目でさらに凄みを増した領域に。

ミドルサイズ(Cセグメント級)の代表格としてオススメなのが、圧倒的な知名度を誇るフォルクスワーゲン ゴルフです。
地域によっては、日本以上にクルマが生活に欠かせないヨーロッパで最も売れ続けています。同クラスでは、ライバルの開発陣からも必ずといっていいほどゴルフの名が出てきます。自他共にCセグメントのベンチマークと認めるゴルフは、エントリーからホットハッチのGTIまで、比較的、グレードを問わず高い完成度を提供しているのが特徴。現行の8代目は、走り出しからパワートレーン、ステアリングのスムーズさが伝わり、「VW=硬い足まわり」という先入観を覆す乗り味の良さを示してくれます。
タイヤサイズによっては、ロードインフォメーションの濃淡がグレードにより異なるものの、運転操作に対してクルマの状態が非常に分かりやすく、高速域でも高い安心感に満ちています。
マイルドハイブリッド化された1.0L、1.5Lもとても出来が良く、日本でもスポーティ仕様のGTI人気も不動のようですが、個人的には、2.0Lディーゼルエンジンを積む「TDI」のトルクフルな走りに魅了されました。「TDI」は、長距離を走る機会が多いのならぜひ選択したい仕上がりです。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの記事を展開している。
5人乗り中古車月間販売台数ランキング
更新日
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 189万円〜460万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 169万円〜284万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 120万円〜309万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 83万円〜240万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 238万円〜580万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 112万円〜287万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 185万円〜533万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 355万円〜618万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 154万円〜450万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 174万円〜427万円
※「車選びドットコム」5人乗り中古車月間販売台数を元に作成。
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