見晴らしが良く運転しやすい車ランキング
ライターおすすめの見晴らしが良く運転しやすい車をランキング形式でご紹介します。
見晴らしが良く運転しやすい車として、軽自動車やコンパクトカー、ミニバンなどだけでなくあえて大型のモデルやSUVもランキングに入れました。ただし大型モデルは、道路環境が狭すぎない、駐車場所に余裕があるという条件付きになります。
5位:ランドローバー ディフェンダー90
本格的な悪路走破性を備える大人気SUVのショートバージョン。

2020年にカタログモデルが発売されたランドローバーの新生ディフェンダーは、3ドアの「90(ナインティ)」、5ドアの「110(ワンテン)」に加えて、ロング版で8人乗りの「130(ワンサーティ)」の受注が2022年6月上旬に開始されています。
街中でよく見かけるようになった5ドアの「110」は、全長4945×全幅1995×全高1970mmという巨体で、最小回転半径は、6.1mもあります。見晴らしの良さは文句なしですが、狭い場所での取り回しや駐車にはかなり制約があります。
3ドアの「90」となると「110」よりも全長は435mmも短くなり、全長4510×全幅1995×全高1975mmになります。全幅は2mに迫るため、狭い道でのすれ違いなどでは気を使うのは確かです。
しかし、ショートホイールベース化により最小回転半径は、5.3mと6.1mの「110」からかなり小さくなります。トヨタC-HRの最小回転半径5.2mよりは少し大きいものの、RAV4の5.5〜5.7mよりもかなり小さくなっています。
3ドアですので後席の乗降性は良好とはいえず、リヤドアを開けて手荷物を後席に置くような使い方はできません。また、クロカン系SUVらしく、フロアはかなり高く、身長171cmの筆者でもオプションの乗降用ステップがないと乗り降りに苦労するほどです。
逆にいえばそれだけ高い位置から周囲を見渡すことができます。
4位:三菱 デリカD:5
ビッグマイナーチェンジで迫力あるフロントマスクに変身。

全長4800×全幅1795×全高1875mmというスリーサイズのデリカD:5は、トヨタ ノア/ヴォクシー、ホンダ ステップワゴン、日産 セレナのミドル級ミニバンよりも少し大きなサイズが与えられています。
悪路走破性の高さを誇る唯一無二のミニバンというキャラクターもあり、最低地上高は185mmと高めです。その分、1列目は、アイポイントとヒップポイントが高く、見晴らしの良さは文句なし。高めからの視界が広がるため、遠くまで見通せます。数台先まで先行車の動きを予測しやすい利点もあります。
狭い場所でのすれ違いや駐車など、慣れるまでは少し気を使う必要があります。ただし、最小回転半径は4WDとしては健闘している5.6mに収まっていて、箱型スタイリングもあってボディ四隅の把握はしやすい方といえるでしょう。
また、リヤドアは両側スライド式ですので、小さな子どもが急にドアを開けて隣のクルマにぶつけてしまうというような懸念は少ないといえるでしょう。リヤドアは小さな子どもでも比較的乗り降りしやすい一方で、1列目は小柄な人だと床面が高い分、乗り降りする際の身体の動きは大きめになります。
3位:スバル フォレスター
本格的な悪路走破性から街中まで、オールラウンドに使えるSUV。

フォレスターは、最低地上高220mmを誇るだけあって比較的着座位置が高く、それでいながらリヤドア下側に足を置けるステップを設けるなど、乗降性やルーフボックスなどの操作、ルーフの洗車まで容易にできる工夫が凝らされています。ロードクリアランスに余裕がある割には、乗降性なども犠牲になっていないのもフォレスターの美点です。
現行型のボディサイズは、全長4640×全幅1815×全高1715mmと、先代よりは大きくなっているものの、メーカーやブランドを問わず、年々新型車が肥大化している中、まだ取り回ししやすいサイズに収まっています。最小回転半径は5.4mで、比較されることも多いトヨタRAV4よりも若干取り回しがしやすくなっています。
また、スバル車共通の美点である視界の良さも印象的です。単に視点や着座位置が高めであるだけでなく、斜め前方の視界を妨げないようにAピラーの配置などを工夫したり、周囲を把握しやすい後方視界を確保したりと、「0次安全」といわれる運転操作のしやすさにも配慮されています。
ほかにも、フロントビューモニターをオプション設定するなど、ドライバーの死角をサポートする機能も設定されています。
2位:スズキ ジムニー / ジムニーシエラ
日本の通行可の公道であればどんな道でも分け入ることができる!?

軽自動車のジムニーは、最小回転半径が4.8m、登録車のシエラも4.9mに収まっています。クロカンモデルらしく高い位置に座らせるフロントシートは、遠くまで把握できる前方視界も十分に確保されています。
一方で、フロントスクリーンは、天地高が短く、外をのぞき込むような閉塞感も抱かせます。かつてのジープ・チェロキー(XJ型)なども直線基調のスクエアなボディに小さめのフロントスクリーンを備えていました。閉塞感とはいってももちろん取り回ししにくいわけではありません。水平基調のインパネやボンネットの先まで見切れるフラットなボンネット形状に加えて、タイヤの位置も把握しやすく、両サイドに岩や木、路肩などが迫る林道などでも周囲を把握しやすくなっています。
サイドウインドウは、ドアミラーからサイドウインドウの半分くらいまで少し下に低くえぐられていて、しかもベルトラインは水平基調なので、モーグルなどの荒れた路面を走る際も水平感覚が掴みやすくなっています。Aピラーの角度も立ち気味で、水平方向のワイドな視界に寄与しています。
なお、見晴らしの良さだけでなく、運転のしやすさでいえば動力性能に余裕のあるシエラで、しかもATに軍配があがります。
1位:日産 セレナ
大きなサイドウインドウにより左右の見晴らしも抜群。

視界、見晴らしの良さを誇るミニバンといえば、ホンダ ステップワゴン、同じくトヨタ ノア/ヴォクシーもランクインします。しかし、冒頭でご紹介したように「視界が良く運転しやすいテーマ」とすると、セレナも含めてミドルサイズ級までのミニバンが多数を占めてしまいそうですので、ここでは現行型の日産 セレナを代表としてランクインさせました。
新型にスイッチしたライバルと比べても前方視界は良好そのもので、大きな三角窓により斜め前方もよく把握できます。さらに、フロントサイドウインドウは、Aピラーの付け根辺りを一番低くしていて、下にえぐられたようなベルトライン(サイドウインドウの下端のライン)を描いています。あまりにもベルトラインが低すぎると、高速走行時にスピード感が高まり過ぎて怖くなることもありますが、セレナの場合はそこまでは至っていません。
さらに、サードシート跳ね上げ時の斜め後方視界にも配慮。低い位置に跳ね上げ(固定)ることで、後方視界を確保しています。
そのほか、同社はいち早く「インテリジェントルームミラー」を採用し、セレナにも設定しています。雨天時や夜間時、荷物を天井まで満載してもリヤカメラにより良好な視界を確保できます。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの記事を展開している。
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