車の売却でトラブルを回避するための注意すべきポイント
「車の売買はトラブルがよくある」なんて噂を聞いて不安になっている方はいませんか?車買取は多くの方が利用しているサービスです。他の買取と比べトラブルが発生しやすい訳ではありません。
ただ、どんな買取もそうですが明確な価格表があってそれをベースに金額を決めているわけではなく、あくまで査定金額、買取金額を決めるのは「相場」であるという点、普通のサービスとは違い、お客様が売主で買取り店側が買手であるという点は、やや特殊であるといってもいいかもしれません。
車買取をうまく利用できれば好条件での売却も夢ではありません。
この記事ではそのチャンスをみすみす逃さないためにも注意しておくべきポイントをいくつかご紹介いたします。
契約してから買い替えがなくなった!売買契約の解除ってできるの?
査定後、買取金額も決定。契約を済ませた後に 「やっぱりキャンセルする」というのはできないのでしょうか?
- ・予定していたクルマの買い替えが無くなった
- ・急に必要になってしまった
- ・転勤の話が無くなって売る必要が無くなった
などいろいろな事情でキャンセルしなければいけなくなる可能性が考えられます。
答えは「まったくできないことはない」です。
車買取は、クルマの価値に焦点を当てて、そのクルマがどれぐらいの価値を持つかで取引されているビジネスです。そのため、買取り車両をいかに速やかに現金化するかが一番重要になってきます。下取よりも高い買取金額を提示できるのは、そこから先の転売計画が練られているからなんです。
だから「やっぱりやめた!」と気まぐれでキャンセルしてしまうと非常に困るわけです。
- 契約からの日数
- 一度入庫・書類を引き渡してからの日数
- クルマの所在地(店舗・陸送中・オークション会場など)
で、状況によっては「キャンセル料」を設定するなど具体的なキャンセルに関する情報を明示している買取店が最近は多いようです。
- 詳しくはこちらもチェック:
- 車の売却後に契約のキャンセルはできる?クーリングオフの適用はない?
- 車一括査定の査定依頼後のキャンセル方法まとめ
キャンセルできない場合もある!
また、売主がお客様になる買取の取引では、一般的なクーリングオフが適用されないため、キャンセルはすべて有料という会社もあるようです。ここは正直、会社ごとにルールが異なりますので、各査定スタッフに聞く、ホームページを確認するなど事前に調べておいたほうが良いでしょう。
どんな状況でもすでに次の買い手が決まってしまっている場合はキャンセルできません。
口コミサイトなどを見ると、
キャンセルを相談したら"もう売り先が決まってしまいキャンセルできません"といわれキャンセルできないというのは真っ赤な嘘で、完全に営業視点でキャンセルしたくないため!
などと書いてあるものも目にします。確かに営業視点のキャンセルを避ける話法なのかもあるかもしれません。しかし、引き渡したその日に買い手が付く。これはまったく珍しいことではないのです。それがいいクルマであればいいクルマであるほどすぐに買い手が付きます。
もっと言えば、これくらいの勢いで買い手を探せるからこそ、「高価買取」をうたって、ビジネス展開ができるのです。
こういった「後ろ向き」な案内の明確さも、買取店の姿勢を計れる良いポイントになるのではないでしょうか。
査定額のトラブル、回避するためにはどうしたらいい?
査定額のトラブルで一番多いのは..."説明"不足!
「査定額」と一言でいってしまうと単純に聞こえますが...その中には様々な費用が含まれています。
基本的には、車をチェックして取引相場などと照らし合わせ導き出す金額です。
これに、車に付随する費用、税金なども含めてさまざまな費用が加わってきます。
そうしたもろもろの費用が、どういう風に振り分けられているのか最終的には説明がなされるべきですが、これがしっかりとなされない場合、やはり不明瞭だと感じるかもしれません。
おそらく査定額のトラブルで一番多いのがこの説明不足、ということではないでしょうか。
- 消費税は?
- 自動車税の未経過相当額は?
- リサイクル料金は?
- 結局いくら手元に残るの?
それをはっきりと確認しておくことをおススメします。
また、言った言わないの話は後でもめることになるため注意が必要です。
売買契約以前でも注意!必ず「いつまでに○○」の期限を聞くこと!
このほかの金額に関して比較的トラブルになりやすいのが、 売買契約以前の「『何月何日までに引き渡していただければ』◯◯円で買います」というお話です。
気づいたらその期日が過ぎていて「話が違う!!」となってしまうことは多々あります。
そもそも車の買取価格は相場の変動に大きく影響を受けるため、高額買取金額を長い時間保持しておくのは難しいのです。
ここで重要なのは「いつまでに契約」「いつまでに連絡」「いつまでに入庫」などしっかりと"期限"を忘れずに聞いておくことです。
刻一刻と相場価格は変わってしまいます。
期限無しの金額だけというのはよほど特殊な車か、いつ持っていっても大丈夫な、つまり、さほど売るには魅力の無い金額しか出てない車でも無ければありえないと思っていただいたほうがよいでしょう。
「契約後に査定額を減額される」というトラブルも
正式に契約をし、車を引き渡したあとに査定額を減額されるというトラブルも発生しています。
ただし、減額には基本的に応じる必要はありません。査定時には専門知識を持つスタッフによる査定が行われ、売り手と合意のもとで買取価格を決め契約に至るはずです。その時点での内容で双方が納得しているはずなので、契約後に不具合や傷が見つかったとしても、買取業者側の不手際ですので、応じる必要はありません。
ただし、査定時に修復歴や事故歴を正しく申告しなかった場合にはその限りではありません。「契約不適合責任(旧瑕疵担保責任)」を問われ、損害賠償の対象になってしまう場合があります。
減額トラブルにあっても責任を問われないためにも、必ず査定時に正しい申告をしましょう。
まとめ
- 契約後のキャンセルは可能な場合もあり!
- 次の買い手が決まっていたらキャンセル不可なので注意!
- 査定額は内訳をしっかり聞く
- その金額の有効期限を聞く
是非、覚えて置いていただきたいと思います。
車買取に関する予備知識があれば、「ちょっとした意思疎通の行き違いでせっかくのご縁が勿体無い形になってしまった」といったことも事前に回避することができます。
少し注意するだけでトラブルを回避できるのでしたらこんなにいいことはありませんよね。 車との出会いも一種のご縁です。お別れも大切にしたいものです。
まずは愛車の値段を調べてみよう
愛車を少しでも高く売りたいとお考えの方は、一括査定サイトで愛車の価格を調べるのがおすすめです。
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愛車の本来の価値を知るためにも、まずは値段を調べてみましょう!
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