MT車(マニュアル車)人気ランキング
人気のMT車(マニュアル車)ランキングとライターおすすめの車をご紹介します。
ソニー損保の「2021 新成人のカーライフ調査」によると、AT限定の免許を取得する新成人の割合は36.8%だそうです。意外に低いくらいに感じますが、実際に乗るクルマはATというケースも多いでしょう。仕事柄、MTが必須という方もいるはずです。
MTを設定している車種も年々減っていますが、3ペダルを駆使し自らシフトチェンジを行うことで得られるダイレクトなドライビングプレジャーがMT車の魅力です。
自動運転やEVなどが注目される中、運転する喜びを忘れたくない人、久しぶりに乗っても扱えるMTモデルをご紹介します。
5位:ホンダ N-ONE
軽ハイトワゴンの実用性に隠れた、S660譲りの6MTの高い完成度。

S660が販売を終えて中古車市場でも超高値安定ということもあり、N-ONEのMT車をランキング唯一の軽自動車としてランクインさせました。
FF車のターボに6MTが設定されるのは軽初。S660と同じようにクロスレシオ化された6MTは、驚くほど高い剛性感を伴って各ゲートにコキコキと小気味よく入っていきます。インパネに配されたシフトレバーは、ドライバーが自然に腕を伸ばした位置にあり、シフトストロークの短さもあって極上といえる操作フィールを堪能できます。
欲をいえばN-WGNに採用されているステアリングのテレスコピックがあれば……と感じさせるくらいでしょうか。慣れればクラッチのつながりも明確で分かりやすく、しかもクラッチの操作時に急操作時にエンジントルクの急激な伝達を防ぐ「ピークトルクリミッター」が備わっていて、MTの保護と扱いやすさを両立。
また、ターボとMTの組み合わせにより首都高くらいであれば流れを容易にリードできます。持ち味の軽快なフットワークに加えて、現行型は想像以上に乗り心地も良好です。
そのほか、ハイトワゴンならではの居住性や積載性も備えていて、実用性を担保しながら走りも楽しみたい層に、最適な軽といえそうです。
4位:スズキ スイフトスポーツ
圧倒的なコストパフォーマンスで、正統派スポーツハッチの真髄を楽しめる。

ランキング4位はスイスポの愛称で親しまれているスズキのスイフトスポーツにしました。
最も出来が良いのが、今回のお題である6MTのトランスミッション。国産車としては重めのクラッチを踏み込み、理想的な短めのシフトストロークを堪能すると、必要もなくシフトチェンジを繰り返したくなります。各ゲートに吸い込まれるように入るため、シフトミスを誘発するような設計ではありません。クラッチミートも分かりやすく、MTの楽しさが凝縮されています。
1,371ccの直列4気筒直噴ターボは、低速域で若干のターボラグを抱かせるものの、230Nmという最大トルクは1tを切る車両重量にはまさに不足なしで、ぐいぐいと加速していきます。140psの最高出力は、高速域ではもう少しパンチ力が欲しくなるシーンもありますが、190万円以下〜という価格設定は非常にリーズナブル(適正価格)を超えて、バーゲンプライスともいえそうです。
乗り心地は少し硬めではあるものの、実用車としてもギリギリ許容範囲という方も多いのではないでしょうか。MT車は、衝突被害軽減ブレーキも車線逸脱抑制機能も未設定ですが、アダプティブクルーズコントロールも備わりますし、何よりCVTでは味わえない極上のシフトフィールが供されます。
3位:トヨタ 86 / スバル BRZ
よりリアルスポーツカーに近づいた2代目は、初代からの排気量増大は想像以上の恩恵をもたらす。

個人的には、もう少し乗り心地が良く、静粛性が高ければ、より満足度が高まりそう、と感じさせたのが2代目トヨタ86 / スバル BRZです。
とはいえ、開発陣は快適性よりもスポーツカーとしての資質を磨き上げたのでしょう。クラッチは軽めだった初代よりも少し重くなり、しかもクラッチミートがより分かりやすくなっているのが朗報です。シフトストロークも短く、操作フィールはまさにスポーツカーそのもの。
初代の2.0Lから2.4Lに拡大された排気量の恩恵は絶大で、中・低速域の分厚いトルク感だけでなく、高速域でのパンチ力まで確かな増強ぶりが伝わってきます。箱根の山中では3速、4速を中心にシフト操作をサボっても余裕で走破してくれます。
また、低い位置にしかも中央寄りに座らせるシートポジションにもあって、街中を流しているだけでもスポーツカーらしい雰囲気が味わえます。ビギナーには少々「速すぎる」感もありますが、スポーツカーの入門編としては十分過ぎる実力の持ち主。アダプティブクルーズコントロールではなく、通常の速度固定式クルコンですが、久しぶりのMTという方や坂道発進が苦手な人でも安心のヒルスタートアシストコントール(オン/オフ可能)も付いています。
2位:GRヤリス
トルク感、パワーは上位モデルに負けない。6速MTは賢い「iMT」を搭載する。

ベース車のトヨタ ヤリスは、軽めのパワーステアリング、なめるようにスムーズな乗り心地など、誰でも簡単に扱える感に満ちています。
逆にいえば物足りなさを覚える人もいるはず。同じ車名ながらもブランドが違うと、一転して「GR」のスポーツ走行への本気度がうかがえるのが、GRヤリスです。6MTは1618ccの直列3気筒ターボを積む「RZ」、「RZ“High Performance”」に搭載されています。
価格が発表された際は、「3気筒なのに400万円」と揶揄されたこともありましたが、乗って見るとその価値はお値段以上かも。筆者は、「RZ“High Performance”」と上のクラス(Cセグメント)のスポーツモデルと箱根で乗り比べる機会がありましたが、上位モデルと比べても楽しさ、体感的な速さは抜きん出ているように感じられました。
低中速域から扱いやすいエンジンは、3気筒とは思えないほどトルク感があり、レスポンスも良好。「iMT」は、スイッチオンでシフトダウン時に自動的にブリッピングしてくれます。久しぶりにMTに乗る人にも優しい装備で、不要であればスイッチをオフにすればいい話。
ただし、「RZ“High Performance”」はかなり足が硬く引き締まっていて、織り込み済みで指名する必要があります。ラリーで勝つために本気で作られたGRヤリス。そのエッセンスが十分に感じられる1台です。
1位:マツダ ロードスター
ATも悪くはないが絶対MTで乗りたい、世界に誇るライトウェイトスポーツ。

2021年12月に商品改良を受けたマツダ ロードスターをランキング1位としました。
理由はほかの国産、輸入車を含めて圧倒的に楽しいから。ソフトトップ仕様もリトラクタブルハードトップのRFも根底に流れるのは、とことん楽しいことです。AT車でも十分に「ファン・トゥ・ドライブ」といえますが、やはり濃厚に楽しさを味わえるのは6MTモデルです。
最新型には「キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)」が搭載され、高速コーナリング時の姿勢をわずかなブレーキ制御で安定させてくれます。正直、「KPC」のアリ、ナシで驚くほどの差はありませんが、何度も乗り比べると同じ速度でコーナーに進入しても安心感が高く、より運転しやすく感じられます。
6速MTの仕上がりは、デミオ(MT)に乗っている筆者からしても理想的といえるもので嫉妬しまくり。シフトレバーやワイヤーの剛性感が高く、もちろん手首の操作だけで気持ちよくコクッとシフトチェンジが決まります。しかも高速まで気持ちよく吹け上がる1.5Lエンジンは、確かに驚くほどパワフルではないですが、ハンドリングとのバランスがよくまさにちょうど良い案配に思えます。
今買うなら個人的には、特別仕様車の「990S」。他グレードもいろいろ乗り比べると乗り心地もベストに思えました。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ
自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの記事を展開している。
MT(マニュアル)中古車月間販売台数ランキング
更新日
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- ー万円
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- 56万円〜153万円
- 中古車価格
- ー万円
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- 83万円〜240万円
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- 105万円〜200万円
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- 62万円〜153万円
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- 61万円〜169万円
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- 186万円〜375万円
- 中古車価格
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- 88万円〜182万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 199万円〜497万円
- 中古車価格
- ー万円
- 新車価格
- 206万円〜416万円
※「車選びドットコム」MT中古車月間販売台数を元に作成。
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