日本じゃデカすぎ!? 北米で爆売れする日本メーカー製3列シートSUV5選
北米市場でかつて人気だったミニバンに代わり、ファミリーカーの主役になりつつある3列シートを備えた大型のクロスオーバーSUV。
トヨタをはじめレクサス、日産、ホンダ、スバル、マツダといった日本の主要メーカーも、3列シートのSUVを市場へ投入しています。
全長5m前後という日本ではオーバーサイズなボディは、3列目まで大人が快適に座れる高い居住性を確保していることがポイント。
“北米ならでは”のパッケージングにも注目が集まっている、日本メーカーが販売する大型SUVを5台解説します。
- Chapter
- 多人数が乗れて、ミニバンよりも格好イイ
- ブランド最大のSUV|レクサス TX
- 歴代で4代目を数えるホンダの旗艦|ホンダ パイロット
- スバル アセント
- ラダーフレームを採用する本格派|日産 アルマーダ
- 北米市場にいち早く投入された老舗|トヨタ セコイア
- 豪華で大きい北米専売SUVに乗ろう
多人数が乗れて、ミニバンよりも格好イイ
1980年代から2000年代初頭にかけて、アメリカではミニバンが空前の大ブームを巻き起こしていました。
しかし2000年代に入ると、ミニバンと同等の広さを持ちながら、格好良くて活動的なイメージを持つ3列シートのクロスオーバーSUVが登場し、ファミリー層の主役はミニバンからSUVへと移行しました。
現在では、北米メーカーにくわえ、日本メーカー、さらに欧州のプレミアムブランドも加わり、戦国時代の様相を呈しています。
そんななかから、日本メーカーが北米で販売する3列シートのクロスオーバーSUVを5台ピックアップして紹介します。
ブランド最大のSUV|レクサス TX
レクサス TXは、2023年にデビューした北米専売モデルです。
ボディサイズは、全長5,160-5,170mm×全幅1,990mm×全高1,780mm、ホイールベース2,950mm。
全長4,950mm×全幅1,980−1,990mm×全高1,925mmに、ホイールベース2,850mmのトヨタ ランドクルーザー300よりも、ひと回り大きい印象になります。
パワートレインは、2.4L 直列4気筒ターボと8速ATを組み合わせるTX350、2.4Lターボ+ハイブリッドに6速ATのTX500h、3.5L V6エンジン+前後モーターのPHEVのCVTを組み合わせるTX500h+の3つで、駆動方式は4WD(ハイブリッド系はDIRECT4 AWD)を基本に、2.4Lターボのみ2WD(FF)を用意します。
室内の乗車定員は、2列目にキャプテンシートを配置する6人乗りと、ベンチシートの7人乗りがあるものの、7人乗りが選べるのは2.4Lターボのみ。
車両価格は、TX350が5万8290ドル〜、プラグインHVを搭載するTX500h+は8万2160ドル〜となっています。
歴代で4代目を数えるホンダの旗艦|ホンダ パイロット
ホンダ パイロットは、2002年に3列シートを備えたSUVとしてデビューしました。
2022年に登場した現行モデルは、歴代で4代目。2025年12月にマイナーチェンジを受けて、内外装が刷新されています。
ボディサイズは、全長5,082mm×全幅1,993mm×全高1,801‐1,828mm、ホイールベース2,890mmというもので、室内は2列目にキャプテンシートを配置した7人乗りと、ベンチシートの8人乗りを用意。
パワートレインは3.5L V6エンジンと10速ATの組み合わせのみ。駆動方式は、2WDと4WDをラインナップします。
グレードはエントリーモデルの「Sport」をボトムに「EX-L」「Trail Sport」「Touring」「Touring Blackout」「Elite」「Black Edition」というラインナップ。
「Trail Sport」は、18インチホイールにオールテレインタイヤ、スキッドプレート、オフロードサスペンション、トレイラーヒッチ、フロントタイヤの外側を映し出すトレイルウォッチカメラ、耐久性に優れたレザーシートというオフロードを意識たパッケージです。
直線を基調としたタフなイメージのエクステリアデザインは、日本でも受け入れられそうなパイロットの車両価格は、「Sport」が4万2395ドル〜、最上位の「Black Edition」は5万5195ドル〜となっています。
スバル アセント
スバル アセントは、2018年にデビューした比較的新しいモデルで、2022年にマイナーチェンジを行いました。
ボディサイズは、全長4,998mm×全幅1,930mm×全高1,818mm、ホイールベース2,890mm。ランドクルーザー300よりも約100mm低い全高によって、スポーティな印象となっています。
パワートレインは、2.4L水平対向4気筒ターボエンジンに、CVTとフルタイムAWDの組み合わせたシンメトリカルAWD。
グレードは、「Premium」「Limited」「Limited Bronze Edition」「Touring」「Onyx Edition Touring」の5つで、乗車定員は2列目にキャプテンシートを装備した7人乗りと、「Premium」「Limited」にはベンチシートの8人乗りが用意されます。
先進安全運転システムのEye Sight(アイサイト)や、悪路や滑りやすい路面で4輪の駆動力やブレーキを電子制御し、スムーズな発進・脱出をサポートするX-MODEを全車標準装備するなど、家族のためのSUVというコンセプト通り、アクティブなファミリーに最適な相棒となるでしょう。
価格は、4万795ドル〜5万1995ドル〜となっています。
ラダーフレームを採用する本格派|日産 アルマーダ
日産 アルマーダは、2004年に北米でデビュー。2024年12月に現行型にあたる3代目がデビューしました。
ボディサイズは、ライバルよりも大きい全長5,324mm×全幅2,116mm×全高1,945mmに、ホイールベース3,076mmというもの。巨大なサイズですので日本、とくに都市部での取り回しは苦労するかもしれません。
パワートレインは、3.5L V6ツインターボと9速ATの組み合わせで、駆動方式は2WD(FR)と4WDが選べます。
ライバルがモノコックを基本とするなか、アルマーダは本格的クロカンモデルの定番でもあるラダーフレームを採用しているので、かつてのサファリが好きな日産ファンとしては気になる存在です。
グレードは下から「SV」「SL」「Platium」「Platinum Reserve」に、アプローチアングルを改善する専用フロントバンパーに、20インチアルミホイール&オールテレーンタイヤ、電子制御サスペンションなどを装備したオフロード仕様の「PRO-4X」、専用エアロに最高出力を343kW(460HP)に引き上げたエンジンを搭載する「NISMO」の6タイプ。
5.3mという全長に3.0mオーバーのホイールベースで、室内は3列目もゆったりした印象。居住性を考えるなら選択肢にくわえても良いかもしれません。
価格は、5万8840ドル〜8万550ドル。「SV」と「NISMO」は7人乗り、それ以外は7人乗りと8人乗りが選べます。
北米市場にいち早く投入された老舗|トヨタ セコイア
トヨタ セコイアは、2000年にデビューしました。現行モデルは、2023年発売の3代目で、ランドクルーザー250/300やタンドラなどと共通のGA-Fプラットフォームを使っています。
北米トヨタのフラッグシップSUVとなるセコイアのボディサイズは、全長5,286mm×全幅2,022mm×全高1,892mmに、ホイールベースは3,099mmを確保。3mオーバーのホイールベースを活かした室内は広大で、3列目の足元もゆったりしています。
パワートレインは、3.4L V6ツインターボ+ハイブリッドのi-FORCE MAXに10速ATの組み合わせ。駆動方式は、2WD(FR)と4WDが選べます。
このセコイアのハイブリッドシステムはパラレル方式で、どちらかといえば燃費よりもパワーのサポートを目的としたものです。
グレードは、ベースグレードの「SR5」をはじめ「Limited」「Platinum」「1974 Edition」「TRD Pro」「Capstone」の6タイプ。なかでも「TRD PRO」は専用エクステリアや、悪路走行にも対応したFOXショックアブソーバー、BBSホイールなどが装備された仕様です。
価格は、6万5025ドル〜8万5435ドルと、今回紹介したなかではもっとも高額です。
ちなみにハイブリッドを搭載した現行型セコイアを、国内で登録するためにはハイブリッドシステムの構造証明が必要で、並行輸入は困難です。
豪華で大きい北米専売SUVに乗ろう
北米で販売される各国産メーカーのフラッグシップSUVは、大きなボディに広い室内というのがスタンダード。装備も北米仕様ならではの豪華さを備えていることが特徴です。
3.0m前後のホイールベース長に、5.0mオーバーの全長は乗る人を選びそうですが、欧州ブランドとははっきり異なる魅力を持っていることも事実。興味がある方は、専門の業者を中心に探してみましょう。


























