内装に高級感を感じる車ランキング
ライターおすすめの内装に高級感を感じる車をランキング形式でご紹介します。
内装がハイクオリティというと予算が青天井になってしまうため、今回のテーマでは超高級車を除くことにしました。
ドライバーや乗員は、走行中に愛車のエクステリアを眺めることはできません。しかし、インパネなどのインテリアは見て触れる空間になります。
比較的手が届く価格帯で、所有欲を満たしてくれる高級感ある内装を備えたクルマをランキングにしてみました。
5位:ホンダ e
ホンダ初の量産EVは未来感あふれるインパネが目を惹く。

2020年10月にホンダ初の量産EVとして発売されたホンダeは、シティコミューターとして登場しました。
フロントでもリヤでも初めてドアを開けて乗り込むと、眼前に広がる5つのワイドなディスプレイに驚くはず。5つのモニターが水平配置されたクルマは世界初です。中央には、12.3インチのスクリーンが2画面並ぶ「ワイドスクリーン Honda CONNECT ディスプレイ」を配置。インパネ全面がディスプレイといっていい未来感あふれる空間になっています。
さらに、両サイドには、サイドカメラミラーシステム用のモニターが配置されていて、量産車標準装備ではこちらも世界初になります。エクステリアも含めてコンセプトカーそのものといった雰囲気が漂っています。
インパネのディスプレイは、好みに応じて運転席側と助手席側で表示機能を選択したり、左右に表示されるアプリを入れかえたりなど、自在に変更できます。このワイドなスクリーンには、季節に応じた壁紙も表示できます。
さらに、インパネにはリビングテーブルのようなぬくもりを抱かせる自然な風合いのウッド調パネルも備わり、リビングルームのような仕立てになっています。
なお、ホンダeは電費に配慮して全高を抑えていて、床下にバッテリーを積むことから上げ底感のある前後席になっています。ドアの開口部も小さく、乗降性や居住性はそれなりですので、織り込み済みで購入する必要があります。
4位:日産 サクラ
先進性と高級感を追求した最新世代の軽バッテリーEV。

三菱eK クロスEVと共同開発された軽バッテリーEVの日産 サクラ。当然ながら価格帯は似通っていますが、三菱は装備をより充実させ、ガソリンエンジン車と同じようなテイストで気軽に使えるEVであることを掲げています。
一方の日産 サクラは、内外装の質感や先進性に力を入れている印象を受けます。今回のテーマであるインテリアの質感では、軽自動車の域を超えた領域まで踏み出しています。
大画面の9インチナビゲーションと7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイを横に並べたようなインパネは、新世代EVにふさわしい先進性を抱かせます。
インテリアの広範囲に高品質なファブリックを備え、見た目も触感からも上質さを抱かせます。上級仕様の「G」には、カッパー(銅)色のフィニッシャーがインパネ、ドアトリムを囲みハイクオリティであることを感じさせます。
加えて、eK クロスEVと同じようにエアコンパネルにピアノブラック調加飾を配置。サクラには、ステアリングスイッチのベース部分にもピアノブラック調加飾が用意され、ディテールまで質感の高さを抱かせます。
筆者はテストコースで試乗しましたが、エンジンがないだけ当然静粛性も高く、動的質感の高さも享受できます。
3位:トヨタ ハリアー
300万円を切るエントリー仕様を設定するスタイリッシュな都市型SUV。

エクステリアをひと目見ただけでインテリアへの期待を抱かせる現行ハリアー。水平基調のインパネに、馬の鞍をイメージしたというワイドなセンターコンソールを備え、ブラックの加飾を広範囲に使ったエアコンパネル、随所に配されるシルバー調加飾が目を惹きます。
インパネ中央には、12.3インチディスプレイが鎮座し、インパネにはソフトパッドやステッチを配置。厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージし、触り心地にもこだわったというレザー調素材、ウッド調加飾やパイピング加飾を細部にまで配されていて、トヨタらしい隙のない仕立てになっています。
また、ステアリングホイールはもちろん本革巻きで、サテンメッキ加飾が備わるシフトレバーも本革巻きになります。
シート表皮は、ファブリック、本革&合皮のほか、本革シートも用意。滑らかな座り心地も含めて上質なインテリアに包まれているのが伝わってきます。
ガソリンエンジン車であれば、400万円出せば上級仕様が手に入るハリアー。オーナーの所有欲を満たしてくれる1台になるはずです。
2位:マツダ CX-60
ハリアーに十二分に対抗できるスタイリッシュな内外装にも注目。

CX-60は、日本向けではラージ商品群第1弾になります。マツダのヒット作となったCX-5を併売しつつ、CX-5からのステップアップを図るユーザーを取り込むのが狙いです。
BMW X3やメルセデス・ベンツ GLC、アウディ Q5などの欧州製SUVもターゲットにできる新開発のパワートレーン、パワーユニット、そして気品あふれる内外装が魅力です。
CX-60は、エントリーグレード系からプレミアムグレード系まで非常に幅広く、価格帯も同じ車種とは思えないほどワイドになっています。CXエントリーグレード系であっても上質な内装に仕立てているのがポイントです。とくに「タン」内装のセクシーさが印象的で、華やかさでいえば、ライバルのハリアーを超えているかもしれません。先述した輸入SUVと比べてもまったく遜色ない仕上がりといえるでしょう。
インパネは、ワイドで水平基調な設計になっていて、インテリアの中央にワイドなセンターコンソールが「T」字型に配されています。
FRらしい力強さが表現されているほか、インパネには、ステッチに細やかな仕事を感じさせる日本の掛縫いが採用されていて、細部にまできめ細やかな心配りがされています。
1位:トヨタ アルファード / ヴェルファイア
古き良き和のテイストが漂う日本を代表する高級ミニバン。

日本は依然としてミニバン大国です。北米、中国や香港などをのぞき、ファミリーカーとして定番といえる地位を占めている国はあまりないようです。欧州などは、ミニバンは、バンであり、送迎用や商用車というイメージの国や地域が多くなっています。
ガラバゴス化している日本のミニバンにおいて、風格も含めて、販売台数で王者といえる地位を築いているのがトヨタ アルファード / ヴェルファイアです。400万円を切るエントリーグレードですから高級ミニバンでもあるものの、人気は絶大。
木目調をふんだんに使ったインパネは、日本の古き良き応接間のようで、2015年1月生まれという古さも抱かせます。しかし、かつてクラウンが高級車の代名詞であったように、トヨタのみならず、日本車を代表する高級車に育っています。
アルファード最上級の「エグゼクティブラウンジ」を選べば、ビジネスクラス並のゴージャスなセカンドシートが備わります。同じく7人乗りのキャプテンシートであるリラックスキャプテンシートでも十分に快適な座り心地が得られます。
シート地も上級グレードに本革の「プレミアムナッパ」を備えるなど、見て触れる場所はほぼ完璧といえる仕立てになっています。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの記事を展開している。
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